まるで…西暦2000年問題を心配していたように…(空振りでしたが)


江戸時代の前期、実際それまで頼っていた800年も前の中国暦をベースにした日本暦に誤差が多発してきました。


国が統一され組織化すればするほど、暮らしの基盤である暦と時間観念は重要です。


政治・経済など、あらゆる日常生活に影響する暦は国家運営の柱となる。





暦を修正し、新たな時代を拓く者が国を司る。

まさに、この国家的プロジェクトに抜擢された人こそ


「安井算哲」さん。


最強囲碁マスターは、将軍様の囲碁のお相手だけではないのですね?。

19×19=361 も打つ場所がある。


(19路盤の世界だけかとばかり…?)




暦を新生するには、何年も緻密に観測を続けて、天体の動向を解明しなければなりません。

算術や天文の知識があっても容易には為し遂げられないお役目を賜り、ひたむきさと誠実な探求心で困難に立ち向かっていくのでした。





近年、天文に人々の意識が集まる日本。

その400年も過去に遡って、天体の現象を観測し解明しながら…日蝕も言い当てた科学者「安井算哲」さんの挑んだ静かな情熱の日々を描く映画です。


「天地明察」


まだ観ていません(T_T)。


惰眠を貪る江戸町民~日本人。

この静かなるイノベーションへの讃歌。


時の権力や矛盾をブレイクしたレボリューション。





こんな~お話しなのでしょうか?。


そういえば…囲碁も星の動きのようです。


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江戸時代に活躍した人は~まだおります。



天保四年(1833年)にはオランダ製望遠鏡を手本とし、独自に技術を研鑽してグレゴリー式反射望遠鏡を製作した「国友一貫斎」さん。

彼が望遠鏡作りを始めたのは50代半ばから。

日本の国産テレスコープ第一号です。






お次は…

日本地図を製作した「伊能忠敬」さんも50歳で隠居してからの偉業でございましたから。

これは、伊能忠敬さん愛用の中方儀。

羅針盤と高度角を計測する半円儀を組み合わせたもの。



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さて視線を世界に!

貴女は、明石時間で暮らしてますか?

それともグリニッジ時間かな?。



英国の「グリニッジ王立天文台」は、1675年、ロンドン郊外のテムズ川沿いに近代的な天体観測の先駆として築かれました。


「ジョン・フラムスティード」さんが初代所長。

世界標準時を示す座標にあります。

東半球と、西半球の境界線。緯度0度の基準ラインが引かれています。



1884年…イギリスのグリニッジ子午線は、時刻と経度の始まりの場所となりました。
「本初子午線です。」


1990年からは観測部門は移転してケンブリッジにて稼働。



ハレー彗星観測で知られている「エドモンド・ハレー」さんは、グリニッジ天文台の2代目所長でした。


エドモンド・ハレーが彗星の軌道や周期を計算した数学は?

友人の「アイザック・ニュートン」さん直伝だったといいますから、英国の紳士は博学…。


あらためて~ニュートン力学?恐るべし。