ひとつ…単位はウノ。
一番ならば…テスタ(伊)。
いま明けの夜空には…金星と木星が共演している美しい景色が見られます。
星座を形づくるのは彼方深宇宙の恒星ばかりです。
古代のギリシャ人は全天の中を彷徨いながら動く星があることを発見して…プラネタイ…彷徨う星と名付けました。
熱帯夜に眠れず…疾走りにでたランナーには、東の空に耀く光りが…虹彩に映るはずですね。
まさに巨星墜つ。最近、イタリアではフェラーリのデザインで知られる…マエストロの「ピニンファリーナ」氏が逝かれました
ヨーロッパの有力なメーカーは彼の秀逸なデザインの虜。…ポルシェ、アルファロメオ、フィアット、マセラティ、ロールスロイス…数多くの機体が描かれました。
氏の功績で、世界中…多くのクルマファンが胸を躍らされてきました。
もう…喝采とアンベールを分かち合えないなんて…。
いまやオリンピック開会式中のイギリスもイタリアのスポーツカーメーカーも大きな資本力に呑み込まれ…生粋の純血など保てない状態になりました。
あの逸話が示す通り…かなり露骨なライバル関係といえばフェラーリとランボルギーニの相関図?。
最強最速は果たしてどちらか?時代の風は終わりません。
最速の駿馬と猛牛は…どちら?
まさに地球上で、ネバーがエバーに変わるその日まで…終らないプライド。
その機体…紅の神具を纏う闘士を駆り立て大気を斬りさくギア!
北米では…レーストゥーザ・クラウド!最古の自動車レースと言われるパイク・ピークス開催が山火事の影響で8月に延期。
(荒れますなぁ~)
戦国の野武士よりも凄まじい迫力の田嶋さんなど…日本勢はEV(電気自動車)のヒルクライム・マシンを持ち込み活躍が待たれます。
エンツォの遺産…は将来唯一の存在になるか?
一番高い頂きに登るか…
スポーツとスピード。
これからも私達…人間の限界への挑戦は終らない孤独な…飛翔。
現在進行形の神話。
オリンピックも…そのひとつ
人間が高めあう情熱を失わない限り、鋼の駿馬は滅びない。
そんな欧州に流れる匠のスピリット。
17~18世紀にかけ、イタリアのクレモナという地方には、「アントニオ・ストラディバリ」というバイオリンの名工がいました。
億単位とも価値が問われる名作の楽器はイタリア製。
ストラディバリ…彼は93歳まで生き(一説には97歳まで生きたとも?)、その手で製作したバイオリンは千本を越え、いまも世界には六百本が現存しています。
彼の師匠の名前といえば、「ニコロ・アマティ」、その祖父である「アントニオ・アマティ」に至っては、バイオリン制作者の
元祖と称される偉大なるマイスター。
名門?ストラディバリより~若い同時代の職人「ガルネリ・デル・ジェス」という人物も相当な名工でしたが、彼は生前に刑務所に入れられるなど破天荒すぎる生き様で好対象的。
ガルネリも生涯に三百程のバイオリンを製作し、いまも百四十本程が現存しています…。
たとえ服役していた職工であろうとも…音楽家は演奏を極めるために優秀な名品を欲した。
無駄な情報や世俗に毒される…現代日本の職人には、こうしたピュアな追求は難しくなりました。
巨億の富に物言わせ、日本音楽財団はストラディバリウスを20本ほど所有し、有能な音楽家には貸しているそうです。
個人所有がたいへんなのは…名車と同じ。
名工が遺す逸品。物作りに携わる人々の精緻な技量や拘りが…これからも理解され生かされますように祈っております。
まずは洗車して~磨いてみよう!
自分のように名もないクルマだけれど、かけがえない愛機(バディ)だから。
ともに最高の風を求めて…
次は…AE86について書いてみますか?
それともWRCで炸裂する!ランチアのエンジンに積んだ※ボルメトリコ(機械式強制過給機)のことも話したいです。
※スーパーチャージャーのことを、イタリアっぽく。