瞑想と座禅 …違いはあるの?【1】瞑想と座禅はなぜ起こったのか? | ゼロ思考 (願いが叶う潜在意識・瞑想・ゼロ思考アファメーション・カウンセリング)★佐田弘幸

ゼロ思考 (願いが叶う潜在意識・瞑想・ゼロ思考アファメーション・カウンセリング)★佐田弘幸

瞑想歴20年、プラス思考の弊害を唱えて20年。
日本人に合う独自のゼロ思考アファメーションや、潜在意識の攻略法などを「ゼロ思考メソッド」として提唱。カウンセラーの養成講座も好評。

最近はマインドフルネスがはやり、瞑想が知られるようになってきました。

嬉しいことですね。


しかし情報を見ると、あれ?と思うことも。

ここでは誤解を解くためにも、下記の三点を述べます。

 

瞑想と座禅はなぜ起こったのか?

・心の病とは、苦しむ内容にいつも注意が向いている状態
・苦から逃れるために瞑想を作った古人

・瞑想は苦しみから逃れる心を作るための基礎訓練

 

何に注意して瞑想をすればいいのか?
・大切なのは、雑念を出さないことではない 雑念に気づいて戻ること
・瞑想と座禅の最終目的は?

 

瞑想の方法
・半眼と瞑目どちらでもよい
・何に集中するか?
・雑念の意味

 

 

  • 「瞑想と座禅はなぜ起こったのか?」

・心の病とは、苦しむ内容にいつも注意が向いている状態

カウンセラーはクライアントの悩みに寄り添いますが、
することは、クライアント自身が注意の当てる部分をセルフコントロ-ルできるように手伝うことです。

 

ざっくり言えば、心の問題とは、
その人が「つらい部分や、ネガティブな部分に意識を向ける癖があり、苦しんでいる」
という心理状態を指して言います。

 

それが続くと、脳にも影響が与えて、構造が変化します。
このあたりを知らないと「鬱は脳という臓器の問題である」と捕らえてしまいますが、
それは間違い。

 

鬱は遺伝がほとんど無く、後天的な心理の状態で、
医学的に確認すると脳にも影響を与えている、
というのが真相です。

 

ですから、症状だけを改善する薬や医学的な治療(電気や磁力)では、
いったん改善されたように見えて、またぶり返します。

 

なぜなら、「心の有り様」、
つまり「意識の焦点が当たる部分のコントロール」を医師が指導していないからです。

 

瞑想は、この「苦しむ内容に注意が向いてしまう心の癖」をコントロールする訓練法なのです。

 

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  • 太古の昔、苦から逃れるために瞑想を作った

太古の昔から(記録では四千年前)、苦しみから逃れるために、瞑想をしていました。
瞑想はどのようにしてできたのでしょうか?

 

昔の人は、苦しむ人を観察していて、
苦しみの正体を、下記のように分析しました。

 

  1. 過去のネガティブな体験を思い出すことから起きる「悲しみ・怒り・嫉妬等のネガティブな感情」を抱いていること(とらわれ)
     
  2. 未来のまだ来ない不安に、意識の焦点を当てて苦しんでいる(とらわれ)
     
  3. 自分の心の動き、感情の動きに気づかず、俯瞰できていない(メタ視点の欠如)
     
  4. そのために心は、今ここにあらず

 

 

そこで、周囲の人は、苦しんでいる人に、

「いつまでも悲しんでいても、死んだ人は帰ってこないよ」
「昔のことを思い出してずっと怒っていも、苦しむだけだよ」

「嫌なことを思い続けて苦しむのではなく、今ここにあることに集中しよう Be Here Now( ビーヒアナウ)

 

など、その人の苦の原因を伝え、注意を促します。

 

 

しかし注意された本人は、もう心の癖になっているので、
そう簡単に「なるほど、分かりました」といって変われるものではありません。

 

問題を解決する能力のある古人は、その状況を見て、
「どうしたら注意のコントロールができるのだろうか?」

「とらわれから、離れられるのだろうか?」

と考えたのでしょう。

 

瞑想は苦しみから逃れる心を作るための基礎訓練

 

そこで、試行錯誤して生まれた「注意のコントロール方法」。

 

それは…

 

  1. 何かに集中する
  2. 雑念が生まれたら、それに気づく
  3. そのとき、どんな雑念が観察する
  4. また集中に戻す

…という訓練。

 

この「訓練」というのは、スポーツで言えば、筋トレなどの基礎体力のようなもの。

 

「無意識の想念に気づいて戻す」という基礎体力を養ったら、

それを「苦から逃れる」という本来の目的に使います。

 

普段でも、無意識の心の動き(主にネガティブ)に気づいて、

建設的な思いに切り替え、

その結果、苦から逃れる、

…と言うのが最終的な瞑想の目的です。、

 

 

こうして古代に、苦を取り除く目的をもち、その心の訓練として、瞑想が生まれました。
また仏教では、東方へ伝わるに連れて、座禅ができたのです。

 

瞑想と座禅は、歴史や技法の差はあれ、

基本は同じ目的で作られた、意識のコントロール方法です。

 


PS
現代において瞑想は、宗教と一体のように思われています。
が、そもそも古の「宗教」という概念ができる前の時代に瞑想ができています。


続く

 

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