ここ最近、不覚にも腸を患いまして、治療しておりました。
私も無症状なので、定期検診により潜血反応(陽性)が見つかりましてから数ヶ月遅れの診察。
多少の便通に不規則な状態があるので、大腸で…限局性の隆起性変化?かなと思い。
腸の粘膜に腺腫ができた?、上皮に腫瘍性増殖の可能性(かなり小さいだろうと)を疑いながら
忙しさにかまけて後回しになりました(ホントは~ダメですからね)。
ほとんど広基性の腺腫で、小さいままだろうと安心していたのが間違い。
それなりに膨満感?や痛みらしき症状があり…(早食いによる呑気?傾向もありだし)。
なんだか痛いような!~どこか痛いっ!それは変だなぁ~。
自分で触診したり、食事パターンを変えてみたり、勿論そんなことで特定出来ない。
(のんびり屋だから…ストレス?はなさそうだな)
どこか悪いのだが…イマイチ強い痛みとか?確信がもてない…病院も忙しそうだし迷惑かなと、
いらぬ遠慮が~ヤバかった。
さすがに我ながら怪しい?と受診してみたのです。
風流~楽しんでいたら冬ですから。(良い子は早く病院にGO!)
以下は参考までに…軽い症状の患者向け治療
まずは、診察券と保険証を忘れずに~来院しましょうね。
外科で受診して、検診時のことを話し合い。
『大腸内視鏡検査』 のスケジュールを決めるのですが。
下部消化管へのエンドスコープによるアプローチですから、肛門から内視鏡を挿入いたします。
検査の前日、準備?のために…夕食はPM21:00(夜9時)には済ませてください。
季節柄~美味しいからって繊維質のキノコや海草の類は避けてくださいね。
アルコール好きな皆さんも、辛い?でしょうが…摂取は控えるどころか~絶対ダメです。
(この際~休肝日と思って~夢以外は諦めて)
病院からもらった下剤(プルゼニド)を3錠~コップ1杯の水で飲んでおいてください。
すべては健康のため…早めに睡眠しましょう。
当日は快調にお目覚めできます
朝食は食べられません。 そして検査を終了されるまでは食事はなさらないでください。
喉が渇いたら…水の摂取はかまいません。
AM7:00から下剤を飲み始めましょう。
この場合の薬は、『ムーベン』ではなく『マグコロールP』という粉末の下剤を2袋。
容器には下剤を入れて1,8リットルの真水で溶かしてください。
コップ1杯(約200ml)の量を 10分くらいかけて(味は我慢しましょう)飲んでください。
大量ですが~半分ほど飲み終わった後、ガスコン(40mg)2錠を服用します。
そして、残りの下剤を1時間ほどかけながら飲み干してください。
下剤を飲み始めて~しばらくすれば排便の兆候が表れます。
段階的に、排便に固形物が減ります…排泄の内容物が薄黄色から透明に近づけば検査可能。
排泄を促すために軽い歩行も効果的です。(順調なら 5~6時間後には来院して検査します。)
看護師さんに~採血してもらったり~
いかに促そうと排泄がスムーズにいかない時は、病院で浣腸するなどして腸内をクリーンに。
私は、さらに待ち時間に『ラクテック』を点滴していました。
盲腸までの大腸と、小腸の一部にまで到達させて直接に観察してもらいますからね。
病変が発見された場合、病変が良性か癌?なのか判別するために…細胞の一部を採取します。
これを生検することで癌(ガン)化するかも調べられます。
☆腺腫性ポリープは、大きくなると有茎性という茎をもつものになります。
腺腫は…ガン化しやすい病変ですから大きくなれば癌の危険性も高まります。
☆ほかには、過形成性ポリープという上皮に生じた隆起性病変を呼びます。
外観は5cm以下ほどの小さいもので、ガン化の危険性は稀ですが、高齢者に発症者が多い。
☆また、炎症性ポリープは、炎症性大腸疾患などで生じる隆起性病変。 この状態でのガン化は心配ないですよ。
(診察した医師が、患部の状態から進行度の違いで最適の指導をしてくださいます。)
これらは内視鏡による腸管内の映像です。
いずれも病変のない綺麗な状態のものですよ。 (
私の映像は内緒です。)
腸が暴れ?ないように…動きを抑制する注射や鎮痛剤なども…
ここは盲腸、 小腸の領域までに内視鏡は挿入されていきます。
肛門 直腸
SDジャンクション
S状結腸
下行結腸
脾湾曲
横行結腸
肝湾曲
上行結腸
回腸
盲腸
小腸・・・・
以上の順路?で内視鏡は奥へ入っていきます。
(コース曲面が~名古屋高速に似ています。 小腸はグネグネ峠~いろは坂みたいですね?)
