日本科学未来館 世界をさぐる 5階エリアを見学続行します。
太陽系【月・惑星探査計画】、 地球【深海に潜る】、 地球環境【地球環境と私】
そして…生命【ゲノム】、 人間【脳】、 医療【ともに進める医療】
1953年にDNAの二重螺旋構造が発見されてから50周年の2003年を目指し
人間のゲノム…全塩基配列を解析しようというプロジェクトがありましたね。
(実際はコンピューターの進歩により2000年6月26日に達成しました。)
そうです ヒトゲノム計画 です。
近年、加速度的に進歩しているゲノム医療の分野。
臓器移植の組織適合性を判定するのもDNA解析あればこそ。
このデータベースは人類の至宝
遺伝子の本体 DNA (デオキシリボ核酸)その特定部位のシークエンス
四つの塩基配列であります…Aアデニン Gグアニン Tチミン Cシトシン
そして…Uウラシル(RNAなら、Tチミンの代わりにUウラシル)
生物とは不思議な宇宙のように複雑です。
貴女の生体細胞ひとつでも…こんなに奇妙で?そこには生命の永い手紙が…
気圧よりも…染色体?…ちゃんと読んでくださっていますか?。
細胞の?構造が解き明かされるきっかけは、オーストリアの植物学者である
フランツ・バウアーさんが1802年に発見。
その後、イギリスの植物学者ロバート・ブラウンさんが再発見したそうです。
バウアーさんから、30年ほども後の時代だそうです。
見学者にも各国から~特にアジアの皆さんが団体で来てらっしゃる。
もっとたくさんの人々に体験してほしいですね。
青い地球も宇宙から眺めたら~大きな(小さな)細胞核なのかも。
進んだアノテーションにより、遺伝子治療は功を奏します。
”格差”も”差別”も人間の了見が小せぇ~ってことです。
ナチスのヒトラーは国民人気欲しさに、ユダヤ人に難癖つけてイジメた張本人。
(アーリア人至上主義が聞いてあきれる)
政治問題どころか、情けない団体が(支持率)人気欲しさにデッチあげたスケープゴート。
日本も最近どこかの国にされてませんか?(低俗な八つ当たり)。
お山の大将が、内輪でも狭い了見で…小さくまとまるの好きでしょうか?。
ものごとを明確に区別することが見識の高さというものですから。
喧嘩するエネルギーがあるなら…せめて棲み分ける知恵があればいい。
そうした過去の失態(太平洋戦争など)の顛末が続いているからこそ…
中国との尖閣諸島問題や韓国との竹島問題の根底にある怨嗟の歴史。
調子に乗り国内は乱れ、周辺国のテンションを上げさせる原因を煽る。
経済苦しい現状の日本、この調子だと…弱い者達が虚勢で愚かな差別行為。
遠からず誰かをスケープゴートにして共食いの姿(イジメも暴力も)は内面の弱さですよ。
暴力崇拝…仲間はずれが怖いからと戦争賛成した国民が戦後半世紀での姿
『科学』は優しさであり…『医学』も思いやりが本質。
誰かを幸せにしたいから、不眠不休で・・時には生涯をかけて研鑽する。
誰かを救いたいから、己が病になろうと・・守るために命懸けで究明する。
科学はヒトを幸せにするためのもの
患者が自ら治療法を選ぶ『インフォームド・チョイス』が平常となった現代社会。
例えば、狭心症の一種である労作狭心症(運動などが発作の誘因となる)。
治療薬では硝酸薬からβ遮断薬、カルシウム拮抗薬など冠動脈を拡張して血流量を増やして発作を抑えます。
β遮断薬を投与すれば、心筋梗塞や不整脈の予防もできます。
バルーンカテーテルを冠動脈に入れて、狭窄した部位の血管を広げるPTCA
経皮経管的冠動脈形成術などがあります。
(有効な治療法ですが、難を言えば4割ほどの患者に再び狭窄が起きます。)
大動脈と冠動脈のバイパス手術も効果的ですが…高齢者には不向きです。
ほんとうなら外科手術はせずに、投薬だけで治療できればいいのですが…
患者に負担が少ない手術では、胆石を衝撃波で破砕するような治療以外で、
ウルソデオキシコール酸剤により溶かす療法も優しい範囲でしょうか。
注目されるのは腹腔鏡を用いた手術。
これならば、大きく切開せずに済むのですが。
