間もなく…満月の夜が訪れます。


太古の世界より…潮の満ち引きから、地殻変動にまで影響してきた



衛星…「月」


関東大震災など…特定の地震が、満月や新月に発生しているという記録もあります。







最近、災害などで聞くこともあるでしょう。

「クラッシュ症候群」という名前を。

災害に遇い、瓦礫の下敷きになった人が見舞われる症状のことなんです。


はっきりした意識があっても、目立った外傷がなくても注意が必要です!。


これは、患者さんの筋肉が重量物などで長い時間~圧迫され、チアノーゼなどがみられる場合に注意が必要なことです。


いきなり~迂闊に動かせば危険な兆候がでることもあります!。



圧迫された部位の挫滅と、そこの血流が阻害され続けたために~筋細胞より滲み出た、「カリウムやミオグロビン」といった有害となる物質が血液中に漏れ出してしまう。


それが体内の血管を巡ると…急性腎不全どころか、心室細動に至る場合も。


最悪は心停止を引き起こすことにもなりかねません。


これまでは、被災者が少なかったり?災害時の混乱で…注目されなかったのですが。







阪神淡路震災の被災地で、家屋の倒壊により大勢の人々が瓦礫に潰され~


救出後に?元気に見えた人が、突然に重篤の症状などで亡くなるケースが多数~発生したことから、あらためて医療の現場でも注目されるようになった経緯があります。


東北大震災の際とは違った、内陸の地震で破壊され尽くしました。


助けたい気持ちは誰しも同じですが、まず観察して…異状な患部の肌に蒼白やチアノーゼ?がないか確認してみるしかありません。


患部に触れて冷たいかどうかも判ります(血流が停止するので)。


出来るだけ落ち着いて作業してください!。








災害救助は難しいことなのです。

緊急事態であっても慎重な対応が求められます…。


クラッシュ症候群が疑われたら迷わず~両肢など負傷部位の心臓に近い側に包帯や紐などを巻いて流出を抑えてから、瓦礫を取り除いてください。


速やかに
最寄りの医療テントや病院に患者を搬送して処置を受けることです。


そして?締めたままでは、四肢に血液が巡らず壊死する危険性もあります。
(厄介なことなので)


応急の処置は行えても、最良の治療は~病院施設で「緊急透析」を受けることでしょう。


血中の有害物質を取り除くことが求められますから。



前述のミオグロビン?は蛋白質。

カリウムも適度には~身体に必要な物質なのですが。










そういえば、哺乳動物のクジラも私達と同じように肺で呼吸していますよね。



クジラには1時間以上も潜水できる種類もいますけれど。


それには潜りながら運動するのに…ミオグロビンにも酸素を蓄える能力が進化しているからです。


しかも~酸素を運んでくれるヘモグロビンの量も多い。


さすがのクジラも深い海では水圧で肺は押さえられ…気体としての酸素を保有できないのですから。


酸素量の半分は血液に蓄え、脳を活性化しながら~さらに半分が筋肉にも貯留できるなんていう凄い生物ですよね。


ヘモグロビンが正常ですと、血液中で身体の隅々に酸素を送る大切な役目。

ちなみに~魚類ですけど、マグロの赤身が美味しいのも?常時~泳ぎ続けるマグロの肉体には同様の働きが絶えず行われてるから。


マラソンランナーからイルカやクジラまで、酸素を消費して生きる者達は~この発達に左右されていますからね。




ところで、イルカやクジラは生涯を水中生活しますよね?。



実は、彼等は…遥か大昔には私達と同様に地上生活をしていました。



6000万年前のこと…、浅い水辺地帯で生活していた哺乳動物が再び…水中へと戻っていったそうです。










「海牛類」である、マナティーやジュゴンの仲間、そして?クジラとイルカの種族は母なる海洋へと帰っていきました。


陸上生活に特化していた頃、「メソニクス類」と呼ばれる~大型犬くらいある?肉食性の陸生生物でした。


ジュゴンなど海牛類は草食動物の進化した生物ということです。



クジラやイルカは、牛やラクダと共通した祖先をもちます。



マナティーは、象さん?と祖先が同じであるらしいんですが?。



ほんとに意外ですよね。



オットセイやアザラシ~アシカなど鰭脚類は、陸上でも暮らせる動物ですけれど


クジラ達と海牛(かいぎゅう)は海に棲むだけですからね。


出産から授乳~育児は全て海の中に限定されます。


古代に遡ると「アンブロケタス・ナタンス」という水中も陸上にも暮らせた


五本指をもつ小型のクジラの存在も示唆されていますよ。


アンブロケタス・ナタンスですから~。

アメブロ?じゃあ~ありません(笑)。



思わず脱線しましたが、我々哺乳類には~繊細で頼もしい仲間がいるのです。


なるべくなら彼等を…そっとしてあげて、無闇に生命を奪わないでください。



進化の途上で分かれた生命系統樹には不思議な謎がいっぱい。



陸上生活する人間も、子宮の内部に…海と同じような環境と成分の羊水で胎児を育む能力が備わっています。



海の神秘…


これら生命のリズムを支配する月の影響力?。



全ての地球生命は海が故郷。



どうか、お互いを慈しみ暮らす知恵は…失いたくないですね。



誰しも傷みを…忘れないように




いまも犠牲が続く、シリアの悲愴な現状が解決されますように祈ります。