『人生…いたるところに国防会議あり?』
浜松広報館は、空自通?からお子様まで幅広く愛されています。
何気に~来館している見学者の皆さんの熱論が聞こえてくるのですが。
凄いっお詳しすぎる、その理解力、見識、航空界~自衛隊問題についてなど!
みなさん、マニアを通り越してます。只者じゃない~空を愛する人ばかり。
(もしや退役パイロット?ですか。)
これは多機能の資料表示画面です。 詳しく教えてくれますよ。
JASDF航空自衛隊の活動が解るパネルや模型、資料の充実度に満足。
展示資料館2階には、多くの航空機模型(自衛隊機)が飾られています。
同一縮尺なので、サイズの差が一目瞭然。 凄く精巧な一品ばかり。
(教材整備隊の活躍なのでしょうね…教材の制作、複製、印刷・写真製図など多岐に渡る。)
日本版のエアフォースワン?政府専用機(総理府の予算で購入されます)。
航空自衛隊が当該機の運用を委託される形で使用を開始しました。
(ボーイング747型機ジャンボです。)
こうして防衛省としての管理を受けている航空自衛隊機なのです。
乗組員は航空整備士、日本航空で訓練された特別空中輸送員(客室乗務員)
彼等は通称『特輸隊』、つまり『航空自衛隊特別航空輸送隊第701飛行隊』なのです。
もちろん『特輸隊』と呼称される組織に所属するのは航空自衛官です。
米国のエアフォースワンと違い、日本は稼動時間はとても少ないのが特徴。
(アメリカ大統領は、良識範囲内なら世界中を公私関係なく飛べるのですね。)
新たな防空体制の主役
また浜松基地といえば、巨大なレドームが目印となる E-767型機。
『早期警戒管制機 AWACS』その任務は警戒監視・情報収集・指揮管制。
2000年から配備されています。
さすがに、救難機達と比較すると大きいですね。
(民間の国内便でも多く発着している航空機で、同型機に搭乗した人は沢山いるはず。)
ロート・ドームを背負った早期警戒機には、三沢基地のE-2Cもありますね。
(E-2Cは、767より小型でターボプロップ・ジェットで飛行するプロペラ機)
そして2009年発足、航空自衛隊初の空中給油部隊がいるのは小牧基地です。
画期的な存在である、空のタンカー(戦闘機などのロングレンジを可能にしました。)
第404飛行隊
同じく機体はボーイング767をベースに制作された新型機。
『航空自衛隊航空支援集団第1輸送航空隊』となる空中給油~輸送機部隊です。
愛知県の小牧基地に所属、KC-767J空中給油・輸送機は4機運用されています。
(日米ともに、767型機は多数配備されています。)
実物の離陸シーンを見たいですね。
これが航空自衛隊の火力だ!。
各種ミサイルですが、平和を守るための…勇気ある主張なのです。
決して殺戮のためなどではありません。
最小限の守りのために備えています。
展示室フロアには…
『対空機関砲 VADS』 Valcan Air Defense System.
対空機関砲というのは、基地防空の最終段階を担当します。
低空で侵入してきた航空機の捕捉と迎撃を主任務とする兵器です。
簡易な半自動独立火器システム『対空機関砲VADS』は、20mmバルカン砲を高速発射します。
リードコンピューティングサイト及び測距レーダーが組み合わされ、見越し角を自動算定する機能を備えて命中率が向上し、対応時間の短縮や射手の負担を軽減しています。
(F-4ファントム戦闘機が退役し、搭載されていたバルカン砲を地上兵器に転用したとか…?。
その試作品の内、2台が浜松基地で制作された試作品のひとつ )
『ラインメタル対空20mm 2連砲』
この対空機関砲は、ドイツ・ラインメタル社製。
1970年代にM-55の後継機を選定するため数台が導入、千歳基地で運用試験を実施。
浜松広報館には、用途廃止品の1基が展示されているのです。
毎分1000発の弾丸を発射します。(要因は3~4名)射程距離2キロ
赤外線カメラや測距レーダーが組み込まれず、有視界戦闘で狙ったそうです。
超高速で低空侵入する攻撃機を撃退するには能力不足になりました。
(本土侵攻…できれば、そんな有事が発生しないことを祈りますが。)
パイロットスーツなど戦闘機搭乗員の装備品、ベイルアウト用の脱出シートもあり。
エマージェンシー救命具や非常用の装備も本格派。
広大な海での生命線です。
『地上武器と地上機器』 迎撃兵装、レーダー、気象観測などの模型。
北朝鮮からの弾道弾威嚇発射騒ぎで、都内にまで展開されたパトリオット・ミサイル部隊。
精密な模型でミサイル一式の内容を説明する展示物です。
(ちなみに自衛隊の呼び方は、ペトリオット?なのです。)
『全天周シアター』 があります。
迫力満点のドーム型大スクリーンいっぱいに映し出された航空機の映像。
自衛隊機の飛翔する『貴女が憧れた…空の世界』へとエスコートします。
予約無し、先着120名。
ここは、二階からの景色(階段からです。)どの建物にも汚れがありません。
すべて大切にされている管理の充実。 見習いたいですね。
展示格納庫の滑走路側。
滑走路の彼方に見える浜松基地の主要な管制塔や兵舎など。
実際には許可されませんが、映画『TOP GUN』で、トム・クルーズが
カワサキ-900NINJA”でミラマー基地の滑走路を疾走するシーンを思い出します。
それにしても基地とは小さな街のようですね。
さあ、離陸の準備は出来ましたか?
翼は…貴女の背中にもあるのですよ。
滑走路は、果てしない青空へと…つづく