『ペット感染症』の知識
正式には『ペット感染症』と呼ぶ症状は『人獣共通感染症』なのです。
暮らしの中で、動物と人間がともに罹患する病気のことです。
いまや飼い主は空調のきいた室内での飼育が主流となりました。
飼っている人間と猫が同じ室内で暮らすのが日常になり、ペットと一緒に寝ころんだり~より濃厚な接し方をすることがますます増えてきました。
そうすると必然的に飼い主さん自身がペット感染症に罹患するケースも否めません。
大切な犬や猫と楽しく暮らし、生活を安全にするためには、動物の生態や『ペット感染症』について正しく知識を学び、日頃の発病を防ぐため、ペットも自分も守る暮らし方を再点検してみましょう。
いつだって可愛い猫ちゃん。 つぶらな瞳で見つめてくれます。
にもかかわらず…猫からの感染症として恐れられる原因は、妊産婦に最初の感染があった場合、流産してしまったり、新生児の水頭症などを発症させたと報告があるからです。
感染の有無は、猫も人間にも抗体検査をすれば調べられます。
その結果、陽性であるならば感染済みで、体内には免疫ができていて、妊娠後に胎児に感染する心配はないでしょう。
現在まで、貴女も猫にも未感染ならば、猫に予防薬を飲ませてあげましょう。
これからは猫に触れたり遊んであげたら~石鹸(液体がいいでしょう)により手指を綺麗に洗うことを習慣づけましょう。
それが貴女と猫の楽しい毎日を続ける最良の道になります。
もちろん誰もが励行しておられますからね。
それから、お部屋の猫トイレを掃除する時は、必ずゴム手袋をしましょう(使い捨ての箱入もありますから)。
熱湯殺菌、最近では哺乳瓶の殺菌洗剤などもありますが?。私は…よく知りません。どなたか教えてくださいね。
ほかにも有効な洗剤があるでしょうね?。
処理は使い捨て手袋で、排泄物を直接~素手で触ってしまう危険性を下げられます。
しっかりと手洗いを励行している貴女のことですから心配ありませんけど。
とても可愛い仲間、猫や犬と一緒に生活していると暮らしていると見知らぬ病気に罹患して悩まされることもあるということを認知していれば、病気の早期発見から治療まで、スムーズにできるかもしれません。
でも心配なのは目に見えない細菌やウイルス!の魔の手。
なにごとも~節度ある接し方でなければなりません?。
飼い主が専門家であることは希ですので、解っているつもりであっても危険は避けられません。
ペットに罪はないのです
これらの感染症を引き起こしている病原体は、細菌などから~ウイルスやリケッチァなど極小の微生物。
ペットに寄生すると病気をもたらす細菌や原虫などさまざまな種類のものがあります。
日本においては、罹患後に発症する危険性のあるという約50種のうちで、犬や猫など~身近な小動物から人体に感染する心配があるものは約30種くらい。
ペット感染症に罹患しても、感染者には~身近にいる動物からの感染を疑うこともなく、自覚症状も別の疾患や疲労などと考えがち。
もしも病院で診察しても、担当の医師が『ペット感染症』に詳しくなければ~関連づけないので全く気づかないこともあります。
(普通は、それ以外の患者さんばかりですから?)
そこで差し支えなければ、ご自宅でペットを飼っていることもお話ししてください(役立つかもしれません)。
とは言っても、通常…可愛いペットのせいとは露ほども思いたくない優しい貴女。
そこで、普段から犬や猫と接する機会のある人は、ペット感染症に関する知識を正しくもって、暮らしのなかで…どうも?体に不調がありそうなときは『あるいは?これも…』もしかしたら~と思ったら、ペットのことも貴女の担当医にお話してくださいね。
なにごとも適切な検査や治療あってこ、可愛いペットとの健康な生活が保たれるのですから。
そして深い愛情あればこそ、天使のように可愛いペットに~口移しで食べ物を与えたくなる皆さんもいらっしゃるでしょう。
また本来は~マットや一緒にベッドで寝たりすることは、出来るだけ避けるべきなのです。
これは屋内で飼う皆さんは習慣上やめられないことでしょうが…。
(恵まれた抵抗力のある方は心配など皆無?というところでしょうか。)
本来は、相当に厳密な衛生面の管理が必要になります。
(ほとんどの方からは、そんな心配はない~発病もありませんと回答されるでしょう。しかし…それは偶然の幸運のなせる技)
私もペットと~遊んであげることは大好きです。
ペットに愛着を持てば自然と心の垣根は消えて曖昧になるもの。
それでも~遊んであげたあとは必ず手洗いしてください。
日常的にペットと空間を共有するからこそ、節度をもつことが大切なのです。
ペット達の健康管理は十分に行いましょうね。
ノミやダニなどが寄生しないことは当然ですが、時にはシャンプーで丁寧に洗う際に(ご自身の爪先なども必ず清潔にケアをお忘れないようにしてください。)
手や指先などに傷がつかないようにご注意ください。
ブラッシングによるペットのケアも入念に行いながら、飼っている動物の皮膚に炎症がないかも確かめましょう。
普段から、なるべく清潔さを保てるように心がけましょうね(もう大丈夫はプラスアルファ必要のサイン)。
犬や猫から感染する?可能性のある代表的なペット感染症は。
『トキソプラズマ感染症』
哺乳類の犬や猫、鳥類などにも感染します。
腸粘膜で繁殖し、糞(排泄物)内に共に排泄されてしまう寄生虫のトキソプラズマのオーシスト(主に猫科の動物の体内でだけ、卵殻にも似た状態を形成)が何かの拍子に誤って人間の体内に入って感染してしまう病気です。
オーシスト(接合子嚢)は、猫の糞中に紛れて排泄されるのは数週間だけ…。
