今回は土日の2日間にわたって、1日6時間のみっちりメニューで
ワークショップを開きました。
今回のテーマは「自然界の4大要素と遊ぶ」。
私たちの周りにある、火・水・土・空気に注目して、
それらのもつ、性質やリズム・息・他のものとの反応、などを
体感、研究、ディスカッションしながら進めていきました。
目的は、例えば、芝居の役作りの引き出しを増やす。
例えば、ダンスの振り付けの引き出しを増やす。
例えば、美術の空間の使い方、アイデアの発見。
などなど、また違うアプローチの仕方を体感することによって
表現する人たちの、引き出しが増える一助になれればな、と思って始めました。
(1日目)
まずはカラダをほぐしながら、動かした後、輪になって自己紹介。
初めての人たちと出会うときは、その人がどんな人なのか、知るのはとても
楽しいです☆
その後、カラダの感覚や周りの空気を敏感に感じられるようになるゲームをして
本題に入りました。
1)「空気」
空気と聞いてどういうイメージがあるかを参加者と出し合い、
(軽い・透明・やさしい・無 など)
自分がシャボン玉になって、その場所にいてみる。
歩いてみる。
どのくらいの軽さなのか?
どうやって歩くのか?
呼吸、リズム、スピードを変えて試してみる。
そして
カラダの感覚が馴染んできたら、
外からの影響を受けてみる。
エアコンの風が吹いたら、どうなるのか?消えたら?
ドアが開いて、そのドアから風が入ってきたらどう反応するのだろう?
最初はとまどっていた参加者もだんだん自分なりの感覚をつかんできました。
とにかく、カラダで体感して反応していく。
2)「土」
土のイメージを出してもらう。</p>
(冷たい・始まり・終わり・汚い・重い・乾いている・湿っている など)
粘土をイメージして、こねてみる。
どのくらいの硬さで、どんな弾力かをイメージしながら、
だんだん、粘土を大きくして、腕だけでなく、足やカラダ全体を使ってこねていく。
やがて、粘土の中に自分がめり込んでいく、粘土のなかで動いてみる。
どのくらい、歩くのが大変なのか?
どのくらいの重力なのか?
3)「火」
火のイメージを参加者が考える
(熱い・強い・怖い・かっこいい・吸い込まれる・明るい・激しい・広がる・和む・優しい・大きい など)
次に火の種類を考える
(太陽・暖炉・タバコの火・マッチ・線香・花火・ろうそく・ガス・火事・焚き火 など)
そして、参加者4~5人で、火の中の1種類を選んで、そのものを表現してみる。
みんなで、色や、リズム、激しさ、時間経過などいろんなことを想像しながら作っていきました。
例えば、マッチをやったときに、一度はじけたあと、侵略していく、
これは、海賊が襲っているのように見え
例えば、太陽をやったとき、
これは母と子供が戯れているような、シッカリした親分と弱々しい子分の関係に見え、
そのものを表現するだけでも、ドラマが生まれ始めたり、キャラクターが生まれたことは、
芝居にもダンスにもつながっていく創作の元の部分を見ているようで
すごくおもしろいものです。
4)[水」
海の中にあるワカメの感覚から、水を体感していきます。
水といっても、しずく・小川・滝・大河・海・氷などいろいろな種類があります。
動きの大きさも違ければ、リズムも、息遣いもちがいます。
それらを体現して、そこから、どういう声をだすのだろう??
というところまで、発展させていきました。
5)「空気」
季節をピックアップして、それぞれのイメージを出してもらう
*春(生暖かい・ぼんやり・花の香・水色・黄・黄緑・薄紅 など)
*夏(べっとり・重い・にごっている・どんより・濃いオレンジ・赤 など)
*秋(寂しい・透明感・乾いている・静か・空が高い・茶・カーキ など)
*冬(キレイ・研ぎ澄まされている・冷たい・空が高い・白・灰色 など)
と、このように、同じ空気でも季節によって全然イメージが違います。
重さもちがければ、色のイメージも違います。
それぞれの季節を体感していきます。
どんな動きになるのか?
実際に動くうちにイメージとカラダの間に距離が出てしまったら、他の動きを試してみる。
そして、同じ季節の仲間と出会ったとき、どういう反応になるのか?
どんな声を出すのか?
6)「土」
地球の重力・引力を感じて、自分の体が下から引っ張られているイメージを持つ。
そのイメージのまま、うつぶせから、体を地面から引き剥がし、重力に抗いながら、起き上がるまでを体験する。
どのくらいのエネルギーが必要なのか?
どのくらい重みがあるのか?
1日目は、要素の1つずつを深くいろんな方向から体感していきました。
2日目は、これを発展させて、キャラクターとして出会ったり、
シチュエーションを使って、創作していきます☆