お久しぶりです。
今日はプチコンネタではありません。
怪獣オタクが気になってるケド、なかなか実態がわからない古いゲームの話です。
ちなみに、ボクがもとゲーム関係の仕事をしてたからといって、
このゲームにはまったく関わってません。
今から書くことは、単なる”ウルトラファン”の寝言であり、
クリエイターとしての意見ではありません。
たんなる、ダメ人間のやっかみみたいなものです。
では……
まず、この寝言記事にたどりついた人のほとんどは、
雑誌の記事や、WIKIなどにある「円谷公式のQとマンの間のストーリー」というのに
夢やロマンを抱いてこの「ウルトラ作戦 科特隊出撃せよ」に恋い焦がれ
少しでも情報を手に入れたいと思い、こんなチラシの裏ブログにたどりついたんだと思いますが、
ハッキリと言います。このゲームはそんなに面白くないので遊ぶ必要はないと思います。
史料価値もほとんどありません。
このゲームをプレイするには古いPCとソフト、もしくは、エミュを使うにしても
古いFDドライブとソフトが必要となりますが、それらをそろえるほどの価値はないと思います。
正直、それらをそろえるぐらいなら、特集記事が書かれてるB-CLUBを入手するだけで
十分だとおもいます。
ボク自身、リアルタイムでB-CLUBを購入し、そこに書かれてた記事や
デザイン画、模型写真をみて、「このゲームを遊んでみたい!」と思っていた人間の1人ですが、
いざプレイしてみた感想は、
”なんだコレ?”
でした。
ミニチュアを使った実写取り込みがウリのゲームですが、98の16色グラフィックなので、
ほとんどのカットが何が映ってるか分かりません。
怪獣のことが気になるならB-CLUBで十分です。
ストーリーもある程度はB-CLUBの記事でわかります。
というか、B-CLUBの記事ぐらいの情報から自分で勝手に妄想するストーリー方が
おもしろいと思います。
その程度のストーリーしかありません(T_T)。
ちなみに脚本を書かれたのは
の面々です。
まあ、当時のハードの限界なのかもしれませんが、
ゲームシステムをもう少しどうにかすれば、もう少しドラマティックなシナリオに
できたのかもって思います。
とにかく、ボクがどう思おうが、知りたい人は
どんなゲームなのか知りたいでしょうから、ゲームの解説をしておきます。
ゲームシステムは……
ストーリーを進めるための”ADVモード”と、
怪獣を倒すゲームの”SLGモード”の2つのモードで構成されています。
ADVモード
昔ながらの、総当たりアドベンチャーゲームです。
”移動、使用、見聞、調査、採集、攻撃、考察”
のコマンドを実行してストーリーを進めてゆくのですが、
なんか”変”です。
”移動”… 一般的なADVではかなり頻繁に使うコマンドですが、
このゲームではこのコマンドを選んでも移動できないことの方が多いです。
というより、このコマンドでない移動の方が多いです。
たとえ移動が実行できる場合でも、移動できる場所は一か所だけです。
”使用”… こちらも一般的なADVではかなり頻繁に使うコマンドですが、
このゲームではほとんど使えません。
”調査”… こちらも、このゲームではほとんど使えません。
”採集”… こちらも(略)
つまり、考察と見聞でだいたいストーリーは進むことになります。
で、この2つのコマンドの違いがよくわかりません。
”見聞”はどうやら、「話す」コマンドのようなのです。
コマンド選択後、”誰に”を選べますが。
誰かに話しかけると、別の誰かが勝手に話し始めることが多々あります。
”考察”は、いわゆる「考える」コマンドで、コマンド選択後、”誰が”を選べますが、
