瞑想マシン “ボイジャー・エクセル・プロテウス” と脳波 | ゼロ思考 (願いが叶う潜在意識・瞑想・ゼロ思考アファメーション・カウンセリング)★佐田弘幸

ゼロ思考 (願いが叶う潜在意識・瞑想・ゼロ思考アファメーション・カウンセリング)★佐田弘幸

瞑想歴20年、プラス思考の弊害を唱えて20年。
日本人に合う独自のゼロ思考アファメーションや、潜在意識の攻略法などを「ゼロ思考メソッド」として提唱。カウンセラーの養成講座も好評。

私は長年瞑想について研究し、情報の発信や指導を行ってきました。

その中で当研究所では、
瞑想に役立つ、瞑想マシンや瞑想CDの販売も行うようになりました。

当研究所で取り扱っている、瞑想マシン、ボイジャー・エクセル・プロテウスを紹介します。

 

ボイジャー・エクセルは、本体とゴーグル、ヘッドホンがセットになっています。
本体の大きさは、トランプより少し大きいくらい。
ゴーグルとの対比で分りますね。

さて、このボイジャー・エクセル・プロテウス、どのように瞑想に役立つのでしょうか?

脳波と瞑想について説明します。

 

 

脳波の発見

1920年代、ドイツの神経科学者であり、精神科医である、ハンス・ベルガー(Hans Berger)は、人の頭皮に電極を付けて、初めて人間の脳波を観測しました。

ハンス・ベルガー(Hans Berger, 1873 ~ 1941)出典


ベルガーは、脳波を研究する中で、大まかに四種類の精神活動状態と、脳波が一致していることを発見しました。

  • 人が活動している時に脳波を測ると、1秒間に、12 ~ 14回の山と谷が記録されます。(12ヘルツ~14ヘルツ) これを、ベルガーはβ(ベータ)波と名付けました。

(ベルガーの記録した脳波より)出典

 

  • 入眠時(睡眠に入る前のウトウトした状態)には、1秒間に、8 ~ 10ヘルツの脳波が出ており、それをα(アルファ)波と呼びました。

その後、ジョー・カミヤ(カリフォルニア大学教授/調査心理学)によって、瞑想しているときにも、アルファ波が出ていることが知られます。

しかし、ベルガーによって、アルファ波が発見されたこの時点では、まだ入眠時にだけアルファ波が出ると思われていました

 

  • 夢を見ており、眼球が動いているとき(レム睡眠時)には、4 ~ 8ヘルツの脳波が観測され、それを θ(シータ)波、と呼びました。

 

ちなみに現在では、瞑想中でイメージ映像見ているときにもシータ波が出ていることが分っています。

 

  • 夢を見ていない熟睡時(ノンレム睡眠時)の脳波は1 ~ 4ヘルツで、Δ(デルタ)波 と呼ばれました。

ベルガーの

「人の精神活動状態と、脳波が一致している」

 

という発見によって、今までは曖昧で、科学的には捕らえられなかった脳の活動を、客観的に観測することが可能となったのです。

 

 

ヒッピー文化と瞑想

この発見以降、脳波をモニターして、神経症などの病の治療に役立てる研究がなされました。


1950 ~ 60年代、ヒッピー文化が隆盛を極めていた頃、
向精神薬のLSDが偶然に開発され、LSDを使用した人たちが、啓示やインスピレーションを得る中で、独自のカルチャーが立ち上がってきました。

有名なところでは、ビートルズが、今までとはちがう革新的な音楽を生み出しました。、また、LSDからの幻想から、極彩色のサイケデリックアートが生まれました。

この時代の先端にいる者たちは、こぞって内面にインスピレーションを求めたのです。

pixabay

反体制や物質主義の反動から生まれたヒッピー文化は、精神性を重んじるムーブメントとなっていきました。

 

そこでヒッピーたちは、封建的なキリスト教から離脱し、インドから来た瞑想(マハリシの調節瞑想など)や、日本の禅(鈴木大拙など)にも傾倒しました。

 

鈴木大拙

 

瞑想とアルファ波

瞑想が流行したこの時期、脳波の研究も盛んに行われました。

アメリカの研究者、ジョー・カミヤは、禅僧の脳波を調べました。


すると、瞑想中にアルファ波が検出されたのです。

カミヤがこれを発表したところ、当時の常識から外れていたため、最初は、学会でも懐疑的に受け止められました。

 

なぜなら、「瞑想中は、寝ているわけではない。起きている状態なのに、アルファ波が出るはずがない」

 

