私が コレクションにしています複製品(レプリカ)です。
ハート型土偶 不思議な表情をしているでしょう。
どのような祭祀や呪術に用いられたかは謎です。
(本物は国立博物館所蔵)
群馬県吾妻郡吾妻町郷原から出土した土偶です。
これは縄文時代後期といわれる土偶。
その高さは約30,5センチ。
発掘は1941年(まだ第二次大戦中)、群馬県吾妻郡東吾妻町の大字郷原で行った国鉄の工事で調査中に出現。(いまは郷原古墳)
戦後に一般に存在が公開されて、特異な姿カタチが話題をさらいました。
この土偶も女性をデザインした像だと言われています。
乳房や妊娠線…産道らしきものまで描かれたボディー。
ハート型に見える顔の輪郭や鼻がユーモラス、私は造形に髪の生え際を表したと思います。
デフォルメされた土偶ですから、誇張された印象には秘めた魅力が…。
(国から重要文化財に指定されたのは1965年のこと。)
みみずく土偶 (鳥のみみずくに似ていると評されます。)
発掘されたのは、埼玉県さいたま市岩槻区真福寺
縄文時代、後期後半から晩期前半(前2000~前1000年頃)に制作されたと推定されます。
東北の遮光器式土偶に対して、関東地方(しかも埼玉、千葉、茨城県など)周辺部に多い土偶。
シャーマニズムの極み、土から造られた偶像を手に…何を願い祈ったのか?。
人体の正常な外観とは違う土偶。
これは…つまり巫女(シャーマン)の系列や流派?があり、主流の者達が広めたシルエットではないかと考えています。
このデザインは、髪形や櫛の形状ではないでしょうか?。
縄文時代には、耳朶に付ける大型の耳飾りがあるのですが、その形かもしれません。
アフリカやニューギニアで見られる装身具は、古代の日本でも見られましたのです。
また縄文土偶は、共通して朱色に塗られた形跡もあります。
(やはり魔よけの彩色でしょうか。)
腰の鋸歯パターン、脚部の縄文が刻まれています。
短い腕、扁平な身体の意匠は…土偶の共通項にも感じますが。
日本固有の土着の風俗や原始文化、異様なまでのい表現センスの本流をたどれるはず。
エーリッヒ・フォン・デニケン氏なら…宇宙人?だと表現しそうな縄文土偶。
某アニメのスコープ・ドッグにも見える顔(三眼?)
時代の彼方に消えた…不可解な造形達。
以下は、前回に少し戻ります。
さて、和歌山県の粉河寺といえば西国第三番札所です。
秀吉の焼き討ちで灰塵と帰したこともありましたが、江戸時代に紀州徳川の寵愛により隆盛。
この『野荒しの虎』は、八代将軍の吉宗より寄進された…左甚五郎の作。
両目には、暴れ出ぬように封印の五寸釘が打たれています。
(発注は、吉宗が将軍となる以前でした…)
『波に兎』 鳥取県船岡町にある西橋寺、本堂向拝に飾られた…左甚五郎の作。
兎といえば、二台将軍の秀忠の干支と同じですね。
(これも夜な夜な抜け出す~悪ウサギさん)
兎に角… (笑)
とにかく、日本という国は…不可解な造形の生まれるところ。
歴史に掻き消された幾多の秘密は研究しがいがありますね。
『お』… 似てる人いますけど。
造形と言えば…これなんか最高(笑)。
通じるところが?ありそうな。
美味しい

