昨年から母親が父親の老老介護で

身体中が痛いといってた。


家に来てくれてる

ヘルパーの提案で、

親父を特養に入れて

身体を少し休めないと、

母親まで動けなくなりかねんと。


で、この1ヶ月ほど

入れてる。


そして、昨日、1ヶ月ぶりに

母親が親父を病院に連れて

行くために会った話をしてきた。


すると、母親の目からみて

ビックリするほど

頭がしっかりしてきてると。


これは、かなり驚かされたようだ。

話をきいた、こちらも驚いたが。


実際、長年一緒にいた

母親が言うんだから、間違いあるまい。


今まで聞かされてたのは、

認知症かもしらんと、

かなり危惧してたのだが。


ヘルパーのアドバイスに

従って、結果的よかったとわかった。


ま、こういうとやや

下世話になるが、

個室で、3食ついて、

介護をしてもらって、

施設にいる人らと会話が

できてる事が、結果的に

悪習を改善させてるのだと思った。


そう考えると、毎月30万

費用がかかってるのは、

全くおかしい話でもないわけだ。


しかし、今は父親1人で

すんでるが、万一、母親も

同じことになると、

毎月60万の費用がかかりかねん。


それでは、さすがに

生活破綻しかねんから、

とりあえず、実家の生活を

ベースにして、

日常家事全般から介護

まで、全てを1人で担う事に決めた。


幸い、親父の頭がしっかり

してきたと言う事は、良い事だし、

だから、認知症になる前に、

全ての財産管理、処分権を

こちらに信託する家族信託契約を

結んで、安心して贈与税などが

かからない生活基盤をつくろうと思う。


これについて、母親が

父親に、そうすると話たみたいで、

親父もそれでいいという話だった。


とはいえ、今までの人生で、

親から何度も気が変わったと

いう経緯があるから、

翻意されたときのために、

家族信託契約を結んで書面に

しておく必要がある。


また、年寄りがいる家は、

往々にして強盗やら詐欺師に

狙われかねんから、

電話も全てこちらが出て対応する。


世間というのは、舐められたら

つけあがってくるとわかってる。

特に、ある程度の資産のある家は、

要注意だ。


こちらも、東京の生活を

99%捨てて、

田舎に戻って生活全てを

1人で親の面倒を見るととで

人生の犠牲を払うことになる。


その分は、きっちり管理

させてもらわない事には、

どうにもならんし。


妻を東京に残して、

これから定年になるまでの

5年間ほどは単身赴任になるし。


一日の朝から晩まで

両親の世話にとりかかるのは、

正直、かなり辛いが、

致し方ない。


それでも、世の中は、

毎月6万程度の年金で

飯が食えるとか、食えないとか

いう時代だ。


それについては、

不動産の物件収益があるから

爪に火をともす生活など

全く心配はないし。


東京を出て、田舎で生活

すれば、生活に困る事は

何一つない。


ただ、田舎にないのは、

全く知り合いも誰もいない。

朝から晩まで、親の面倒をみて

一日が終わる、、、

それは、それで虚しくなるが。


どうせ、そんな人生になるなら

最初から田舎にいれば良かったのか?

と思えなくもない。


が、やはりそれは無理だろう。

自分の性格からして、

東京の方があってるし、

閉鎖的な田舎の生活は、

子供の頃から全く

合わない時わかってたから。


だから、人生の半分を東京で

生きてきたから

残る余生は、田舎暮らしも

致し方ないかと。


ともあれ、今の老人ホームの

おかげで、親父の頭がしっかり

してきたことを考えると、

月30万の費用は、安いものだと思う。


本当に認知症になると、

銀行口座の凍結から、

有価証券や不動産の処分も

何一つできなくなるわけだし。


目の黒いうちに、

悪評の多い成年後見など

しなくても、こちらが

管理すれば、事足りるわけだし。


あとは、親の死んだあとの

税金対策をしっかりして、

一円でも財産を国にもって

いかれないようにつつ、

自分と妻の老後を見越した

生活設計をするほかない。


母親も、母親で

昔からすると、頭の回転も

恐ろしく鈍ってるし、

だから、どのみち母親1人

介護させるわけにもいかんし。


しかし、親の介護で、

子供の人生が影響されるって

しんどいよな。


漠然としかイメージしかなかった

けど、いざ直面させられたら、

恐怖でしなかったが。


しかし、不安がっても始まらない。

まず大切なのは、

今後の人生設計の方針を決める。


その方向性さえできたら、

あとは設計をもとに、

軌道修正しつつ財産管理を

していくだけ。


特養については、

2月いっぱい世話になって、

そこからは、親父を家に戻す。


ただ、家にずっと居させたら

またボケに拍車がかかりかねん

から、デイサービスを活用させて

自分の介護負担を減らす。


残念なことに、うちは

子供がいない。

子供がいたら、もう少し

役割分担もできたのかもしれないが。


それは、如何ともし難い。


正直、田舎で新しい人間関係を

作って行くことが、果たして

出来るだろうか、、

また、そもそも、介護から離れた

自分の時間を作る事ができるのだろうか。


逆に、自分の人生の楽しみとは、

これから何なのだろう?

悩みは、つきないけど。


とりあえず、一歩一歩

やるべき事をやって不安を払拭

するしかない。