肝心のストーリーについての前ふり

おもしろくない。とか、できが悪いというのは少し違うかも知れません。
うまく説明できませんが、ファンが望んでいるものじゃない。って感じです。

とにかく、ファミコン&スーパーファミコン時代のバンダイのキャラゲーです。
ファンの気持とはずれまくってるように感じます。

クリエータがその作品を理解や愛さずに作った可能性がぷんぷんにおいます。
いや、この「ウルトラ作戦 科特隊出撃せよ」は愛しすぎた人がシナリオを
書いたのかもしれません。

最近のキャラゲーを遊んでる人には理解できないかもしれませんが、
当時は良く原作をみたりしないでゲームがつくられることはよくありました。

たとえば、現在ではガンダムの武器はビームライフル>バズーカーが常識ですが、
当時のゲームではは逆なのがありました。ウルトラも、ウルトラファンでは常識の
切断技>光線もほとんどのゲームが逆になっていました。

あのファンも納得のバンプレストのアーケード版ウルトラマンですら、
「八つ裂き光輪」がスペシューム以下になっていました。

ただ、こうした状況はクリエイターが育つにつれ、ガンダムの方はこうしたことは減ってゆき、
現在ではファンが納得できるゲームが増えています。
特に、1年戦争の当時のTVや映画の中で描かれていなかったファンが見てみたいシーンが
新たに追加されたりしてるので、同じようにこの「ウルトラ作戦 科特隊出撃せよ」でも、
そうしたのがみれるという期待をして情報を求めてるファンが多いと思うのですが、、、

残念ながらそういうのは期待しない方がいいです。


よく勘違いされることですが、ウルトラマンやウルトラセブンは大人も楽しめるとか、
今みても十分楽しめるとかはかなり幻想です。

正直、あっちこっちつっこみどころ満載です。


よくガンダムについて、
「短期間にあんなにたくさん新兵器が作られるのはおかしい」といファンがいて
最近のゲームなどではそれに説得力をつけるようにされてますが、
このゲームにはそういうのはほとんどないです。

いろんなものがご都合主義で短期間で作られたりします。
ファンが期待するような大人っぽいストーリーでもありません。

見たこともない怪獣の名前をいきなり呼んだりする”あの当時”のドラマの雰囲気の
ストーリーです。
ガンダムのゲームにあるような
”当時のおかしなとこを現代風になおす”というものではありません。

というか、ウルトラはそのあたりに恵まれていないように思います。
ガンダムは次々ファンにより、その辺りの修正のされた作品が作られいまだに新しいファンを増やしています。

「THE FIRST」より「STORY 0」の方が続いたりする
内山ザウルトラがアンドロ伝説になってしまう、
わざわざ再編集でゼットンをウルトラマンが倒す映像を作ってしまう
ぺダン星人やバット星人を今風にデザインしなおしちゃう
そうした悲しいウルトラビジネスの悪い癖を理解したうえでしかプレイしな方がいいゲームです。