天守閣
それは、徳川幕府が世を治めたランドマーク。
家紋
陸奥の国、会津 鶴ヶ城で歴代城主となった大名の家紋です。
最後は、松平容保様が九代目城主となります。
芦名氏は、『三浦三つ引き』。
伊達氏は、『竹に雀』…家紋が多い伊達氏、永き伝統の証。(複数あり)
蒲生氏は、『左三つ巴』…もしくは蒲生対い鶴。
上杉家は、『竹輪に飛び雀』。
加藤氏は、『下がり藤?』加藤清正の末裔。
保科氏は、『角九曜星』…家紋では星は★ではなく●で表します。
松平氏は、『会津三つ葵』…徳川と同じ家紋を憚った松平家は、河骨(こうほね)と呼ぶ別の葵に似た植物柄を用いたそうです。
武者走り
鶴ヶ城の特徴のひとつとなる石段の構造。(迅速な移動経路)
大手門となる太鼓門の渡り櫓や、帯郭の石垣の上への昇り降りが簡単にできるよう、左右V字型に分かれた石段です。
これは占有面積も少なく作られて、当時の工夫の跡が窺えます。
風渡る五月、清々しい空にお城が映えますね。
鉄砲を持ち、武士に扮した… 会津のラスト・サムライ達。
鶴ヶ城稲荷神社
神社は、旧表門前にあります。
至徳元年(1384)に、葦名直盛が建てた東黒川館の築城に際して勧請しました。
寛文6年(1666)、保科正之は、これを三の丸から本丸に移築したのです。
明治となって、鶴ヶ城を取り壊しが始まり、城内の稲荷神社は御神体の合祀安置となりました。
それ以後は、鶴ヶ城稲荷神社と呼ばれ…鶴ヶ城内の帯郭に再建されました。
鳥居は、明神系になる台輪鳥居ですね。
(鉄門のある…城の西側には、笠間稲荷神社もあります。)
狐さん
稲荷神社といえば、神の眷属である『狐』。
元来、正しくは白狐を意味するものですが、祭神の御饌津(みけつ)神を三狐神と書き間違えたことに由来するそうです。
仏教の荼枳尼天(だきにてん)が乗る、白狐が起源とする説もあります。
(眷属といえば、狐、猿、狼、牛…^^)
お稲荷さんの狐も狛犬同様に、同じものはなさそうですね。
子狐?さん。 カワイイですね。 (大切にされています。)
どれだけ… ここで沢山の人たちが祈っていったのでしょうか。
神職の方に祝詞を奏上していただければ。 ご祈祷してみたいものですね。
それは伝説からの帰還…
芦名直盛が勧請先の田中稲荷神社に祈ったところ、霊夢がありまして。
降り積もった雪に…狐の足跡があり、それを…しるべにして築城の縄張りにしたそうな。
天下の名城も霊夢、予知夢(ガリレオ~みたいなタイトル)からとは不思議な伝説。