こちらも、誰かが考えを話し始めると、別の誰かが勝手に話し始めることがあります。
この2つのコマンドのせいで、プレイヤーが何を担当してるのかがわからなくなります。
たぶん、プレイヤーはムラマツ隊長を演じるゲームっぽいのですが、
シナリオの視点の一人称が徹底しておらず、誰が誰に話してるのかがわかりません。
そもそも、”考察”で他人の考えが語られるせいで、”見聞”との違いがなくなってます。
さらに、どちらのコマンドも、会話の順番は整理されておらず、
会話はプレイヤーが選んだ人物順に表示されるので、
「それはいいアイデアだ!」
↓
「こんなアイデアはどうでしょう?」
の順でセリフが表示されたり、
「よし、現場に急行するぞ!」
↓
「そんなことより、現場へ急ぎましょう!」
の順で表示されたりするので、話がわかりにくくなってます。
SLGモード
ファミコンのマダラの戦闘シーンみたいなシステムですが、
本当によくわからないシステムです。。
プレイヤーは科特隊メンバーを操り、怪獣に攻撃をするのですが、
火力やHPの違いがよく分かりません。
アラシはスパイダーを持ってる設定ですが、特に強いように感じません。
また、全隊員ダメージを受けてもなのがどうなったかは表示されません。
ビートルのユニットもありますが、こちらも火力の差は感じづらく、
ビートルが攻撃能力のないシナリオが2つもあります。
さらに、怪獣側にはHPゲージがありますが、
どのシナリオでもそれを0にすることはできません。
なぜか、全部途中で倒せてしまいます。
本当に意味不明のシステムです。
さらに、どのシナリオもほとんど何も考えず攻撃しておけばクリアできるようになっており、
なぜ、SLGの形になってるか謎です。
古いゲームということで、いろいろ仕方ないと思いますが、
発売は92年ということなので、ファミコンでもっとまともなADVやSLGが
発売されていたことを考えると、当時でもかなりひどいゲームだったと思います。
今回、この寝言を書く為に検索をかけたところ、復刻を望んでる人がいるみたいですが、
このシステムのまま復刻されることは100%ないほどの悪質なキャラゲーです。
今日はプチコンネタではありません。
怪獣オタクが気になってるケド、なかなか実態がわからない古いゲームの話です。
ちなみに、ボクがもとゲーム関係の仕事をしてたからといって、
このゲームにはまったく関わってません。
今から書くことは、単なる”ウルトラファン”の寝言であり、
クリエイターとしての意見ではありません。
たんなる、ダメ人間のやっかみみたいなものです。
では……
まず、この寝言記事にたどりついた人のほとんどは、
雑誌の記事や、WIKIなどにある「円谷公式のQとマンの間のストーリー」というのに
夢やロマンを抱いてこの「ウルトラ作戦 科特隊出撃せよ」に恋い焦がれ
少しでも情報を手に入れたいと思い、こんなチラシの裏ブログにたどりついたんだと思いますが、
ハッキリと言います。このゲームはそんなに面白くないので遊ぶ必要はないと思います。
史料価値もほとんどありません。
このゲームをプレイするには古いPCとソフト、もしくは、エミュを使うにしても
古いFDドライブとソフトが必要となりますが、それらをそろえるほどの価値はないと思います。
正直、それらをそろえるぐらいなら、特集記事が書かれてるB-CLUBを入手するだけで
十分だとおもいます。
ボク自身、リアルタイムでB-CLUBを購入し、そこに書かれてた記事や
デザイン画、模型写真をみて、「このゲームを遊んでみたい!」と思っていた人間の1人ですが、
いざプレイしてみた感想は、
”なんだコレ?”
