出逢いは…スローモーション?
SUZUKI「GSX-F400」
行きつけのバイク店に保管されていた新古車?だったんです。
今頃になって出現とは!、私も存在を忘れかけていたくらいでしたが。
倉庫の奥に…黒猫のジジみたいに佇む姿は本物のGSX-F。
「これくださいっ!!」
一応、不人気車で…登場から数年で消えていった惜しいモデルでした。
エンジンは、同社の400㏄レーサーレプリカGSX-R譲りのインラインフォー。
59PSを発揮する(若干は実用上のトルク特性に変えられている)ツアラー。
それなりにパワーバンドも広いから、乗りやすさ安定性で優れたバランスを備えていました。
最終型でスクリーンが高く広目のタイプだから、防風効果の優れたフルカバードの車体にピッタリ。
外乱に強いというか?横風にも揺さぶられない安定した走行性能。
クルージングで伏せる必要も無いくらい。
この時代に出たカワサキのZZ-Rよりも長距離の特性は上だと感じました。
大型二輪に混じっての強行ツアーでも平気でしょう。
瞬発力よりも巡航性能を狙う!クルーザー。
リッタークラスを所有する前には、このパワーで十分だと感じていました。
輸出用には、同じスタイルの600もありまして。
スズキGSXシリーズは長距離に相応しい車格のオートバイ。
遠い距離ほど楽しめる快適さ。
二ーグリップを効かせたり、くるぶしを押さえにフィットさせる癖だから
流麗なカウルに擦過傷?が付きそうなので(笑)。
ステップボードやカウルの膝部分には自作のソフト・カバーや透明の保護シールを貼りました。
割と大切にし過ぎ?傾向なので、バイクはもっと回してほしかったか。
(穏やかな性格が私の欠点でして)
いいバイク屋さんに出会えるセンスもライダーに必須?の才能かも。
私が愛した長距離ランナー
さあ~次なる記憶をたどりましょうか。
「ツーストロークのレプリカ」が自宅のガレージに格納されている方いますか?。
思わず 「汚れた英雄」の…草刈さん(平忠彦選手)の走りが目に浮かびそうなシチュエーション。
まずは、乗らずに飾っておいても綺麗な姿に磨きます。
パーツも取り寄せ、カラーリングも小変更しながら錆の処理や細かな部品の手入れに時間が過ぎていきます。
(確かに劣化した部品や割れ?は、型どり君でも使わないと治らない…まだストックパーツがヤマハにありました)
★偶然~効いたのか…ZOILを添加して数ヶ月もすると、焼き付くどころか滑らかさが復活して燃費まで良好に。
ZOIL…エンジンの添加剤からチェーンルーブまで試してみましたが、実効ありの優れもの。
現在はクルマの整備にも使っています。
整備も楽しいので、さらに習熟すべく
当時、まだ残ってる新品のサービスマニュアルを手に入れました。
このTZR(3MA型)がデビューした頃から月日は流れて…世はツーストロークに逆風の真っ只中!。
お店で出会った時にはネガティブな知識など払拭して、このバイクを乗りこなしたいという啓示にも似た衝撃を受けました。
ヤマハのツーストローク、RZに乗っていたので(YPVS付きの)ある程度のメンテナンスなら復元?できるとは思いましたが…。
かなり変わったモデルでしたね。
後方排気のレイアウトを生かせているか不明ですが、年式相応の盛り込まれた技術に感心します。
(カブるのはセッティングで解消しましたが、乗り方を変えないと同じ。プラグの番数を試しはするのですが、カウル内が狭くて手が血まみれ~)
根本的には、市販車らしく仲良く?なれました。
若い恋人みたいに手痛いバイクなので…。
惜しまれながらもツーストロークは…
各地で生き残っています(やった!笑)。
私も…しばらくオートバイから離れていたので、あらためて大型二輪車のライセンス取得に挑戦するまでの逆馴らし(身体と感覚の)には一目惚れ?が良かろうと。
それに規制前45PSのレプリカ系を中古とはいえツーリング主体で実戦投入とは。
ただ…アルミのデルタボックスや高剛性のシャシ性能?のTZR250Rにお決まりのバトラックスを履かせて~。
昔は避けていたレプリカを買うのは、抵抗あったのですが…いざ手にすると?面白い
フルカウルのボディ。
ワークス然としたストロボカラーも鮮やかに、磨くほどに親しみが湧く。
乗らない夜も…ついガレージに行くのが楽しいのです(笑)。
ほんとに久しぶりのバイク…。
自分はオートバイが好きなんだと実感する
あれから限定解除して、どんなバイクにも乗れるようになったのに…。
憧れのRZV500を射程圏に
皮肉にも?家庭のバイク離れまで~加速してしまいました。
お仕事柄~飛ばすの!攻めるの!~は御法度でして。
それにしても、車検が無い…税金は控え目で、パワーは400並み!。
「貴女たけの…庭先?パドック時代。」
何気ない家庭に、レーサーレプリカが鎮座していた日本の日常風景は凄い。
環境問題がなければ、ツーストの250って最高の選択だったかもしれない。
そこで登場する、 YSP藤沢の「山本俊彦さん」。
彼がツーストロークの排ガス規制をクリアさせる驚異のパテント取得したこともありました。
希望のひかり!凄い社長さんでした。
逆転の発想が凄かった。
信じがたい排ガスのクリア値に衝撃!
