竹中平蔵氏の公演から
ある方からのご紹介で、竹中平蔵氏の公演にお招きいただきました。
非常に勉強になる事が多く、うなる内容がいくつもありましたのでご紹介したいと思います。
●起業し経営する者に必要なのは「パッション」
郵政民営化を進めた小泉総理は、入念な準備と、必ず民営化するという強い「パッション(情熱)」をもって取り組み、民営化を実現させました。
企業経営も同様で、上に立つ者の「パッション」が成功を導き、逆に「パッション」がないところに成功はないと言えるでしょう。
●戦略は細部に宿る
小泉政権下で取り組んだ不良債権処理問題では、戦略を細部に宿らせたことで成功することができました。
企業経営の成功にも、綿密な戦略を積み上げ、戦略を細部に宿らせることが大切です。
●成功した経営者は、あたりまえのことをあたりまえにやっている
日本マクドナルドの創業者、藤田田氏は「経営の極意は、野球で言えばホームランを狙うのではなく、必ず塁に出ることを心がけるということだ。」と私に語られたことがあります。
事業を一歩一歩前進させるというあたりまえなことの積み重ねが、経営の成功につながると言えるでしょう。
●GDPを1%増やす
現在の日本のGDPは2%ですが、3%に増やすことができれば50兆円のマーケットが増えることになります。
1%を増やすためには、競争的なビジネス環境と「新たなビジネスを起こすこと」が大切であると考えます。
●マイニング・ザ・マイナーズ
アメリカのゴールドラッシュの時に最も儲かったのは、金脈を見つけた人ではなく、金脈を掘る人を相手にビジネスをしたリーバイスや通信会社でした。
新しい時代、新しい分野が拓けるときは、その周辺に多くのビジネスチャンスがころがっていると言えるでしょう。
●ライフスタイルが変わる時、ビジネスチャンスは生まれる
ライフスタイルが変化し多くの企業が起こった日本の1920年代は、現代と状況が似ていると思います。
現代で言えば、5年後にブロードバンド0地区の解消や地上デジタル放送開始など、デジタル元年がやってきます。
この環境の変化、ライフスタイルの変化をいかに活かせるかが、これからの起業には大切だと言えるでしょう。
●ニーズとウォンツ
ビジネスではニーズとウォンツが大事だと言われますが、今はニーズが分からない時代です。
しかしながらウォンツ(欲望)は誰しもが持っています。どこでウォンツを満たせるかが分からないのです。
このウォンツを満たせるもの(=ニーズ)を掘り起こすことで、これからのビジネスが生まれるのではないでしょうか。
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1時間の講演でしたが、興味深い内容が盛りだくさんであっという間に過ぎたという印象でした。
講演にお集まりになられた皆さんも、話に聞き入っていらっしゃり、起業や事業について思いを巡らせておられるように感じました。