気づいてから検査しても発見するのは難しいんです。
家畜のブタにも、かなり頻繁に感染がみられ。もちろん犬にも感染しますが(猫科以外の体内では、細胞分裂だけで増殖していきます。)、そんな理由で感染源となる”オーシスト”は猫以外の動物から排泄されませんので、犬から人への感染はす。
人間への感染は主に、感染している猫の糞便中、または感染源のブタの生肉に付着していたオーシストが口中に入り感染しますので。
オーシストを排泄する動物は主に猫ですが、ほとんどの症例によると直接に猫からより、加熱不十分な豚肉などの調理によって食べた人間が感染しています。
スポロゾイトと呼ぶ子虫が体内で変化したタキゾイトとして罹患した者に免疫が出来るまで増殖することで害を与えます。
その後は、タキゾイトも再度シストを形成して…次の生物へ感染するまでは休眠しています?。
これらに感染していても猫自身はは無症状で、当然ながら健康な成人は殆んどの症状が発現せず、無自覚で感染していることも多々あるのです。
感染者は風邪に似た症状になります。
(抵抗力の弱まった人間に感染すると重症化することもあり)
まずは、危機感の薄い?病気かもしれません。
『猫ひっかき病』
名曲~黒猫のタンゴ♪にもありますが、時々~爪を立てて~僕の心を悩ませる?。
可愛い猫にも~ひっかかれたり咬まれたりした時に起こす炎症、よくある病気のひとつです。
バルトネラ菌といって、猫の口や爪の中にある細菌による感染症です。
軽くみていたら、ついた傷が治りにくかった?、その傷口から潰瘍になってた?とか、リンパ節が腫れきたりとか厄介です。
健康な人なら、しばらくは腫れていましたが…いつの間にやら自然治癒も手伝って治ることも。
幼児、それから抵抗力の低下している人間に感染した場合、傷そのものが治り難いとか、放置しておくと…肝臓が腫れるとか、髄膜炎まで発症することがあります。
猫は悪気はないのでしょうが?
ひっかかれたり咬まれたりした時には、石鹸で傷口を丁寧に洗ってくださいね。
消毒液にはイソジンなどがありますから是非お使いください。
(=^ェ^=)愛する猫の~ひっかき傷くらい我慢がまんなどと悠長なことをおっしゃらないで。
腫れていたら赤信号、発熱や倦怠感など体調異常がありましたら病院へ直行です。
そもそも?この菌、ネコノミが媒介する感染症でもあります。
直接に猫との接触がなくても、ノミを介した感染例もあります。
ネイル~ばかりに夢中にならないで、猫の爪も常に短く切り揃えておいてください。
それから清潔スペシャル!。
媒介する厄介者のノミが存在すら出来ないように完全に駆除してしまうこと。
『Q熱』
この病気は、原因が特定しにくいから~ Query fever(わけのわからぬ熱)などと英語で病名を表現したりします。
こんな、ややこしい言葉から生まれた病名~があるそうです。
実はツツガムシ病などの原因となるウイルスのリケッチャと比較すると大きくて、しかし細菌よりは小さめの微生物が感染したために発症する病気なのです。
リケッチャは自然界に棲息しており、ペットの犬猫やタヌキなどの野性動物、鳥類では鳩やカラスにダニを通じて媒介されたり、空気感染をするのです。
この日本では、猫などから人間に感染しやすいという傾向があるらしいのですが?。
まず、感染している親猫の母乳や排泄物、羊水からも感染します。
これは通常、発熱したり呼吸症状など…発症すると治ります。
重症化すると、それが気管支炎や肝炎、果ては髄膜炎まで発症させて、治療の遅れが死にもつながることもあるのです。
どうも原因がはっきりしない?慢性的な発熱がある、嘔吐しそうな気分、不明の倦怠感が続いているという時。
その原因が、どうにも特定することが難しいために、辛抱強い患者さんほど、自分が『怠惰』なせいだと誤解してしまうことがあります。
しかし、そうではありません。
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戦後、世界でも稀な経済成長を遂げた日本ですが、いささか節度を忘れていました。
繁栄は世話つき(サービス過剰)の環境を提供し合うことではありませんが…
”無菌社会”と揶揄されるほど清潔だった?のは大間違いで、汚れや雑菌をたらい回ししただけ。
果ては放射能まで…管理など知らんぷり(違いますか?)。
現実から~ひたすら逃れて軽薄に快楽に没頭していた人間達が弱体化した心身。
いまも、あらゆる感染症に耐性が衰え…些細な細菌にまで苦しめられるのは
ウイルスが強化された以上に、人体が弱まっているからです。
ある意味、人間が自然環境から乖離したせいかもしれません。
もちろん飼育される動物もそうです。
現在、中国やアジア各国の繁栄も最高潮?。
しかも日本型のジャパナイズされた繁栄モデルを履行しています。
ですから、遠くない将来…それらの国も類似した問題も抱え込む危険性があります。
(もっとも…彼らは日本人よりも食中毒や感染症に強いのでしょうが…)
人間は、自らより弱い存在を庇護して慰める傾向があります。
日本型ペット文化の背景は…そんなところにも現れます。
もちろんアジア諸国は日本経済のウイークポイント学習に精通していますから経済や人間性への予防も万全かも。
忘れかけていた人間性も免疫も…根本は同じ質になりませんか?。
お天道様に恥じない生き方で生きる、そんなことが出来ない社会。
憧れの存在が転落する顛末を見ていますから~同じ失敗を踏襲しない知恵はあります。
いかなる時も、良いことは学び、悪しきことは参考程度で認識しましょう。
でも~ほんとうに犬や猫は可愛いですね。 ~癒されます。
可愛い友人達と楽しく暮らしましょう。