せっかく実用化したのに、時代が追い付けなかった。
(ホンダのAR燃焼?も~ひとつの解決法でしたが実用には遅かったようですね。 ~売れたほしかった)
昔の空前絶後~バイクブームの遺産!。
それはバイクを愛する人々か?
消費者のニーズとサーキットライク?な性能が求められた開発競争に拍車をかけたのは、H・Y レプリカ対決。
ランエボとインプレッサの果てないライバル相関図も同じ背景があればこそ。
盛り込まれた技術の粋を再認識します。
そう~うまくいかない実情こそが発展の推進剤なのかも知れませんが。
いまや牙を抜かれるどころか~入れ歯?。
液体を燃やして爆裂する~内燃機関って
どこか人間的なんですよね。
恵まれた日本人の多くが、そんな高性能のバイクに触れたり…見つめることがあった事実にあらためて?特別な世紀だったと言えるでしょう。
強い求心力が不足している!。
ある意味、利益にのみ執着し、人間性を捨てさせてきた驕りの代償が現代社会の虚構を形成させた元凶。
誰もが高いモチベーションをもつ訳ではないが、潤沢に見えていた資本が使い果たされ…お気楽な人間達には明日か見えない。
「浪費」を意味ある「消費」だと…自らの欺瞞に錯覚を植え付け、怠惰を崇拝していれば~こうなります。
それは努力でも必死でもない、心の琴線に触れて自ら渇望した意識だから熱意も生まれた。
好きだから愛する!。
何時間でも寝食忘れて取り組めるもの。
誰かに説得されて愛するのですか?。
それは無思慮と変わらないでしょう。
自分の意識が他動的に支配されて、命じられて消費する…
顔色うかがい社会は脳死状態と同じなのです。
一説では、5~60年周期で日本人の積み重ねた予定調和は、自然と崩壊するサイクルなのだといいます。
ほぼ人間性と活力が萎える?平均的な年齢サイクルでもありますね。
歴史上~この民族に何度もみられてきた再生と破壊の繰り返し?。
(日保ちがしない日本人)
集客力にするための虚ろな信仰?、浪費させて稼ぎたい者達が仕組んだ歪曲経済。
かつての経済力にのみ取り憑かれた…二番煎じ文化の末路(仮にも1億国民が行き先も見失い、得意の模倣も価値がなくなれば墜落炎上します)
ジャイロ効果と同じで回転が鈍れば、最後には倒れる。
自ら汗して作るものではなく、他人が用意した物を食いあさり合う民衆の意識。
いまの日本人は、アタマが悪くなっただけ
考えることも動きも並レベルで勝てますか
信仰や情報に他力本願と見栄と気取りの毎日。
スポーツも技術も優秀だった?過去形の残像社会が、その真実をひた隠しに…媚びと遊びに呆けてれば…当然いまのようになります。
また世界の誰かに解決法を授けてもらえると思って…指を咥えて老いていきますか。
この指は希望という「アクセル」を回すためにある!
そんな訳で、問題など幻想?
顔洗って出直せ!って時代がきただけ。
そんな内なるパワーにイグニッション!!
バイクから見えた日本人への処方箋です。
私には未来への明確なビジョンがある!!!