でした。
ミニチュアを使った実写取り込みがウリのゲームですが、98の16色グラフィックなので、
ほとんどのカットが何が映ってるか分かりません。
怪獣のことが気になるならB-CLUBで十分です。
ストーリーもある程度はB-CLUBの記事でわかります。
というか、B-CLUBの記事ぐらいの情報から自分で勝手に妄想するストーリー方が
おもしろいと思います。
その程度のストーリーしかありません(T_T)。
ちなみに脚本を書かれたのは
の面々です。
まあ、当時のハードの限界なのかもしれませんが、
ゲームシステムをもう少しどうにかすれば、もう少しドラマティックなシナリオに
できたのかもって思います。
とにかく、ボクがどう思おうが、知りたい人は
どんなゲームなのか知りたいでしょうから、ゲームの解説をしておきます。
ゲームシステムは……
ストーリーを進めるための”ADVモード”と、
怪獣を倒すゲームの”SLGモード”の2つのモードで構成されています。
ADVモード
昔ながらの、総当たりアドベンチャーゲームです。
”移動、使用、見聞、調査、採集、攻撃、考察”
のコマンドを実行してストーリーを進めてゆくのですが、
なんか”変”です。
”移動”… 一般的なADVではかなり頻繁に使うコマンドですが、
このゲームではこのコマンドを選んでも移動できないことの方が多いです。
というより、このコマンドでない移動の方が多いです。
たとえ移動が実行できる場合でも、移動できる場所は一か所だけです。
”使用”… こちらも一般的なADVではかなり頻繁に使うコマンドですが、
このゲームではほとんど使えません。
”調査”… こちらも、このゲームではほとんど使えません。
”採集”… こちらも(略)
つまり、考察と見聞でだいたいストーリーは進むことになります。
で、この2つのコマンドの違いがよくわかりません。
”見聞”はどうやら、「話す」コマンドのようなのです。
コマンド選択後、”誰に”を選べますが。
誰かに話しかけると、別の誰かが勝手に話し始めることが多々あります。
”考察”は、いわゆる「考える」コマンドで、コマンド選択後、”誰が”を選べますが、
こちらも、誰かが考えを話し始めると、別の誰かが勝手に話し始めることがあります。
この2つのコマンドのせいで、プレイヤーが何を担当してるのかがわからなくなります。
たぶん、プレイヤーはムラマツ隊長を演じるゲームっぽいのですが、
シナリオの視点の一人称が徹底しておらず、誰が誰に話してるのかがわかりません。
そもそも、”考察”で他人の考えが語られるせいで、”見聞”との違いがなくなってます。
さらに、どちらのコマンドも、会話の順番は整理されておらず、
会話はプレイヤーが選んだ人物順に表示されるので、
「それはいいアイデアだ!」
↓
「こんなアイデアはどうでしょう?」
の順でセリフが表示されたり、
「よし、現場に急行するぞ!」
↓
「そんなことより、現場へ急ぎましょう!」
の順で表示されたりするので、話がわかりにくくなってます。
SLGモード
ファミコンのマダラの戦闘シーンみたいなシステムですが、
本当によくわからないシステムです。。
プレイヤーは科特隊メンバーを操り、怪獣に攻撃をするのですが、
火力やHPの違いがよく分かりません。
アラシはスパイダーを持ってる設定ですが、特に強いように感じません。
また、全隊員ダメージを受けてもなのがどうなったかは表示されません。
ビートルのユニットもありますが、こちらも火力の差は感じづらく、
ビートルが攻撃能力のないシナリオが2つもあります。
さらに、怪獣側にはHPゲージがありますが、
どのシナリオでもそれを0にすることはできません。
なぜか、全部途中で倒せてしまいます。
本当に意味不明のシステムです。
さらに、どのシナリオもほとんど何も考えず攻撃しておけばクリアできるようになっており、
なぜ、SLGの形になってるか謎です。
古いゲームということで、いろいろ仕方ないと思いますが、
発売は92年ということなので、ファミコンでもっとまともなADVやSLGが
発売されていたことを考えると、当時でもかなりひどいゲームだったと思います。
今回、この寝言を書く為に検索をかけたところ、復刻を望んでる人がいるみたいですが、
このシステムのまま復刻されることは100%ないほどの悪質なキャラゲーです。