経営者が歴史についてよく知っている理由
経営者の記事が最近の雑誌や新聞でよく見ますね。
そこで、よく歴史上の人物や、歴史そのものについて語られているのをご覧になられたことはありますか?
彼らは、学生のころ歴史が得意だったり、好きだったのでしょうか。
おそらく、そうではないでしょう。
歴史をよく知っているのは、経営者として経験値や引出しが多いことを意味します。
実は、経営者にとって苦難や他社との戦い方、処世術的な事が記録されています。
企業においては、シェアの争い、次なる事業展開の展望や全体的な管理の仕方等など、
組織をどのように望む方向に運営していくかが課題です。
苦難の場合は、経営者の力量と、組織の力量が問われます。
歴史上の人物も現代の企業と同じくして
組織を編成し、他国を攻め、自国を守り、兵糧を蓄えます。
これらは現代においてもまったく同じです。
つまり、経営者にとって歴史書は、ケーススタディであり唯一のバイブル本なのです。
自分にはない経験、他人にもなかなかない経験を歴史書ではたくさん記録されています。
経営者はその部分、必要だと感じ読み漁り、自然に詳しくなっているのです。
ですが、読むだけではただ知っているだけに終わってしまいます。
本当の意味で活用するならば、知識を確信に変え、血肉にし、実際の事業に生かさなければいけません。
※知識を確認に変えるはこのブログの「知識を確信にするには その1、その2」をご参照ください。
では、これから分厚い歴史書を読めばいいのか?
それでもよいのですが、もっと簡単な方法があります。
それはニュースと新聞です。
みなさん、国会答弁や、日米のやり取りなどを真剣にご覧になったことはありますでしょうか。
国会議員のせめぎ合いや、国家間のやり取りは、歴史書を見るのと同じように勉強になります。
こんな風に見立てて見ると面白いです。
総理大臣=社長
官房長官=専務/取締役
外務大臣=営業部長
財務大臣=経理部長
するといろんな事が見えてきます。
総理大臣がああいう風に言っているのは、こういう事情があるからだな。だとか。
こういう風に相手国が言うのだから、総理大臣が言えるのはこのくらいまでだろう。だとか。
あの人はこの派閥だからだいじんといえども次はこういう発言をするかな。だとか。
こんな風にイメージしてみるのです。
すると、自身の仕事にそれを置き換えたとき、自社の社長が言っていることが深く理解できます。
言葉の表現だけだけではなく、どういう事情が生じているのか?社長の感覚値が見えてきます。
外出先に行っても同じ、言葉の意味、相手の考えが言葉の端々で読み取れます。
こうなると、何かを成功させたい時に、非常に確度が高くなる。
なにせ、現代は情報戦です。
ぜひ、活用してみてください。
余談ではありますが、マーケティングの概念はアメリカで発祥しました。
それは必然的に戦争に勝つための方法として。
マーケティングは元来、戦争に勝つための手段として考案された概念です。
ですので、自社の販売活動をすべて戦争にたとえると非常にいろんなものが見えてきます。
一方、マーケティングリサーチも米国が発祥になりますが、
日本国内に持ち込まれたのは戦後です。
持ち込んだのは、マッカーサー元帥です。
野蛮な日本人をなんとかしたいと考えを元に、
日本における統計調査を行った行ったことがきっかけです。
マーケティングとマーケティングリサーチは似て非なるものです。
私は両方経験していますが、「動と静」といった感じです。
これはまた別途書きたいと思います。
マーケティングとは?
[米国マーケティング協会]
マーケティングとは「個人や組織の目的を満足させる交換を創出するためのアイデア、財、サービスの既成概念、価格設定、プロモーション、流通を企画、実行する過程である」
[日本マーケティング協会]
マーケティングとは、企業および他の組織がグローバルな視点に立ち、顧客との相互理解を得ながら、公正な競争を通じて行う市場創造のための総合活動である。