…という理由からでした。

 

アルファ波の恩恵と悟り

学会でも、カミヤの研究が受入れられるようになった頃、今度は、
「悟りとは、瞑想中にアルファ波が出ている状態のことではないのか?」
と考える人も現れました。

実に合理主義のアメリカ的な発想ですね。

 

研究者が脳波を計測しながら、被験者がどのようなことをすれば、アルファ波が出るのかを探りました。

その結果、呼吸を整えたり、リラックスする情景を思い浮かべたりすることで、一般の人でもアルファ波が現れる状態を作れることがことが分ったのです。

こうして、ストレスの多い人でも、アルファ波を自分で出せるコツがわかるようになることで瞑想の恩恵を受けられるようになりました。

 

彼らは、「日常の中で、ストレスから興奮して神経症状が出たとき」でも、精神状態を整えることができるようになったのです。

また、これらのアルファ波のコントロールが精神に有効だと分かるものの、被験者が「苦を超越した悟り」 に至ることはなく、「アルファ波が出る精神状態 = 禅の悟り」 ではないことも分かりました

 

現代のバイオフィードバック

 

インスタントに悟りを得られなくても、一般の人でも瞑想をすることで、落ち着きを取り戻したり、精神が安定したりすることが世間に知られるようになりました。

 

さらに、ヒッピー文化の影響もあって、瞑想が爆発的に流行したのです。

 

バイオフィードバックでアルファ波を効果的に出す

被験者が、精神状態と密接に関連する「生理的な状態」をモニターしながら、集中やイメージを変化させて、より望んだ精神状態にするシステムを、バイオフィードバックと呼びます。

この頃には、一般にも入手可能な値段で、バイオフィードバックを含め、精神活動状態のコントロール効果のある様々なマシンが、「アルファ波」を得るために、開発・販売されるようになりました。

 

アルファ波で能力UP

また、バイオフィードバックでアルファ波を出すと、スポーツの記録が伸びることからプロのゴルファーにも使われはじめました。

 

さらに、学習にも役立つことから、アルファ波が出る状態で語学を学習する「加速学習」と呼ばれる新たな学習法も、この時期に確立されたのです。

 

LEDの発明でボイジャーの原型が現れる

さらに1962年、ニック・ホロニアックが赤色LEDを発明し、70年代には

赤、黄、オレンジ、黄緑などの各色LEDが誕生しました。


電圧のON・OFFに、瞬時に反応するLEDが開発されたのです。

 

こうして、光の点滅によって、脳波をコントロールする装置が開発される準備が整ったのです。

 

いよいよ、ボイジャーの原型が現れます。

 

光の点滅に脳波が追従する

時は1930年代に遡ります。

 

W・グレイ・ウォルター(William Grey Walter)は、脳波をコントロールするために、外部の規則的な刺激を用いました。

ウォルターが光の点滅光を、被験者のまぶたに当てます。

すると、点滅の周波数に脳波が追従していく様子が脳波計に記録されたのです。

 

William Grey Walter

 

1930年代の一般的な電球では、現在のLEDのように反応の早い速度で点滅させることができなかったため、ウオルターは、大がかりになりますが、写真に使われるキセノンガスのストロボ光を使って、早い点滅光を作り出していたのです。

例えば、被験者のまぶたに、1秒間に10回の点滅光を当てたとします。

すると、後頭部の視覚野に1秒間10回、つまり、10ヘルツの脳波が現れ、さらに、しばらくすると、脳全体に10ヘルツの脳波が現れてきます。

秒間10回の脳波は、アルファ波の帯域ですね。
こうして、脳全体はアルファ波になるのです。

 

これを、脳波のエントレインメント(entrainment:引き込み・同調)と呼びます。

この方法だとプログラムされたとおりに脳波を誘導できるのです。

 

後の研究では、アルファ波だけでなく、様々な脳波のパターンを作ることが可能になりました。

 

 

 

ブレインマシン「ボイジャー」誕生

こうして、バイオフィードバックを含め、精神活動状態のコントロール効果のある様々なマシンが開発・販売されていきました。

 

ちょうど70年代からICの集積化はさらに進み、販売当初は鞄ほどの大きさだった光の点滅を使ったマシンも、80年代の半ばには、手のひらサイズまで小型化されていきます。

 

発売当時の鞄ほどの大きさの装置は、約50万円ほどで販売されていました。

 

