いまにも星の海に、出航しそうな船の科学館。
船名の起源を考えてみると、記録されている~1187年の頃、仁和寺に伝わる古文書に記載されています『坂東丸』という船に名づけたものが始まりだと言われています。
その語源には諸説あり、己を表す『麿・まろ』という言の葉からではないか?。
愛称みたいですね、 『麿』なんて言い方から…おじゃる丸?を連想したり(笑)。
屋外の展示物は、どこか可愛い乗り物たちも。
大陸棚での潜水調査に活躍した潜水艇『たんかい』
日本鋼管製ということで、とても作業船ムードが滲む外観ですが丸っ?。
連絡用の有線式なのですが、この本体は海上基地である母船から離れ推進が可能。
またも…丸っ!
この不思議な機械の正体は何でしょう?。
なんとォ!! 『超電導電磁推進船 ヤマト1』 の推進装置。
フレミングの左手の法則を応用した推進機関搭載船の試作技術ですって。
出力 8,000ニュートン。
未来の乗り物を予感させる先鋭的なデザインを取り入れた船舶なのですね。
東芝製という超電導磁石の刻印が…。
財団の援助もむなしく研究テーマも採算が合わないのでしょうか。
ショーン・コネリーが艦長の潜水艦ありましたけど。
レッドオクトーバー(洋画の)が主力機関にしていたのとは論理が違うかな?。
(波動エンジン?…じゃあないです、それは佐渡先生の乗っている違うヤマト)
全長30mの実験船に比較すると大きい機関です。
単に、ここだけ眺めればボイラーの様でもありますね。
烏賊のように漏斗から噴出していくように推力に換える仕組み。
そのために、電磁力で発生させた丸~るい強大な磁場を使い…水の粒子を加速するハイドロユニット。
これは『JIMスーツ』 …着る潜水艇ともいえるでしょう。
海洋機器開発の英国オーシャニアリング社製。
JIMは推進力を持たない為、本体は懸垂沈降させながら作業します。
北極圏の氷海深く…また340mの深海作業においても地上と同じ1気圧を保てます。
潜水病に対応することも考えられ、小さな深海潜水スーツ?。
耐圧構造や球体型の間接が説得力ありますね。
マニピュレーター義手…納得の装備(素手では無理)乗り込み背中ハッチ。
昔々…豪州の海で日本人移民が潜水して…海綿を採集する労働をしていたとか?。
スポンジの素材が出来るまで、代わりにされたのは天然の海綿でした。
将来HIVの治療に役立ちそうな有機化合物も多く発見されている海綿。
自律の機能は人力…大昔の潜水服と基本的には変らないかも。
お疲れ様です。(聞こえますか…)誰?
貴女も着てみたいのでは…採寸してみますか?。
現在の宇宙開発で、宇宙服はアメリカ・ブランド。
米国ハミルトン・サンドストランド社が、アメリカの船外活動用宇宙服の提供元。
英国オーシャニアリング社といえば、NASAの次期宇宙服も発注されている企業です。
人類未踏の環境は…試練を数多く残しています。
内容が濃くて、迫力たっぷりの『船の科学館』は不滅でした。
貴女も…お台場に来られたら…お立ち寄りくださいね。