日本の調査捕鯨阻止へ。
南極海での日本の調査捕鯨を阻止するため、反捕鯨団体「シー・シェパード」の妨害船「スティーブ・アーウィン号」が5日深夜、オーストラリア南東部を出港した。団体幹部が明らかにした。
同団体は今回、昨年までに比べ出発時期を1カ月ほど早めた。南極海で待ち受けるのではなく、北太平洋へ船を派遣して早い段階で日本の船団を発見する狙いだ。
国際刑事警察機構(ICPO)が国際手配している団体代表ポール・ワトソン容疑者についても妨害活動に参加する可能性があるとしているが、妨害船に乗っているかどうかは明らかではない。
ワトソン容疑者は、中米コスタリカ当局が出した危険航行容疑の逮捕状に基づきドイツで逮捕されたが、保釈中に出国し所在不明となっている。
(共同)