河野洋平の責任追及が不可欠 | 皇国ノ興廃此一戦二在リ各員一層奮励努力セヨ 

河野氏とテキサス親父の「公開討論」は… 山口市民会館でニアミス

ZAKZAK 夕刊フジ




 慰安婦問題を悪化させた「元凶」であることが発覚した河野洋平元官房長官(77)と、慰安婦問題の真実を訴え続けている「テキサス親父」こと、米評論家のトニー・マラーノ氏(65)が21日、山口市民会館でニアミスした。河野氏を糾弾する人々が集結するなか、河野氏は人ごとのような釈明を続け、マラーノ氏は熱く事実を語った。関係者が申し入れていた2人の公開討論会は実現しなかった。

 「私が日本を貶めるわけがないじゃないですか。当時、官房長官ですよ」

 河野氏は、地元情報紙が主催した講演会で、こう語気を強めた。前日、河野氏が1993年に発表した「河野談話」に対する、政府の有識者チームによる検証結果が公表されただけに、焦りでもあったのか。

 談話はやはり、厳密な歴史的事実を確認したものではなく、当時の日韓両政府が入念にすり合わせて合作した「政治文書」だった。加えて、河野氏が何の証拠もないのに、記者会見で「(強制連行の)事実があった」と独断で答えていた、売国的行為まで発覚した。

 明治維新の原動力となった長州人(山口県人)は、英霊の名誉を汚すような人間を決して許さない。山口市民会館周辺には約200人が集まり、「河野談話を差し替えろ」「河野氏を国会で証人喚問しろ」「米国の慰安婦像をどうにかしろ!」と気勢を上げた。

 山口県警は100人近くの警察官を配置し、異例の厳戒態勢を敷いた。ただ、集まった人の一部は、市民会館の入口で「河野さんを呼んでくれ」「抗議文を渡したい」と警備員に詰め寄るシーンも見られた。

 河野氏は講演で「(談話発表の目的は)日韓関係を将来にわたって尊敬し合える間柄にする(ことだ)。考えてもみてください。河野談話以降の日韓関係は非常に良好だったじゃないですか」とも語ったが、現状認識が完全にズレている。

 韓国は、河野談話と、河野氏の無責任極まる記者会見を根拠として、日本の地位を低下させる「ディスカウント・ジャパン運動」を世界中で展開している。同運動の中心団体である「VANK」は2005年ごろから反日広報活動をスタートさせているのだ。

 一方、マラーノ氏は隣の会場で、自身がワシントンの国立公文書館から、米軍が1944年、ビルマ(現ミャンマー)で朝鮮人慰安婦20人を尋問し、「慰安婦は雇用されていた」「洋服や化粧品など好きな物を買うことができた」などと記した調書を入手したことを披露。さらに、自身の動画を韓国が遮断したことに触れ、同国の言論弾圧ぶりを批判した。

 マラーノ氏は「韓国人は日本人が苦しむのが大好きなのさ。だったら、楽しんでやろうじゃないか」といい、ミニチュアの慰安婦像を世界各地で撮影するコンテストの実施を提案した。

 注目された、河野氏との「公開討論」が実現しなかったことに、マラーノ氏は「俺は誰とでも話をするんだが…」とあきれた様子で、「過去より、今に視点を移さなければダメだ。韓国を黙らせるには、日本人同士が協力しなければダメだ」とアドバイスした。

 ともかく、日本人が名誉や誇りを取り戻すためにも、河野氏の責任追及が不可欠だ。