あの日は本当に辛かった…。
それはまさしくTVドラマのようで…。
病院に着きCTを撮り
検査結果が出るのをまった。
妻の手を握り声をかけ
少しでも不安を紛らわそうとしたが
自分の不安が伝わったのか
妻は「ごめんね ありがとう。」と言った。
そして妻の名前が呼ばれ
「旦那さんだけでいいですよ。」と言われた。
診察室に入りPCのモニターに映し出されたCTの画像を見ながら「脳に転移している。」と説明があった。
そして…
「余命は1〜2ヶ月。週単位で…。」と。
そんな話しを聞き頭が真っ白になっていた時に
診察室の扉からノック音がなり扉が開いた。
妻が「自分も話がしたい 聞きたい。」と
看護士さんと入ってきたのだ。
そして聞いていたかのように先生に
病状を確認した後
「余命はどれくらいですか?」と…。
先生は自分の顔をチラッと見た後
同じように妻に告げた…。
その後
色々な話をして病院を後にした。
車の中で
ただひたすら泣いた…。
声を上げ
妻に「なぜ?なんで?嫌がらせ?」
ときつく言ってしまった。
妻は
「いつまでも生きている。と思ってそうな言動が気に入らない。」と…。
自分は
「そうじゃない!」としか言えなかった。
あの日…余命宣告を2度聞き…
帰宅後…妻のご両親に説明をした…。
あの日…
あの時…
まともに妻の顔が見れなかった。
背中をむけ…「ごめんね。」と言う妻に
何も言ってあげられなかった。
ただ抱きしめて…。
側に居て髪を撫でることしかできなかった。
「ごめんね。」は自分の方なのに。
最低な旦那で「ごめんね。」