「上信越高原国立公園」
新潟県にあります…美しい越後富士~「妙高山」です。
標高2454m、日本有数の…眠れる巨大成層火山。
そこは…阿蘇にも匹敵するカルデラ地帯でした。
3000年前には大規模な水蒸気爆発も起こしています。
かつての大噴火で、次第に形は変わっていきました。
現在は静かな原生林を含む高原リゾート。
古くは「名香山」 (みょうこうざん)と呼称されていました。
大きな溶岩ドームの山頂付近や
美しい山嶺を眺めて…荒ぶる古代の姿を想像します。
周囲には、ナウマン象の発掘で有名な野尻湖もあり…。
ここから離れた遺跡からは「火焔土器」が発掘されるなど、
新潟県は隠れた考古学スポットなんです。
上信越道を走れば…
これからは紅葉の美しさが際立つ季節。
妙高山から…さらに北上していくと連なる麓には
上杉の居城があった春日山があります。
現在は北陸自動車道のトンネルが通っている山です。
日本列島は…まるで亜熱帯の様相です。
少しづつ…縄文海進の気候に戻ろうとしているといいます。
しかし、真冬は厳しい寒さも待っています(両極端?)。
これは複製品の火焔土器。
生活道具の土器ではない…特異な意匠です。
馬高遺跡など、周辺各地から栄えた集落の痕跡が…
荒ぶる火の山神を祀る民族の息吹を感じませんか?。
近い将来、何かが起きる場所のひとつ…。