「○○が叶って、うれしい。ありがとうございました」
と、いうように…
しかし残念ながら、いくらポジティブな言葉でアファメーションを唱えても、願いの叶わない人がいます。
理想論ではなく、現実に目を向けます。
例えば、平均的な収入のサラリーマンが、ポジティブな言葉で、
「私は、半年以内に1億円が手に入ります!」
と、念じたが叶わなかった…
また、何度も恋愛で失敗してきた人が、
「幸せな結婚をします!」
と積極的な言葉で念じたが、2年経っても進展がなく…
ポジティブが良いとされ、その通り願えば叶う、引き寄せられる、とされているのに、現実がなぜ伴わないのでしょうか?
大切なのは、潜在意識レベルで本当にそう思えるのか?
ということです。
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この「ポジティブな言葉を唱えても変わらない」のには、大きく5つ理由があります。
1)アメリカと日本、文脈の差
まず、一点の曇りなく、理想的にハッキリ願うアメリカ式のアファメーション。
これは、平均的な日本人にとって、心理抵抗が強すぎる文脈です。
日本人は、理想的すぎてハッキリ言い切ると、「そんなに都合よくいくのか?」と猜疑心が出やすいのです。
心の底から信じ切れないのです。
むしろ日本人には、若干の曖昧さを残した方が、心理抵抗が少なく、無意識は反発をしにくくなります。
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2)「ポジティブであらねば…」という強迫観念が、暗示的な自己否定を生む
・「ポジティブが良い」
とを学んだ人は、しばらくすると、
↓
・「ポジティブであらねば」
と改変され、それがついには、
↓
・「ネガティブは良くない」
と拡大解釈されます。
↓
すると、「人間なら誰でも、ふと思ってしまう自然なネガティブな感情」までも否定するように無意識は働きます。
↓
・「うまくいかなかったらどうしよう…。あ!そう思ったらダメだ。プラス思考、プラス思考…」
こうして自己の本音を否定し、顕在意識と潜在意識に溝が生まれます。
本音と理想論のズレによる葛藤。
否定した本音は、無意識の底に深く沈み込み、それが潜在意識のプログラムとなるのです。
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3)望みが叶うと、実は都合が悪い
過去のトラウマ
・「上手くいった後に、どうせ大きな失敗があり、大きく失望するんだろう。
それなら最初から上手くいかない方が良い」
恨み
・「私が幸せになると、親(夫・妻など)へ仕返しができない。
それは困る。私がダメになって、おまえのせいでこうなった!と仕返ししてやる。
幸せになると、復讐が叶わないので困る」
服従グセからの恐怖
・「自分一人で方向を決めて、本当に大丈夫か?もし失敗して、周囲(主に親)から、
『ほら、私の言うとおりにしなかったら失敗したでしょ』 と、勝ち誇ったように批判されるのが怖い」
補足:服従クセのタイプは、失敗から学ぶことをあまりしていないため、失敗する予見の後、すぐ逃げてしまう場合が多い。
他人の責任にするなど、責任をとらない等の行動が顕著。
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4)負け癖
・「上手くいった経験がほとんどなく、上手くいくことが信じられない。
失敗して上手くいかなくなると、残念な反面、心の底でほっとする自分がいる」
失意が内に向き、落ち込むみ、自責に陥る自罰タイプと、
失意が外に向き、他者を憎む、他罰タイプ、
失意が外に向くことは同じですが、イソップ、酸っぱいブドウの狐のように、自分の認知を変えて納得しようとするタイプなどがあります。
認知が内に向くと、苦痛を感じないようにして、自分を守る不感タイプもありまあす。
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5)誤った学習
・「運には量が決まっていて、目先の小さな運を叶えると、将来の大きな運がなくなる」
他人から聞いて、それを信じている。
(現実の苦しさを避けられて、都合がいいため)
この考えのソース(元情報)は、上記【4】の「負け癖」の一環でもあり、
上手くいかない現実を自己弁護するアクロバティックな発想です。
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ざっとですが、5つの上手くいかない場合の背後にある心理パターンをあげました(他もあり)。
5つの原因がからみあい、ポジティブなアファメーションを真剣に唱えても、残念な結果になるのですね。
ではポジティブなアファメーションの文脈で成功するのはどんな人でしょう?
それは、すでにポジティブな言葉による成功経験がある人、
または上記5つのようなネガティブな葛藤が少ない人でしょう。
まとめれば、自信のある人です。
「こうあるべき」、という理想が、潜在意識では真逆のネガティブに働くことは少なくないのです。
・積極的な言葉を唱えるほど、つらくなる。
・世の中には、潜在意識を使いこなせる人がいるのに、自分は使いこなせないのではないか?
・公式通りにポジティブに唱えても、現実が変わらない。どうしたらいいのか分からない…
がんばってポジティブなアファメーションを唱えても効果が上がらない人は、とても辛いのではないでしょうか?
要点を抑えて改善していけば、必ず未来は開けますので安心してください。
この複雑な潜在意識の使い方を攻略するために、
ポジティブな言葉、ネガティブな言葉、明示的、暗示的など、
あらゆるパターンを使って、無意識の抵抗をかいくぐるアファメーションの作り方を考え、
WEB講座、カウンセラー養成講座、クラスなどでお伝えしています。
そこが、ポジティブな言葉を唱えればよい…という
世に多い技法との違いだと思います。
どのようなアファメーションが効果が上がるかは、
人によって違います。
ポジティブな言葉を唱えても、
ありがとうを唱えても、
違和感があったり、心からそう思えなかった。
そういう方には、内観し、自分のネガティブな部分も認めた上で対策を考えていくという、
ゼロ思考メソッドもぜひお試しいただければと思います。
メニューバーWEB講座の説明記事をアップデートしましたので、
ぜひそちらもご覧下さい。
http://ameblo.jp/zero-sada/entry-11769180884.html
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