自ら幸せを遠ざける…「自罰に適応する心理」 | ゼロ思考 (願いが叶う潜在意識・瞑想・ゼロ思考アファメーション・カウンセリング)★佐田弘幸

ゼロ思考 (願いが叶う潜在意識・瞑想・ゼロ思考アファメーション・カウンセリング)★佐田弘幸

瞑想歴20年、プラス思考の弊害を唱えて20年。
日本人に合う独自のゼロ思考アファメーションや、潜在意識の攻略法などを「ゼロ思考メソッド」として提唱。カウンセラーの養成講座も好評。

瞑想を学び、カウンセラーおよびコーチとして約25年間、

振り返ると、たくさんのクライアントさんに接してきました。


仕事で成功していても、いなくても、

家族関係、人間関係で上手く行っていない人に共通なのは

 

「自責の念」から

「自分に罰を与え」

「自ら幸せになるのを

 禁止している」こと。

 

そういう事例をたくさん見てきました。




ポジティブな心理に焦点を当てた成功の法則は、たくさんあります。
世間でも好まれます。

しかしポジティブな成功法則が

うまく行かない場合もあります。

それは

ネガティブな部分の対処が

できていないから

なんです。

そのネガティブな感情で多いのが、自責の念

しかし皆さん、

内観で、ネガティブな感情を見るのが苦手です。

 

 

自責の念が強い人は、
無意識のうちに自分へ罰を与える

ようになっています。

 

最初は、自分がミスを犯したりした後、

単純に、自分を責めますね。

 

もちろん、苦しくなります。

 

しかし、無意識というのは、

苦しいときこそ、何とか逃れようとします。

 

いじめに遭い、学校へ行きたくない子どもは、

登校しようとすると、気持ちが苦しくなり、

お腹が痛くなる。

 

こうして、苦しみから逃れることが出来ます。

 

 

これが無意識の働きなのはご存じの通り。

この文脈で考えてみましょう。

 

ダメな自分に、罰を与えると

一時ですが、ほっと安心します

 

その時は、苦しみから逃れることが出来ます。

 

自分の中には、色んな自分がいます。

その中から、次の二つの自分に注目してみましょう。

 

・自身をダメと思う弱い子どものような自分A

・厳しい罰を与える親のような自分

 

 

ダメな自分へ罰を与えることで、

厳しい親のような自分が、

「ダメな自分Aが苦しんだからよし」

として、責めるのを止めます。

 

この時に上で説明した、

一時だけどホッとする感覚が起こります。


このように無意識は、

その人に最も効果のある方法で、

手段を選ばず

苦しみから自分を救い出すのです。

 

無意識は、なぜこんな方法を考え出すのでしょう?

 

 

失敗したら、親に暴力を振るわれる。
「おまえはダメな人間だ!」と人格を否定する叱責が始まり、

自尊心がずたずたになる。

そんな親がそばにいると、

子どもは安らぐことはないのです。

 

しかし、一時だけ安らぐときがあります。

それは、暴力の後。

え?暴力の後?
…と、皆さんは不思議に思うでしょう?


殴られまくって、痛がり、泣いていると、

そのうち親は肩で息を切らして、

殴り疲れて、暴力を止めます。

 

その時だけは、絶対に殴られない。
そんな絶対的な平和が、

自分の世界にやってくるんです。

 

いつもは全ての神経を研ぎ澄ませて、

親の注意がどこに向いているか観察している。

殴られないよう先回りし、

自分の行動を制御し、緊張している。

 

しかし、親が殴り疲れているときだけは、

「いつ殴られるのか?」という恐れと緊張から解き放たれ、

唯一、自由になるのです。


全身の痛みと敗北こそが、絶対の平和。
いつの間にかそれらが、

無意識でリンクするとどうなるでしょう?


 

さらに親から、一時の気分で優しくされても、
山の天候のように、

親の気分は、まるで予想が付かない。

「あれ?優しくされている。今は甘えてもいいのか?」
と、期待をすると、強烈な痛みと共にののしられ、
ガッカリするのを知っている。

だから、

希望を持たないようにして、

失望のショックを避けている。
 

そんな環境で育ったら、

どんな大人になるでしょう?

 

 

幸せになりそうになると、

その状況を自ら壊して

失望のショックを避けます。

 

苦しい状況にいると、

「これ以上悪くならない…」と

安心するようになります。

 

 

 

親から暴力までは受けていない…

という人にも、この心理はあります。

 

例えば…

・親に愛情を期待しても、応えてもらえず傷ついた。

・遠足のとき、「好きなもの同士でグループになって」、と言われると

 誰からも誘われないし、声をかける勇気もなくて、

 自尊心がズタズタになった。

 

そんな経験から、

「愛情なんて期待しない。信用できない」

「友だちに優しさを望んだって、手に入らない」

 

期待しなければ、傷つくこともない。

最初からなければ、失うこともない。

 

こうなると、無意識は

失望のショックから自分を救うために

幸せを遠ざけるようになってしまうのです。

 

 

この心理が、運が悪くなる行動につながります。

 

やっかいなことに、

無意識レベルで

その行動を選択しているので、

本人にはその自覚がありません。

 


例えば、何かのチャンスがあったとして、そのときに
必要以上に遠慮してしまう、など、
“好ましい変化を避ける心理”

として働きます。

 


また、日頃から自分に小さな罰を与えていないと、
「こんなに楽をしていると、ひょっとして

 将来に大きな不運が来るのではないか…」
と不安になり、
無意識に楽しいことを避けたり、

しんどい状況を作ったりします。

これらは、意識の深い部分で思っているので、

顕在意識では理解していません。

顕在意識ではむしろ、

そのしんどい状況をなんとかしようと、

「私は運がいい」と唱えるなど、
運気を上昇させようと努力している人も

少なくありません。

 

 

「自責の念」が自罰を生み
運が良くならない場合は、

まず自分の「無意識の考え」に気付き(内観)、

その考え方のクセを

減らしていく必要があります


色々やってみたけれど、

運命が好転しない…という方は、
その原因となる考え方を、

内観によって探っていくのはいかがでしょう。

うまくいかない場合、

行動を変えることももちろん重要ですが、
そもそも行動を左右する「考え方のクセ」に

アプローチすることが早道です。

 


とはいえ、自覚していない

考えや気持ちに気づくのは難しいもの。
当研究所では、

 

「自分を変えたい」「目標を達成したい」
 でもどうすればいいのかわからない、

 難しい…

 

という方に向け、
教室・講座・セミナーなどで、

内観をはじめ、そのお手伝いをしています。

 

ブログでの情報発信も、
みなさんが望む未来を創造するための、

一助になればと思います。

 

―  書籍  ―

佐田弘幸の本 【幸せになれるマイナス思考】 総合法令出版
プラス思考を学んでも、何となくうまくいかない。
そんな人にお届けしたい内容です。


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