『後発性免疫不全症候群』
12月 1日は、世界エイズ・デーです。
1988年 WHO(国際保険機関)により定められました。
”AIDS”は、”HIV”(ヒト免疫不全ウイルス)の感染によるウイルス感染症です。
これにより日和見感染、悪性腫瘍を発症する症候群です。
病院などにも啓蒙するポスターなど掲示物が貼ってありますね。
(最近は、ブラックジャック先生も登場されます。子宮頸がんポスターには南方仁先生も…有名?)
現在…『HIV-1型』と 『HIV-2型』が発見されておりまして
世界で蔓延して猛威を振るっているのは『HIV-1型』の媒介によります。
主にCD4陽性リンパ球に感染して、細胞性免疫を主体とする免疫不全を発症します。
このHIV感染から発症までは、平均13年もの期間という…慢性疾患です。
病期によって…①急性期、 ②無症候性キャリア、 ③AIDS に分けます。
感染経路は、性感染症、汚染された血液感染、血液製剤、注射器などの供用
そして母子感染などといった、皆さんもよくご存知のケースが挙げられます。
経過観察すると、口腔カンジダ症をはじめとして…前兆が?
不明の発熱、寝汗、体重の減少、全身の倦怠感などを経てAIDSを発症します。
日本人では、カリニ肺炎の症状を訴える患者さんが多く…
咳、痰、発熱や息切れ等、呼吸障害をおこす症例も見られます。
意識障害から、カンジダ症、帯状疱疹、カポジ肉腫など様々な皮膚の症状も。
HIVの感染は、いまだ完全な治療方法が確立しておらず、人類の未来を
脅かす病魔です。
血液検査で、HIVの抗体スクリーニング検査(免疫クロマトグラフィー法、粒子凝集法、酵素、抗体法などがあります。)
(スクリーニング…は、篩いにかけること)
抗体を確認されると核酸検出、抗原の検出、ウイルスの分離などの方法で判別します。
厚生労働省の調べによりますと、国内のHIVキャリアの増加は深刻な状態。
新規感染者は若年層(10~20代)が占める割合が多く22%に及びます。
性行動の若年化や間違った情報の氾濫に翻弄されるティーンエイジャー。
なんの迷いもございません、病院や保険所で検査が受けられます。
しかも保険所では名前や住所を名乗らなくても無料で検査が出来ます。
1~2週間で結果はわかります。(事前に電話確認してくださいね。)
悩まないで…ご相談ください。
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また、HIV検査キット…というものもありまして、自分の血液を採取して検査センターに送る方式もあります。
※株式会社リージャーさんから『血液検査キット・デメカル』という製品も出ています。