自他共に「ゆるせない」心理はなぜできるのか? 怒りをとらえる | ゼロ思考 (願いが叶う潜在意識・瞑想・ゼロ思考アファメーション・カウンセリング)★佐田弘幸

ゼロ思考 (願いが叶う潜在意識・瞑想・ゼロ思考アファメーション・カウンセリング)★佐田弘幸

瞑想歴20年、プラス思考の弊害を唱えて20年。
日本人に合う独自のゼロ思考アファメーションや、潜在意識の攻略法などを「ゼロ思考メソッド」として提唱。カウンセラーの養成講座も好評。

今日は誕生日。55才。
これからは、技能を次世代に残していこう、
というDNAのスイッチが入る時期ですね。

「これからはもっと発信しなければ」と、
最低、週一回はブログを書くようにしました。

積極性も大切ですが、努力を心理的にラクにこなすには、
やはり習慣化させることですね。

習慣化させると、心理抵抗が減り、
やるべきことがスイスイできるようになりますから。
努力が苦労ではなくなるんですよ♪

さてさて、現在、カウンセラー養成講座の、
テキスト改変をしていて、その最終章を編集しています。

八章の最初は、「ゆるし」がテーマ。

というのも、クライアントさんは、
「自信を育てたい」と思う人が多く、
その心理メカニズムを調べていくと、
自責の念が、「人生がうまくいっている」と感じている人より多いのです。

以前、「なぜ、自責の念があるのか?」と
ホワイトボードにフローチャートを書いて調べた結果、
色々興味深いことを発見しました。

そんなことから、
ゆるしの技能の習得について書いたのがこの章の冒頭部分。

他者への怒りも含めて、
そのプロセスがおもしろいので、
皆さんにもメリットがあるかと思い、ここに載せます。

以下、その冒頭を記します。

ゼロ思考メソッド・アファメーションカウンセラー養成講座、第八回より抜粋し、ブログ用に編集。

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自他共に「ゆるせない」心理はなぜできるのか?



“承認による自信”が育まれなかった人は、

なにか失敗したあと、自責の念が生じやすい。

自責の念とは、自分を責めること。
つまり、失敗した自分をゆるさないで責めて苦しむ。
 
失敗の後、「そういうこともあるから、これから気をつけよう」
と気持ちを納められず、自責の念に苛まれる。

自分を許さない心の癖はなぜできたのか?

うまく機能している家庭で育てば、幼少期から適切に許される経験がある。

そのため“ゆるす”ことも体験として必然的に学習している
だから、適切な反省はしても、必要以上に自分を責めない。

しかし厳しいだけの叱責で、「反省しろ!」と家庭内で言われ続けたとしたら、
適切な“ゆるし”を体験として学べていない。

その場合、大人になっても 自責と同時に、
他人も自分と同様に責め、自他共にゆるすのは非常に難しくなる。

失敗のあと、ずっと自分を責め続ける。
いつまでたっても自分を許さないのだ。

その結果、自信を持てなくなる
 
また、許された経験のない人は、同様に他人も許せない。
他人からのストレスで、怒りを覚えたときは、相手を心の中でずっと責め続ける。
 
嫌な出来事を、時々思い出して、頭の中でやっつける。
ずっと許さないのだ。
 
これを何度も繰り返す。
だから、他者へも不信が募り、他信が持てなくなる
思いやりも減ってくる

他人を信じられなくなるので、
疑い深くなり、本心では心を開かない。
 
周囲に対してそのように接するので、
心を開いたコミュニケーションはできない。
 
いくら、表面的に柔らかな笑顔を作っても、
一人になれば孤独がつのる
 
また、失敗のあと、自分を許さないと、
何かに挑戦したいと思っても、すぐに「失敗あとの自責の念」が起きることを予測し、消極的になってしまう(いわゆる負け癖だ)。

自分を許さず、自責の念が癖になってしまうと、自己肯定感が低くなる。
すると、他者との意見の相違があったとき、次のように受け取ってしまう。
 
「相手は自分の意見を認めてくれない」と適切に評価できず、
「相手は自分の存在を認めてくれない」などと拡大解釈してしまう。

こうして、一人で勝手に自尊心が傷つけられたと思いこむ。
時々思い出しては、相手を恨んで、心の中でやっつけて仕返しをする。

いつの間にか、何度も繰り返し相手を呪ってしまっている。

仕返しの呪いは、当人からみれば、一般人が “嫌悪する呪い” ではなく、
正当性を持った正義のお仕置きに見える。

そこで、鏡の法則が働いてしまう。

しかし、なぜ運が悪くなっているか、その原因が分からない。
なんとか運をよくしようと便所掃除をしたり、占いに通ったりする。

その効果は、ご想像のとおり。
努力しても…
ますます自尊心が傷ついてしまう。


このように自尊心が満たされない体験をすると、
「相手とは、一部に合わない部分がある」ではなく、
丸ごと「すべてがイヤだ」と思ってしまう。

その人の全体を拒絶し、近寄らない”という、
未熟な精神状態に…


自信のある人は、少々のことでは揺らがない。

このように「ゆるし」を体験として学ばないと、好ましい人生を送れなくなる

クライアントにはこのタイプが多い(少なからずではなく、確実に多い)。
その為、カウンセラーは、“ゆるしの技法”とその提案が必要になってくる。

自信のなさや、運命、他者への怒りのコントロール、
その根本を突き詰めると、
実は「許すことを学んでこなかった」と気づく。

であるから、“承認によって育まれる自信”を身に付ける訓練と、“ゆるし”の学習も、
健康でマインドフルに生きるには必要な要素である。

(ゼロ思考アファメーション・カウンセラー養成講座 第8回 より抜粋編集)
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怒りをコントロールできれば、人生はラクになります。

うちのカウンセラー養成講座は、自信を三つに分けて、その中の “承認による自信” を一人でトレーニングできるように組み立てました。

さらに、今回のテーマである “ゆるし” もセルフでできるように技法を組み立てています。

傾聴や質問だけでは改善しない精神の安定が、
この両輪のトレーニングをこなすことで、得られるようになります。

潜在意識のアプローチとして見ても、
「他にはない突っ込んだ内容か」と一人で悦に入っています。

仕事でうまくいかない、
生きづらい、
部下や上司とうまくコミュニケーションをとりたい、
そう悩んでいる人にも学べる内容です。

よかったら、を下記をのぞいて見てくださいね。
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