六甲山…いまも伝説は蘇るのか。
神戸の中心街から山頂までは、混んでも概ね1時間以内で移動できる峠区間。
ヒルクライム・コースには…何箇所か美しい夜景を望めるのです。
西日本では有数の走りスポットが『六甲山』。
疾走りに来る人々も実に多様で、クルマも新旧のタイプが攻めています。
もちろん…大半は観光や景観を楽しみに昇ってきた人…。
新型の高性能ディーゼル・エンジンのトルクフルな走りを楽しむにも最高。
コースとしては、主に4箇所が挙げられるでしょうか?。
芦有(ろゆう)ドライブウェイ
『有馬温泉』と『芦屋』~間を繋ぐ有料道路があります。
芦屋方面と有馬方面…芦屋方面は民家などが多く建っている区間なので
攻める人は昔から有馬方面(北側)を選び、高速コーナーやストレートを堪能。
『有馬の二神と三羽烏』
神代の昔、大己貴命(おおなむちのみこと)、少彦名命(すくなひこなのみこと)の二神が…有馬の地に降臨されました。
そこで、三羽の傷ついた烏が湧き水で…水浴びをしておりました。
幾日かして、烏の傷は癒えて飛びたて…、不思議に思った神が調べると…
この湧き水は非常に効能ある温泉だと判りました。
これこそが万病に効くという有馬温泉が広く世に知られた始まりなのです。
…一方では、地獄谷の伝説もあり。
そこには有毒な水が沸き出でて、それを飲んだ鳥も~虫も死んでしまった。
(恐らく有毒なガス状物質が噴出する…)そんな恐ろしい逸話もあります。
いまでは…石碑だけが残っているのだと。自然界の教えですね。
宝殿(ほうでん)インターチェンジ
『宝殿 IC』 から東にある小笠峠を結ぶステージは、ターマックらしいコース。
いまも荒れた路面状態のままなら、ハイスピード系の固めセッティングよりも
柔らかい(しなやかな)足回りのセッティングが有効ですが…。
現在は市販車の高剛性ボディのスタビリィティーを生かして十分だと思います。
インプレッサやランエボ主体かも…新型BRZなど最適なサイズ。
もちろん~FF車にもトラクションが抜けそうなコーナーに驚かされることも?。
(普通の速度域でも十分に楽しめる懐の深さがある…峠)
『金鶏の伝説』
あるところに金の鶏が埋まっておりまして、その村が危機に陥ったとき…
掘り出してもよいとする話。
これが金鶏(きんけい)伝説であり、全国各地に伝わっています。
伝説は日本のみではなく、中国や西洋にも広く分布している東西の文化伝播の資料とも…。
六甲山頂付近にあります『石の宝殿』(ほうでん)は、金鶏埋蔵伝説と神功皇后伝説が結びついたもの。
そこは…かつて神功皇后が朝鮮半島より持ち帰った神の秘石を納めた場所で
祠の傍にある三ツ葉ウツギの根元には金鶏が埋まっていると伝わる。
裏六甲(うらろっこう)ドライブウェイ
『表六甲ドライブウェイ』から灘区の『六甲山トンネル』を経由した先…。
左側の摩耶山~右側の六甲山、六甲有馬ロープウェイのケーブルを見渡す。
県道の明石神戸宝塚線から続くダウンヒルコース。
勾配によりパワー差は否めないが~幅員は広く、舗装状態も良好です。
カテゴリー不問ですが難易度から言えば高性能車が存分に発揮できるステージ。
『摩耶山の天狗』
出没する天狗を、摩耶山の高僧がこの場所に封じたという伝説があります。
旧天上寺の跡地…摩耶山史跡公園の『奥之院』の近くにあるのですが。
裏手から眺めれば…ひっそりと、摩耶山(標高698,6m)がそびえます。
かつては料金所が設置され通行料100円(深夜は無料)神戸市管轄。
現在は完全無料化されています。
しかし…ローリング族対策の為、乗用車(土曜・日曜・休日の零時~5時)と
二輪車は(土曜・日曜・休日の終日)限定した通行禁止。
※ 大型・中型貨物・普通貨物・タクシーを除いています。
六甲山の峠も…コーナーごとの通し番号が付いています(神戸市道路公社)。
勾配を攻略するには総合力が必要ですが、特にブレーキの強化が有効です。
高速でも~峠道でも関西のほうが熱血の人が多いですよね。
再度(ふたたび)ドライブウェイ
ポートアイランドから近い、再度のツイスティーな峠道。
再度山ドライブウェイ南側コース。
大竜寺から~諏訪山公園~ビーナスブリッジを走り…厳しいコーナー脇に
コンクリートウォールも敷設されています。
テクニカルな難コースで、身軽な車輌が能力を発揮しやすいですが…。
(東側に、阪神高速7号北神戸線の合流付近へ延びる新神戸トンネルも…)
いずれも攻めている人々はマナー、力量ともに優れていますが…
無理をしないでコースを楽しみましょう。
『大龍寺と大蛇の伝説』
和気清麻呂が再度山を訪れた際、清麻呂の命を狙った僧である道鏡の刺客を、忽然と現れた一匹の大蛇が退けた伝説。
清麻呂は、この地に伽藍(がらん)を建てると大龍寺と名付けました。
大蛇の現れた場所は…現在も『蛇ケ谷』と呼ばれているそうです。
また、弘法大師が唐に渡航した際、嵐から船を守った大蛇が、大師が帰国して登山した際に再度谷に現れたという伝説が残っています。
(私もブランクが長いので、この方面が現在も?同じような状態かは解りませんが…)
SKYACTIV テクノロジー の旨みを堪能できそうな関西の名所。
燃費や低公害技術を昇華させた新時代スポーツが出揃い期待大!!
神戸エリア、六甲山を楽しんだら川崎重工を訪ねるも良し…
では、阪神高速神戸線京橋ICから湾岸線経由で約45分で移動せよ!。
阪神高速湾岸線~大阪港線 天保山出口から『ハーバービレッジ』。
『海遊館』で~海底世界を満喫しましょう。
その隣に…地上高、世界最大級の『大観覧車』は高さ112,5m。
(料金は、大人 700円)
1997年7月12日に誕生。 快晴なら~東は生駒山系、西は明石海峡大橋
南の関西国際空港、そして北は六甲山系を一望する~約15分間。
大阪にもウォーターフロントがあり、舞洲~夢洲~咲洲 の人工島で形成されます。
『WTCコスモタワー』(咲洲にあります。)は、国際貿易センターでしたが…
現在は大阪府に譲渡されて 『大阪府咲洲庁舎となりました。』
エレベーターで、1階から52階まで上昇し、53階から全長42mのエスカレーターで展望台へ。
そこは地上252m、360度全面ガラス張りの壮大な景観が広がるパノラマ。
(年中無休で、500円)
最大高さ 256mは、国内第3位を誇る超高層建築です。
(横浜ランドマークタワー → りんくうゲートタワービル → コスモタワーの順)
ちょっと昔になりました… また行きたいですね。(旧いチケットはコレ)
関空からも…しばらく遠ざかっているし(関西エリアは遠征の価値あり)。
オジサン観光客ですね
美しい景色を眺めましょう。