本日5月15日は国内において二・二六事件等とともに昭和維新と称される五・一五事件について記載し致します。
五・一五事件(5・15事件)というのは海軍青年将校らが発起し、護憲派で知られる当時の首相犬養毅氏らを殺害した一種の政治的クーデター(未遂)事件です。
古賀清志海軍中尉、三上卓海軍中尉らを中心にして昭和7年5月15日、昭和維
決起の2年前、「民族的暗闇を打開し、開顕しうるもの
当時の時代背景としては、世界恐慌の波及による大不況・企業の倒産・社会不安を国内が覆っており、現在の世相を見てみると、国内の株式市場、為替相場だけを見ると多少の改善が見られているものの、一般国民にとっては未だ不況の真っただ中にあると共に、国内では殺人、強盗や詐欺、また凄惨ないじめ事件といった刑事事件の増加に歯止めがかからずセーフティーネットの脆弱性の露出という社会不安が相まっています。
国内における豊かさの面を考えると当時より決して過酷とはいえませんが、多少なりとも当時の状態と似通った面を感じる事と思います。
またこの様な現在の危機を打開するために今ほど青年的情熱が求め
事件自体の功罪(善悪)は別にし至純の心で国を憂い立った五・一五事件の青年将校らに対しまして心より追悼の意を表し「青年日本の歌」(昭和維新の歌)を掲載致します。
「青年日本の歌」(昭和維新の歌)
汨羅の渕に波騒ぎ 巫山の雲は乱れ飛ぶ
混濁の世に我れ立てば 義憤に燃えて血潮湧く
権門上に傲れども 国を憂うる誠なし
財閥富を誇れども 社稷を思う心なし
ああ人栄え国亡ぶ 盲たる民世に踊る
治乱興亡夢に似て 世は一局の碁なりけり
昭和維新の春の空 正義に結ぶ丈夫が
胸裡百万兵足りて 散るや万朶の桜花