北陸の霊峰 白山麓にある荘厳な神域。



穢れ無き 白く美しい姿は、都人にも畏怖と憧憬の対象でした。



日本書紀には 『越の国』 と記され、古くは越のしらやま・・・と呼ばれた霊山。



白山比咩神社に行って参りました。





「思ひやる 越の白山 知らねども ひと夜も夢に 越えぬ夜ぞなき・・・」


古今和歌集 『紀貫之』 の詠む歌などもあります。





表参道にある明神型の大鳥居が1936年(昭和11年)に建てられるまで?


白山比咩神社には~鳥居そのものがなく、いまでも謎になっています。





一の鳥居から三の鳥居までは~有名なので、写真は奉納された新しい鳥居から。



なんだか~シンプルですけど、何十年~何百年先も訪れる人々を迎える様子が垣間見える気が?。



やっぱり神社には、鳥居があると~安心。










手水舎(てみずや)



表参道、北参道、南参道にある手水舎には、清らかな水が溢れます。


これは、北参道にある手水舎。



禊をしていきなされ・・・・









「幣拝殿」  人間が神様に拝礼する聖域。


拝殿は幣殿ともひとつながりでありまして、総檜造りの立派な社です。











白山麓で育まれた「木」の素材を生かした建築様式は見事ですね。



この社からは、どこか優しい女性的?な趣を感じるのですが。







歴史ある杉木立の境内。



人里離れた土地に、結界を張る樹木の相・・・静かなる語り部達。



樹齢800年を越える杉もあります。









この”木馬”は、地球連邦軍の?切り札じゃ~ありません。



その昔、白山比咩大神を背に乗せて、白山に登拝したと伝わる神馬の姿。


山麓で伐採した大欅から彫りあげ奉納したものです。


実に鮮やかで豪華な装飾を施した白馬をご覧ください。






本物の馬の逞しい身体的な特徴も表現されているところ。



鞍の飾りには~雷鳥が描かれているなどディテールが素晴らしい。








森羅万象のすべてに~神が宿ると信じられた自然崇拝の時代を取り戻す。



豊かな自然が広がる素敵な白山。  もうすぐ厳しい冬ですね。




注連縄(しめなわ)は、邪悪なもの穢れを祓うゲート。



ここでは一礼してくぐりましょう。






おやおや~ユーモラスなイラスト発見?。



お神札(おふだ)は家のお守りです。(なんだか森本レオ~風な神主さん)








信仰に帰依せず~興味もないのに、神仏の美術は大好きという罪深~い私。



しかし、神と対話する心構えは・・・そうした救いへの見返りもない心が良いのかも。







つづく・・・