全身麻酔後、腹部に4箇所の穴(5~10㍉)を開けます。
腹腔鏡、電気メスや鉗子を内部に入れて手術します。
メスどころか鑷子(セッシ…ピンセットですよ)やら剪刃(セントウ…鋏です)を使い目まぐるしく行う手術シーンよりも穏やか?ですが。
腹腔鏡の映像をモニターで見ながら…摘出など慎重に進みます。
術後は跡も小さく、痛みも軽くて合併症も少ないということで退院も早いです。
腸内ポリープ切除のポリペクトミーも有効な方法ですね。
内視鏡にも、腹腔鏡、関節鏡、胸腔鏡、脳室鏡まであります。
普及しているCCD(電荷結合素子)装着の電子内視鏡あればこそですね。
ここで展示されているのは、遠隔操作で手術をするための支援ロボット手術。
彼方から医師が通信回線で外科手術を行える画期的な技術なのです。
災害時に救援に向かうD-MATの高度医療コンテナ・ユニットにも採用。
理論上は医師が派遣できない宇宙でも災害地でも…
では、グリップを握り挑戦してみましょう
既に半世紀以上も使用されている人工臓器といえば、透析用の人工腎臓です。
いま世界中では80万人以上の患者が週3回の血液透析により生存しています。
日本でも20万人を越える患者がいます。
また人間にとって重要な心臓、ベイラー型完全置換型人工心臓
(ベイラー医科大学と日本の通産省が共同開発)
左心と右心の中隔にはマイクロモーターを内蔵して、生体心臓と同じ拍動を続けます。
生体の心臓のように1分間に80~150回の拍動をします。)
万が一、皮膚を介した外部コイルが外れても体内電池で1時間の生命維持。
日常生活が革新的な発達を遂げられるのも科学の英知。
肝臓、膵臓、肺、神経、血管、心臓弁(ホモグラフト等)、皮膚や関節など様々。
まだ体外の装置に頼る物も…いずれは高度なイノベーションを迎えます。
深海や宇宙に行ける技術が身近な医療にこそ生かされているのです。
エコー(超音波診断装置)が出来たのは1970年頃。
出生前に異常を把握し、早期治療により危険なファクターを減らす治療。
先天代謝異常などを診断する…昔の胎児診断に使用された『羊水穿刺』
からはじまって、胎児治療も進歩しています。
胎児採血、羊水検査、胎盤の臍帯血の血管にダイレクトな輸血も可能になり
尿路閉鎖症にはシャント設置術まで行えます。
(膀胱内の尿は羊膜腔にパージする)
原始の海にいた珊瑚の痕跡(石灰岩)からコンクリートを得て橋を…ビルを造り
張り巡らされた通信線…水や電気などのインフラから道路や建物構造など…
よく似ています、体内を知るとマクロな世界の共通項も知ることになります。
いとおか市
下にあるのは…想定される未来都市、2050年の『いとおか市』
(平安時代の…いとをかし…からきた名前でしょうか興味深い)
35種類の先端技術が生かされた街が形成されています。
模型の架空都市をバーチャル体験機器で楽しめます。
ポリヌクレオチドで作られる二重螺旋の果てに示される未来とは…
生物の多様性を知れば、…生命への愛おしさを理解したくなります。
中国監視船の乗組員さん達、そして彼らを悪し様に非難するだけの人々よ…
本当に、この世界が好きですか?
新たなパラダイムシフトは迫っています。
『エンドクサ』とは、市民政治が行われていた古代ギリシャの概念で。
『良識ある人々(市民)の考え』を意味している言葉です。
一般的に承認されている意見”
いま現代科学が解き明かしつつある病気の姿や先端の科学技術を知ること。
そこから生まれる『エンドクサ』を今後の医療に活かして行くことが大切。
仮説から出発して原理へと向かい昇っていく論証的推理。
科学・数学は、世界と宇宙の共通語です。
実は科学を通して語らうことが解決を促進する最善の道。
世界の紛争は両陣営の人々が利益に固執し、振り上げた拳を降ろせないだけ。
時代錯誤の領土の争奪戦…
このまま子孫に恥じる虚妄な『ゼロサムゲーム』を続けていく気ですか。
文明を悪用し~振りかざす蛮行が望みですか?
平和こそ人類が創造した科学の結晶だと思います。
【ここに来て語らいましょう、争い以外で解決するために】