競技車両が出走する直前にコース状況の最終確認を行うラリー車両。


ゼッケンは 0「ZERO」・・・ゼロゼロカー、ゼロカーと呼称されます。


ゼロゼロカーは、競技の始まる30分前に走行 (00)。


ゼロカーは、15分前に出走します (0)。



ゼロカーはオフィシャルサイドだけ・・・



競技車両を見れば、ゼッケンも皆 1番からでしょう!。


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「22歳、最年少のチャンピオン」




近年、ラリー界を席巻した若手と言えば、「ヤリマティ・ラトバラ選手」。




(彼は北欧生まれ、フォードチームのドライバー)



その秀逸な疾走り方は、往年の名ドライバーである「ユハ・カンクネン」にも似た貫禄のドライビング(確実で精緻な操作が見事)。



少し前まで、ラリードライバーには2つのタイプがあると言われました。


「ユハ・カンクネン型」と「トミ・マキネン型」。 


フィンランド・ユバスキラ出身のラリードライバーであっても、戦いのスタイルは大きく違います。


カンクネン選手は、常にラリー全体の動きを掌握しながら、着実に戦うタイプ。


なによりも勝利する確率の高さから、高度なレース・マネジメントが伺えます。




一方・・・マキネン選手は、エネルギッシュな全開走行で戦い抜いて圧勝するタイプ。


(スタイルこそ違えども、両者とも卓越したドライバー)




ヤリマティ・ラトバラの走行スタイルも、かつてのカンクネンを彷彿とさせる。



彼を、そして・・・カンクネン、マキネン、ヒルボネン、ガルデマイスターなどの名選手の育ての親は、ラリーストの「ティモ・ヨッキ」(59歳)という人物。 


ティモ・ヨッキ氏が総力を注いで育てたドライバーこそ「ラトバラ」です!。  



ヤリマティ・ラトバラ選手は父親もラリードライバー。


彼の父親は、グロンホルムとフィンランド選手権で死闘を繰り返し、グロンホルム選手に次いで2位を勝ち取った人物!だそうです。



孤高の帝王 「セバスチャン・ローブ を超える存在と有力視される彼。




戦慄の貴公子達よ、真の戦いはこれからだ!!。








(写真は参考資料より)






フォーミュラーは最近・・・冷めてきた? とんでもない!




ミハエル・シューマッハ選手の復帰は嬉しいことでした!。



そして上位入賞おめでとうございます!。



F1世界選手権の総合王座が7度、そして通算は91勝という記録を達成した疾走りの化身としてレース界をブレイクする最強の皇帝!。



理論と官能の二律背反をリビドーにまで融合してしまう彼の背中を幾多の若いドライバーが追い続けたことでしょうか?。



ドイツのケルン郊外で平凡に生まれたシューマッハ。


幼い頃・・・レンガ職人をしておられた父に、その才能を見出だされ?カートを買い与えてもらいました。


その父上ご自身もカート場の管理人に転職したという熱の入りよう?。


しかし、カート活動の出費は一般家庭の家計にとっては重すぎです。


ミハエル君は、カート場のパドック脇に棄てられていたレース用古タイヤから、なんとか使えそうなものを発掘?してしまう知恵者。



(F1界のシュリーマン?は父か息子か。)





いかなる状況をも掌握する鋭すぎる観察眼とコンピューター顔負けのセンス。


マシンから性能の極みを叩きだすことで、不利なレースを勝利に導くカイザーの片鱗を萌芽させました。



才知に長けたシューマッハなら企業人としても大成したでしょうね。


虚無が世界を包んだ1994年・・・アイルトン・セナ・ダッシルバが事故死した哀しみが過ぎ去ると、彼の時代が到来しました。





その類い稀な才能と努力に、勝利の女神も幾度となく微笑み続けました。


シューマッハーが惜しくも余力を残した引退を悔やみましたが。


(人間としてもユニークな彼が好きです。)




ついにサーキットに再臨するミハエルの胸に去来する想いは果たして・・・。





北欧神話では、ワルキューレが・・・死せる勇敢な戦士達をヴァルハラ宮殿に集め、最期の戦いラグナロクに備えて武芸を磨いているそうですが。



F1シーズンも台風も大荒れ必至でしょうか?。




それとも新鋭勢力が台頭することで「神々の黄昏れ・・」を思い知るのでしょうか。




セナが生きて、まだ疾走れたなら、果たせなかった漢の夢を完走してください。





「音速の祭典F1」・・・「獣咆のWRC」・・・怪しい魔力は男達を虜にするのです。



・・二人は天才?  いいえ・・・本能を解き放つ騎士。