自分は自分を騙すもの ~内観とは~ | ゼロ思考 (願いが叶う潜在意識・瞑想・ゼロ思考アファメーション・カウンセリング)★佐田弘幸

ゼロ思考 (願いが叶う潜在意識・瞑想・ゼロ思考アファメーション・カウンセリング)★佐田弘幸

瞑想歴20年、プラス思考の弊害を唱えて20年。
日本人に合う独自のゼロ思考アファメーションや、潜在意識の攻略法などを「ゼロ思考メソッド」として提唱。カウンセラーの養成講座も好評。

 佐田意識研究所スタッフです。

ゼロ思考メソッドでは、内観を重要視しています。
しかし、「内観」という言葉になじみのない方からしますと、
「内観ってどういうもの?」と思われるかもしれません。

文字通り読むと

「(心の)内を観る」という意味ですが、

 

「わざわざ観なくても、

 自分が考えていることは分かるのでは」と
 思われるでしょうか?

 


人間の心(意識)は、よく氷山に例えられます。

 


自覚できる顕在意識は
海面上に見える氷山のように、ほんの一部です。

人が考えていることの大部分は、
潜在意識(無意識)として
氷山のように海面下(意識下)にあるけれど、
見えません(自覚していません)。

無意識下で考えていることは、
自覚できないけれど、行動を支配します。


「わかっているのに、○○できない」
「わかっているのに、△△してしまう」
というのは、誰にでもあることですよね。

顕在意識の理性より、
無意識の感情や考え方の方が
よほど強いのですから。
(意識のうち、占める割合が圧倒的に大きい)

では、なぜ「できない」のか?
なぜ「してしまう」のか?
例えばその“自覚していない理由・気持ちを観る”のが
「内観」です。

とても些細なこと…
例えば

・「整骨院で施術してもらっていると、痛いときがある。
 なんで、あの先生って『大丈夫ですか』と聞かないんだろう。
 けど自分から、『痛いです』とはとても言えない。
 なぜだろう?」

・「趣味の習い事に行っていると、
 周りにどんどんグループができていく。
 私は習い事をしたいだけなのに、
 なぜだかひとり浮いていて、いたたまれない。
 なぜ私は、いつもこうなんだろう?」

などの理由を観るのも、内観です。

その結果、

「自分の主張をすると、
相手が不機嫌になるんじゃないか、
嫌われるんじゃないか、
という恐怖がある。

 

だから私は、友達でも誰の前でも、

思ったことが言えない。
そして相手に不満をもってしまう」

ですとか、

「私は、自分から声をかける勇気がない。
かといって、友達もできない人とは思われたくない。

 

だから休憩時間も 

ずっとスマホを見てたり本を読んだり、
一人でいるのが好き、

と見えるように振る舞っていた。

 

そうして声をかけづらい雰囲気を

自分が出していたのかもしれない」

ですとか、

 

無意識に、なんらかの考えが働いていた

 

と、気がつきます。

ふつうは、そこまで心の内を観ません。
気づきたくない本音ですと、
観たくもありません。

しかし自分を変えようと思ったら、
人生を支配している
「無意識」に切り込んでいく必要があります。


ですから、ゼロ思考メソッドでは、
内観を重要視しています。

 

 



けれどもこの「内観」、
なかなか難しいのです。

「思ったことを主張できない自分」
「声をかける勇気がないから、

 一人でいたいように振る舞う自分」

など思い知るのもつらいですから、
意識に登らせないのです。
その方が、自分にとって楽なのです。

(ですから、ずっと変わらないのですが…)
 


私は、イラストを描くのが好きでした。
小さい頃の夢は、「マンガ家」でした。

絵を描くことは、少しずつですが、続けていました。
しかし、熱心にとは言えません。

絵を描くことは「趣味」と思っていました。
それが仕事になったらいいなぁ、
という気持ちもありました。

「でも趣味を仕事にしたら、楽しめなくなるのでは。
 仕事となるとしんどいこともあるだろうし、
 絵を描くのがいやになるかもしれない」

(だから趣味で描くのがいい)

そのように思っていました。

今思うと、ちょっと笑ってしまいますw

 

もっともらしいことを言って、
仕事にしたいという本音に対して
「プロを目指さない理由」を、

作っていただけなんです。

目指しても無理。

食べていけない。
実力もない。

たいした努力もしてない。

なのにプロになりたいなんて、

恥ずかしくて言えない。
そんなところでしょう。

この本音にはっきり気づいたのは、
かなり時間が経ってからでした。

いまさらプロとか言うのもおこがましい年になり、
「それでも自分は絵が描きたいんだな」
という本音を認めてからです。

今は、
「描きたいんだったら、描くしかない。
あわよくばお金になったらうれしい。
できる範囲で努力する。
けどそうならなくたって、続けていく」

そういう感じです。

しかし、
「絵は趣味で描くのがいい」と思っていた
昔の自分に、
「それ、やらない言い訳を作ってるだけだよ」
と言っても、絶対に認めないと思います。

むしろ、

 

「人の言うことをそんなふうに否定するなんて

 えらそうに…イヤな感じ!」


そう感じると思います。

それくらいそう思い込んでいましたし、
自分に都合がよいように、
そう思いたかったのですから、
耳を傾ける必要性もない。

それを言い訳と認めると、
自分の中のロジックが崩れてしまう。

やりたいことをやらない自分と
向き合わなければいけない。

でも、それをせずにすむ簡単な方法があります。
理由をつけて、

自分でそう思い込むことです。

 


自分の過去を振り返ってみても、
内観って難しいものだなぁ、と思います。

私は人生に行き詰まりを感じたとき、
なんとかしなければ、という思いから
自分にも向き合うようになりました。

自分にとって都合の悪い本音も、
少しずつですが、
受け入れようと努力しました。

本音がわかると、

対処のしようがあります。

 


内観が難しいとはいえ、取り組んでいれば
誰でもだんだん、できるようになります。

人の助けがあると、より効果的だと思います。
(自分のことは分からなくても、人から見るとよく分かるもの)

私も佐田研の瞑想クラスで、
先生方や一緒に受講したみなさんに
おおいに助けられました。

 


佐田研では、技術的な瞑想よりも、

むしろ、内観を重視しています。

 

よくこのブログにも出てくる

「内観」とはどういうものか
理解の一助となりますと幸いです。

 

(^-^)

 

 

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