その後、現在のボイジャー・エクセル・プロテウスを製造している、当時のシネティックシステムズ社(現マインドプレイス社)が、20万円半ばで様々なファンクションが付いていている機器を販売し、一気に世間へ広がったのです。

 

当時のシネティックシステムズ社が出したマシンは、パラメータを調節することができ、様々な周波数にセッティングできることが画期的なマシンでした。

 

この頃になると、これらの機械は、総称して、ライト&サウンド・マシンと呼ばれるようになりました。

 

 

小型化してより高度に進化する

その後、脳波とピーク・パフォーマンスの研究が進み、最高のパフォーマンスを発揮しているときの脳波をシミュレートしたプログラムが内蔵されるようになりました。

 

機能がより多くなり、トランプケース大に小型化したのです。

これは、ICの進歩によるマイコンの搭載の恩恵です。

 

プログラムは、瞑想だけでなく、大きく分けて次の8種のカテゴリーがあり、さらにその下に幾種類もの個別プログラムが作られました。

 

ボイジャーのトレーニングを取り入れ金メダルに!

オリンピックの水泳金メダリスト、ゲーリー・ホールjrを生んだ脳の研究家、D・ソマ-博士もプログラムに参加しています。

光と音の奇跡 ボイジャー・エクセル

漫画:ほしのちあき氏

 

専門家が作った、光と音のプログラムがまず、カテゴリー別に8種類あります。

 

・ピークパフォーマンス

リラクセーション

・学習

・美容・健康

・ビジュライぜーション

・活性

・睡眠

・娯楽
 

このリラクセーションのカテゴリー中に、次の10種類の個別プログラムがあるのですね。

瞑想はここにあります。

 

・仕事観の休息

・心のサウナ

・クイックリフレッシュ

・再生

深い瞑想

・リラックス 15分

・リラックス 25分

・リラックス 35分

・リラックス 45分

・リラックス 60分

 

漫画:ほしのちあき氏

 

こうして、瞑想状態と脳波には密接な関係があるという発見から、ボイジャー・エクセルはつくられたのです。

 

ボイジャー・エクセルは、低価格で脳波を望む状態にシンクロさせることができる、画期的なブレインマシンです。

 

ボイジャーを体験すると!

ゴーグルをかけて目を瞑ると、二色(赤・緑)のLEDライトが点滅します。

目を瞑っていてもまぶたに光を感じることができます。

 

同時に、ヘッドホンからは、その光にシンクロした音のうなりとパルス音が聞こえます。

 

以前は、この音は、右の周波数と左の周波数がずれていて、その差から脳波を誘導する効果のあるプログラムもあると説明があったのですが、最近、メーカーではそのことを広告していません。


この光と音によって、脳波をアルファ波やシータ波などの目的の意識にあった脳波に誘導します。

 

瞑想は、願いを叶える、自分を変える、リラクゼーション、インスピレーション開発など、様々な目的に役立つツールです。

漫画:ほしのちあき氏

 

厳しい修行をしないと瞑想はできない。

座禅を組まなければいけない。

…等、ハードルが高くてできないという懸念を持つ必要がなくなりました。

ボイジャー・エクセルは、瞑想を、効果的かつ容易にするマシンなのです。

 

ゴーグルから発せられる二色の点滅光は、さながら光のマンダラ、
非日常感をも演出し、変性意識状態に入りやすくなります。
エンターテイメント性もあり、単純に楽しめるものでもあります。

 

先に述べたヒッピー文化ですが、アートシーンでは、幻覚時の極彩色をモチーフにした作品がサイケデリックアートとして生まれたと述べました。

 

ボイジャーを初めて試した方は、このマンダラに「おお!」となります。

 

特に、プログラムの「娯楽」には、点滅パターンが次々に変わっていき、このマンダラの表情が変わって、綺麗な光の干渉パターンを体験できます。

 

このゴーグルからの光の点滅は、このサイケデリックアートのようでもありますね。

 


興味を持たれた方はぜひ、ネットショップもご覧ください。
瞑想マシンと、各種瞑想CDも取り扱っております。

ボイジャー・エクセル・プロテウスの使用により、瞑想や学習の効果が上がるしくみや活用法なども、今後ご紹介していきたいと思います。

 

まず、イメージ・トレーニングでゲイリー・フォールjrが金メダルを取った漫画からご覧ください。

 ↓

光と音の奇跡 ボイジャー・エクセル

 

瞑想マシン “ボイジャー・エクセルプロテウス”
誘導瞑想CD
オーディオストロボCD

 

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