2007年版キリンVSアサヒ | ゼロから始めるストラテジー

2007年版キリンVSアサヒ

キリンとアサヒのビール戦争が激化している。


どっちが勝つのか?

という興味は尽きないが、私はとてもこの構図は単純で、次のような一言で表せるのではないかと思う。


キリン:水平型マーケティング VS アサヒ:垂直型マーケティング


クロスセリング VS アップセリング ともいえましょうか。


キリンは、ビールという商品を切り口に、店のレシピの提案などのコンサルティングなどにシフトしている。

一方で、アサヒは従来通りスーパードライのブランドを生かした展開を行っている。


この構図は、横展開と縦展開のように思えてなりません。


そう思うと、とても興味がわいてくる。

なぜなら、横に広げる力と縦に突き抜ける力のどちらが強いのか?

この疑問を明らかにしてくれるのではないか?と思うからです。


ビールは、消費財。つまりマスメディアの戦略が重要なポジションを占め、戦術面で、駆使した物が突破口を見出すのだろうと思われる。


つまり、3店舗にそれぞれのビールが採用されており、このミクロの局面で勝ち続ける戦術を引けた企業が勝つのだろう。


もし、ここにリサーチを提案するとすれば、

互いの飲食店向けのトラッキング調査がよいと思う。


双方の、マーケティングミックスがどのように効き目を奏しているのか?

消費者のブラックボックスか?飲食店の獲得か?エリアか?


これを月に1回程度トラッキングすることで、奏しているポイントを見つけたらば、そこから注力ポイントを変える。

そこから、突破口を見出すことができれば、より速く優位に立つことができると思う。


話は少し飛ぶが、ヤマダ電機が池袋に店舗を出店した。

池袋は、ビックカメラの本店所在地だ。

ビックカメラは梃でも負けられないし、少しも劣勢の状況を作ってはならない。

それは本店だからだ。

本店で負けることは、全店での負けを従業員に印象付けてしまう。


こうなったら、戦う意思がなくなってしまう。


ヤマダ電機の表の狙いは、ここにある。


または、ヤマダ電機はここで完全に勝てなくてもいい。

大資本を武器に、ビックカメラが本店に注力している間に他店をさっさとくじいていくのだ。

ここだけは負けられない。というところを攻めると、必ず他がおろそかになる。これが裏の狙い。


これが終わると、次は駅前展開の大御所、ヨドバシカメラだ。

こことの戦争は本当に熾烈になってくるだろう。


話は戻るが、キリンとアサヒも同じである。

突破口を1つ広げることができれば、ここからある程度のところまで、シェアを拡大できるだろう。