補足として書きましょう。
時に西暦1777年(安永六年)
お正月を迎えた江戸の町。 天下は平穏に見えますが…
その裏側では…邪悪な恐るべき陰謀が蠢いているのでした。
パート3の敵役である『雑賀泰造(さいか たいぞう)』を怪演する竹内力さん。
なんか…ヤバい…怖すぎます。
謎の忍集団である雑賀衆を率いる頭領。
田沼意次からの命令を受け、家基暗殺を企てますが。
それを阻止した磐音を敵として狙い、悪辣な罠や刺客を放って襲い掛かる。
巨大な武器はブーメランのように回転する飛来剣。
(ちょっと~やりすぎな敵キャラなので、作品には不向きなような?)
頑張りすぎです。
いかなる敵の剣も、日向で居眠りをしている猫のように…柔らかく受け流す。
膂力を翻弄され根負けした相手を打ち倒す剣士。
『坂崎磐音』 常に己の命を賭して、困っている人には優しく温かくありたい。
磐音の生き様に惹かれる人々、子ども達に好かれる。
きょうも磐音の行く先には一陣の旋風が巻き起こり、感動の輪は広がっていく。
鮮烈な剣さばきを演出する殺陣のアクション。
恋が咲き、人情が生まれ、明るく笑える幸せ百花繚乱の魅力がある。
やはり~この食いっぷりが 魅力じゃないかな(汗)。
ひたむきで、真摯に人生と向かい合い、犠牲的な立場も厭わない。
人間が巨悪に立ち向かうとき…ほかに何が出来るというのですか。
真面目なんです、誰よりも生きることが…。
彼の…黒の着流し姿が凛とした空気を感じさせる。
受けたお役目を果たすべく、冬の早朝に水垢離(みずごり)をする磐音。
弱さは誰にでもある。 しかし屈しない、負けはしない意志があればいい。
長屋住まいの浪人稼業?ですから、鰻屋では、鰻割きの仕事までこなしています。
深川の鰻屋~宮戸川で働く磐音のお師匠?さま。
鰻を取って売る少年でしたが、シーズン3では『宮戸川』に職人見習いとして入ります。
中村隼人さんは、十代将軍である家治の嫡子の『家基』様役。
実に好感のもてる若様?ぶりでした(凛々しい姿)高潔な若者の代表。
キャストの魅力も作品の重要なポイント。 この世界観が陽炎…の良さか?。
この回では、警護する磐音(山本耕史さん)も心を開き、家基に問われるまま
過去に脱藩した経緯や数奇な運命で許婚の奈緒(笛木優子さん)と別れたことを話します。
奈緒は磐音の親友であった琴平の妹。
磐音とは幼ななじみの武家の娘で、将来を約束した仲。
結婚を目前にしていましたが、陰謀に遭って磐音とは生き別れになり。
困窮した家族を救うため、自らは遊女となり、江戸吉原の花魁になりました。
シーズン3では、そんな奈緒のストーリーが描かれます。
悲しみを越えて、その剣一筋に生きる磐音が振るう…精妙なる居眠り剣。
その刃風は空間を揺らがせる迫力を魅せます。
必殺技の発動時?には~♪タンゴ調のBGMが~流れて一気にリズミカルに
(シリーズを見てる人には解かり易い表現ですね)
エンディングに登場するアニメーション。
二匹の猫は、磐音猫と~おこんちゃん猫なのでしょうね?。
時代劇テイストを生かしながら、ハートウォーミングな人間ドラマが心地よい。
事実上、陽炎の辻の最終シーズンでもある”3”です。
磐音も故郷へ帰り…婚姻の報告や、雑賀衆との最終決戦。
実は、華あるシーズン3なのですが。
山本さんの磐音は、物語では侍らしくない…さりげなさ~ソフトさがいいところです。
あまり~戦わせたくなかったですね。
(あくまでも、普通の時代劇ドラマの主人公が~必殺剣など会得してるとこで演出は満足)
(しかし、映画の『流浪に剣心』は、龍馬伝~出演の佐藤くん演じる岡田以蔵を見た監督が~幕末の剣客イメージも含めて使えると思った気が…)
劇中で、仕事後の磐音が鰻の生臭い匂いを洗い落としたり、仲間と世間話をしたりと
たまり場になっている~スパ?『地蔵湯』。
ブログを書き終えたら…
気持ちよく~ひとっ風呂浴びにいきたくなりました。