良い子にも分かりやすい~白山比咩神社のヒ・ミ・ツ?。
さきほどの鳥居の両脇に配した狛犬(おじゃる丸~に登場する兄弟より強面。)
やはり、古式ゆかしい狛犬は有名なので、ニューフェース?にスポットを!。
制作年代が新しいらしいので、デザインも若い?狛犬です。
「あ」と「うん」・・・というかワンワンかな?。
狛犬は、拝殿の手前で邪気を祓う大切な役目を負う頼もしい味方!。
エジプトのスフィンクスのような神獣でもあり、聖域の番人。
由緒正しき、神祠の創建は崇神天皇の七年(2100年前)と伝えられます。
それまで人が足を踏み入れることさえ出来なかった険しい白山でしたが、
遂に登拝(とはい)する人物が現れました。
徳の高い僧である 「泰澄」(たいちょう)さんなのです。
彼は西暦 682年生まれ。
過酷な試練に打ち勝ち、養老元年(717年)に登拝が成されました。
それは泰澄さんが36歳の時でした。
「白山奥宮遥拝所」
白山は最高峰の御前峰(ごぜんがみね)2702mを頂点とする峰々の総称です。
ユネスコの生物圏保存地域に指定されるなど、美しい豊かな自然環境です。
白山の山頂には「奥宮」があり、標高2450mの室堂こそ奥宮登拝の拠点なのです。
こうして離れた麓から、遥かな山頂の景観と奥宮を拝む遥拝所。
神門をくぐれば右側に配置した~大汝峰、御前峰、別山の「白山三山」に形を模した大きな岩が祀られています。
ある意味、白山山頂と・・・心で繋がる「どこでもドア」?ではないでしょうか。
白山比咩神社では、美しい女神 「菊理媛尊」(くくりひめのみこと)とともに
伊弉諾尊(いざなぎのみこと)、伊弉冉尊(いざなみのみこと)を祭神として祀られています。
菊理媛の「くくり」は「括る」の意味にもつながります。
いまでは 「和合の神」や「縁結びの神」としても崇拝されています。
神話のように、地底の黄泉の国の境界線で、大統領選挙の如く対立する二人の前に颯爽と登場するのが女神「キクリヒメ」さん。
「イザナギ」さんと「イザナミ」さんという神々の仲裁をしてくれました。
調停?の天才(ジーニアス!)かも。
それから、天照大御神(アマテラスオオミカミ)と、月読尊(ツクヨミノミコト)、須佐之男尊(スサノオノミコト)などが生れたのです。
壮大な日本神話のあけぼの・・・叙事詩ですね。
五穀豊穣、瑞穂の国。豊作の秋には献上される新米が積み上げられます。
さすがは21世紀。 こんな清潔なパッケージに包まれているんですね。
神無月の今頃なら、手取り川の水源地であります白山からの水の恵みに対する感謝を捧げる祭りの時期。
巫女さんが稲穂を手にする”悠久の舞”を奉納いたします。
境内の~どの樹木も古いのですが、とりわけ偉大な欅の老木がおられます。
植物のチカラは途方もなく強いのですよ。
このフィールドに漂うフィトンチッド(殺菌成分)で気分爽快です。
神々しい老木。 支える木が松葉杖のようではないですか。
おじいちゃんの木です。
参道の石段。 ひんやりと空気の緊張が違いますね。
参道の真ん中は、”正中”と申しまして、神の通り道なんです。
私達は・・・避けて脇を歩きましょう。
ご紹介したのは、ほんの一部ですが。
雄大な白山麓の大自然を堪能していただきとうございます。
紅葉が美しいシーズンです。
ポタリング~ドライブ~ツーリング上等!!
お散歩気分で、温泉も満喫できる白山エリアへいらっしゃいまし。