(※ 滅多にありませんが、内視鏡により腸粘膜や内壁に微小な損傷発生の可能性も。)
盲腸(Cecum)です。
虫垂を切る手術はアッペと言いますが…その盲腸の内部。
身体の中って不思議ですね。
モニターで、御自身の腸内を拝見してもいいのですよ。
SDジャンクション(SD Junction)です。 最初の難関へ…。
普段は、便も滞る…ところです。 宿便なんていうのは、たくさん残留してるだけ?。
内壁や粘膜に固着?しているわけではありません(そんなイメージありませんか)。
普通に水分を摂取して、規則正しい生活をしましょう。
胃や腸の蠕動運動は、老化すると弛緩して動きが悪くなります。
(日頃マッサージも有効かも)。
ほとんど痛みは感じませんから安心してください。
検査の終了後は、多少…ふらついたり~眼の焦点が合わないこともあります。
しばらく休まれるか、マイカーの運転はお控えください。
腸内にエアーを入れながら検査しますので、お腹の張りや鈍痛もあります。
トイレで排泄したり、身体を右横にしたり~腹ばいになるなど~空気を出せば戻ります。
(腹痛、出血、アレルギー症状などがあれば、いつでも病院へ相談してください。)
地下のトンネル網のように、腸や内臓~血管や神経系など身体を巡るすべてが大切です。
よく熟知して安全に健康維持には注意しましょう。
通常は殆どが無症状なものですが、腹痛・出血・異常な便意を感じたりしませんか?。
便に粘液が付着している、下痢と便秘を繰り返したとか、電解質異常もみられます。
毎日、便を視認する習慣は決して恥ずかしくありません。
検査でポリープを切除したら、終了後2週間くらいは穿孔や出血の危険性もあります。
腹部に重圧がかかる仕事や激しい運動(長距離運転やゴルフなど)は禁止です。
旅行…飲酒も一定期間は避けていただく必要があります。
ポリペクトミー(ポリープ切除術)なら、腹部の切開もいりません。
ポリープはスネアという器具を用いる術式で、輪をかけるように電気焼損させて切除します。
良性のポリープは切除しない場合もあり、染色してから~大腸内視鏡で患部を拡大して観察。
微細な表面観察でポリープとの違いと症状の深達度を判定します。
(超音波内視鏡検査もあるそうです。)
多発性ポリープも…ひどいときは100個もの数になることも(毒キノコの森?かな)。
それはポリポーシスとも呼ぶそうです。
ポリープが形成されると、腸管内に便が滞る症状がありますが。
『大腸憩室炎』という病気は、腸の内壁に浸潤して発症するものです。
これは、憩室?ができて…そこを便などが阻害し化膿させて組織を破壊していく病変。
腸内には便を腐敗させる…スカトールやインドールなど悪玉菌がウヨウヨ。
(便を臭わす原因)
つまり腸の壁面が凹んでいるので~汚物が残り、発見も遅れがちですから。
(困りますよね大量の血便や下血なんて論外ですよ)
この患部には…膨らんでないから、生理食塩水を注入して若干~膨らませてから前述のスネアで切除しようと…。
私自身は…まだ未経験ですから不明点が多いですね。(案外~罹患しているかも)
スキルス胃癌よりも大腸癌は見つけにくいですから、内視鏡も口腔からなら楽ですが。
ポリペクトミーは、出血など患者さんの体力低下を軽減できる術式ですが。
血管カテーテルなど、大きな手術に頼らない治療法が進歩してありがたいことです。
病理検査を行ってポリープが悪性腫瘍だった場合。
『MTT・アッセイ』という抗癌剤感受性テストなどを行います(正診率は74%以上)。
採取した腫瘍組織を酵素で分解し、『単離ガン細胞浮遊液』を作ります。
これを各種の抗癌剤の中で48時間培養するのですが、癌細胞の50%以上を抑制したら陽性。
様々な検査法、治療法、抗癌剤の開発は世界中で進んでいますが。
健康な善ダマ細胞が悪性腫瘍に変異する病気…善と悪…人類には深い意味をもつものですね。
魔法では治りませんが、患者の深層意識にダイブして『欝』の原因ごと駆逐する筋書きは見事。
いま話題の彼も…ある意味でお医者さん(プラシーボでしょうか)。
諦めるな、俺が最後の希望だ!!(すごく頼もしい風の化身)
良い子のみなさん~風邪には気をつけましょうね。