垂直型マーケティングと水平型マーケティング
アサヒとサントリーの戦いが、繰り広げられている。
そもそも、ビール市場はサントリーの独壇場だったものを、アサヒがスーパードライで奪い取ったものだ。
キレ・コク、それから男っぽさを強調したブランド力で、一気に市場を奪い取ったという背景がある。
それから、サントリーは未だにシェアを奪回できずに今日までいる。
しかし、今後はわからない。
ビール市場の最も利益が得られるのは、消費者向けではない。
業務向けのものだ。
ここにも以前、アサヒは君臨しているが、その牙城が少しずつ崩されている。
アサヒは依然、強力なブランド力を以って、従来型の流通セールスを継続している。
それに対して、サントリーは、レシピ等をすすめる、コンサルティングセールスに切り替えている。
これが、どの影響するか?
現在は、消費が落ちている時期である。
つまり、飲食店も客単価、集客にも大変な時期なのである。
飲食店といえども、経営者。困ったときはだれかに相談したいものである。
そこに対してのコンサルティングセールスは、ドライ市場に針の穴を開けるものである。
もちろん、すべての飲食店がその対象となるわけではない。
しかし、これらが功を奏してくると、アサヒも放っておく訳にはいかない。
従来型のセールス戦略の見直しを迫られることになる。
そもそも、ビールだけでなくパッケージ型の商品は、マーケティングにおいてあまり中身が重要でない。
マーケティング目標としては、
まず手にとらせることが第一番にあり、購入はその次にあり、味はまたその次である。
サントリーが牙城を崩すならどこからか?そしてどういうアプローチで、どういうポイントか?
また、それはどこから始まり、どこまで食い込めるか?
アサヒは、セーフティーネットはどこか?
戦略変更を余儀なくされるポイントはどこか?
これらの攻防が見逃せない。