GUNDAM MOBILE SUIT
このキーワードは、実に多様な範疇で使用されています。
キャラクター設定が安彦良和氏の絵柄から美少年キャラにされたSEED
シリーズでは、さらに人気を博したほどです。
アイルランド移民でシカゴ育ちの彼、ウォルター・イライアス・ディズニー氏。
お言葉では、ディズニーの成功も『すべては一匹のネズミから始まった…』と。
世界中の子供達に夢の素晴らしさを贈ってくださったディズニー。
比較は出来ませんが、ひとつの価値観は人間だからこそあるもの。
保身のために歪めたりしてはいけないことです。
また、なにもかも区別なく混同することは『人間』であることを捨てて野生動物と
同化するのと同じです(私達も人間だからこそミッキーを愛するのです)。
(そのディズニー氏ですら、一方では差別などの謗りを受けるのですが…)
戦時中は、ディズニーアニメも『ミッキーらしきキャラが乗る戦闘機が、ゼロ戦を撃墜するシーンを製作していたそうです。』
やむをえない戦意高揚のための政府プロパガンダ受注なのでしょう。
人類が大きく成長するということは極論で言うと、差別も区別もしない…選別や選択できる意識を備えることです。
理性と愛を根底にした高位の意識を持つこと、常に選ぶことが迫られる人間という殻の向こう側を知るための選択。
GUNDAM(ガンダム)も一応は兵器なのですが?、見学者を見ていると…
まるで航空ショーの戦闘機を観る人々と同じような感覚でしたね。
特大の玩具としては稀有の精巧さや存在感。
2次元ではない視覚上の巨大さは、ある種の説得力まであります。
戦争物とはいえ、バンダイさんも凄いことをやります。
ちなみに作品中に描かれる敵ジオン公国は、旧ナチス・ドイツ軍をモチーフにした悪として登場します。
象徴的な凄み…それは『大仏開眼』のような、エキセントリックな衝撃。
さすがに、この世のものとは思えない存在感を醸し出すからでしょうか。
仏に帰依する人間の意識がカタチをもって出現した訳ですから驚異でしょう。
大仏殿があるように、ガンダムにも巨大格納庫仕立ての建物が必要かも?。
デザインは初代といえども、途中に洗練された派生モデルの美点を生かし
秀麗な外観を形成しているあたり…プロポーションは良い筈でしょう。
大きくて~踏まれたら痛そうな脚部から眺めると、ジオン兵が対戦車砲で仕留めたい気持ちが分かります。
『ラ・マンチャの男』 も、こういう相手に挑んでいれば松本幸四郎さんくらいのお褒めを授かりましたでしょうに。
ガンプラを造る…男の子達は、おそらく色々と指摘もあるでしょうが。
私のような者には、隙の無い綺麗さとメカっぽさ~に大満足感!。
つい…お台場に行くたびに寄り道しちゃいますね。
それにしても造型というのは難しい物でしょう。
大きいけれど、これは好きな人が造ったのだという雰囲気が出ています。
そういえば関西の『鉄人28号』はどうなったのでしょうか?。
ガンダム作品には、続編の『0083 スターダストメモリー』というOVAがあり
上記のガンダムが現れた数年後の地球圏を舞台にして、ジオン軍の残党である、名将エギーユ・デラーズ率いる「デラーズフリート」の侵攻が描かれます。
地球連邦(腐敗)とジオン公国(大儀)という比較がされやすいのですが…
ここでは特に濃厚な連邦の欺瞞が映し出されています。
この架空戦争では、人口増加から宇宙でスペースコロニーを建設し移住した
人類と地球側の軋轢が、かつての大国からの植民地政策さながらの舞台。
ジオン側は、独立戦争の劣勢を跳ね返すために…巨大な質量のコロニーを
地球に落とす計画を慣行したのです。
この狂気の戦略で数十億の人類が抹殺され(ホロコースト)戦争は混沌とした膠着状態となりましたという設定。
虐げられる側と、支配する側に分かれた愚かな戦争。現実の世界の縮図です。
…敗戦後に潜んでいた『デラーズ・フリート』は再び残存兵力を結集し、連邦から核兵器を強奪します。
観艦式に集う地球側の大艦隊を核で消滅させ、遂には『コロニー落とし』を成功させてしまいます。
この事件では、北米の穀倉地帯を灰燼に帰すことに、…人命ではなく、穀物など食物需給は壊滅的な被害を受けました。
これにより地球は、宇宙移民者からの食糧に依存せざるを得ず、宇宙を軽視できなくなるというストーリーでした。
正義も悪も曖昧な価値観で、ただ人間の業や愛憎劇が描かれる内容。
強いて言うなら、”卑怯者や裏切りあい”が『悪』ということでしょうか?。
視点を変えれば見方は様々。
負の遺産『原発』も、あの災害がなければ~今でも誰もが放置して平気なままでしょう。
何も知らない~子供達を連れて施設見学が訪れてる頃です。
これが人間の認識です。
被災して、痛みを知ってパニックから原発をスケープゴートにしただけ。
着工から完成まで~最上級の笑顔でお祝いしてくれた自公連立のニュース映像の笑顔も忘れません。
まさに政治政略の道具 『原発』
そんな架空の劇映画のような不幸を引き起こしてしまいました。
平和な生活や家族を失い、東北の漁獲~農産物も壊滅的な被害と報じられました。
では、名も無い私のような人間が、災害も原発も私がやりました。
そういうことにしましょう(どうせ根拠も無い人間達の憂さ晴らしだから)。
すべて私のせいですから、私を憎み恨んでくださいとお願いしたら…この醜い憎悪の連鎖を断ち切れますか皆さん?。
国会中継で、誰の責任かと惨めに争う大人(政治家)の無様な姿を子供に見せないようにしてくれますか?。
そんな程度です。誰も吐けどころもない感情を投げつけあい争う出口のない醜さだけ。
付け焼刃の詫びや優しさの押し売りで…取り返しのつかない過ちを続けないように願います。
また年末です…亡くなった人々を冒涜するような狂った争いはやめましょう。
せめて正常に…冷静に選挙戦では不正のないように。
どんな悪夢があろうと、ここは現実の世界ですから。