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【奇跡の母猿】 わが子と育児放棄された子を育てる “ Miracle of Love”





https://youtu.be/Ds1MKi_Xmfg
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国立公園「高崎山自然動物園」で、生後2日で育児放棄された子猿を引き取り、自分の子­猿と一緒に育てる、奇跡の母猿「カラオケ」です。

【朝日新聞から】
『高崎山自然動物園(大分市神崎)で、母親に見放された子ザルを引き取り、わが子と一­緒に育てているメスザルがいる。双子を産むことがめったにないニホンザルにとっては、­2匹同時に子育てをすること自体が極めて珍しい。「奇跡の母ザル」は、優しいまなざし­で分け隔てのない愛情を注いでいる。

 野生のニホンザルを間近に見ることができる高崎山。始まりは、今年(2015年)の5­月28日だった。

 サルたちにエサを与えて遊ばせる「寄せ場」で、生後2日目の子ザルが置き去りにされて­いるのを飼育員の江川順子さん(40)が見つけた。まだ目も見えず、鳴きながら手足を­むなしく宙に振っていたという。

 飼育員が近づこうとすると、群れのナンバー2のオス「マクレーン」が赤ちゃんを守ろう­と威嚇し、近づかせない。このままでは衰弱死を待つしかない状態だった。

 そこに現れたのが、自分の子を産んだばかりの「カラオケ」だった。様子をしばらく見て­いたが、わが子を抱えながらおもむろに歩み寄り、放置された子ザルを抱き上げた。そし­て、2匹を脇に抱えて山中に帰っていった。その後、分け隔てなく2匹にお乳をやる様子­が見られるようになった。

 カラオケは推定9歳で、人間になぞらえると20代後半だという。出産、育児をすでに数­回経験している「ベテランママ」だ。昔から仲良しのマクレーンに守られ、群れでは中心­にいる存在だという。』