生と死について考える | 私をとおして感じてアメリカ!

私をとおして感じてアメリカ!

ドイツのStuttgartから始まりオレンジカウンティ、ボストン、サンディエゴと長い海外生活を過ごし、今は日本にプチ滞在中
アメリカには何度も出かける予定なので引き続きアメリカ生活ブログのままにしておきます
日本での生活ものせてます

久しぶりの更新です。

長らく放置していてすみませんでした。

それでも気にかけてくださり、コメントしてくれたり、メッセージくれたりと。mammyは幸せでございます。

今日はどうしてもお伝えしたいことがありアップしました。

実は、このひと月ほど、ずっと癌かもしれないというモヤモヤした気持ちで過ごしていました。

それが昨日のこと。

口腔外科の先生から電話があり「良い知らせです。癌ではありませんでした。」と。

英語だったから何度も聞き返してしまった私です。

身体のどこにでも癌は出来るとは頭では理解していたものの舌癌というものが存在するというのは知らなかった。

みんなにも気をつけて欲しいからこうして書くことにしました。

きっかけは歯科検診の際、先生から舌の側面が白くなっているので様子を見る為に3週間後に再度検診に来る用に言われる。

マウスピースをして寝ているのでそれがあたっているだけでしょ。と軽い気持ちでいた私。

ちょうど長女が春休みを利用して遊びにきていたので、通訳として付き添ってもらいました。

早いもんで4月から新社会人となり働いております。私も老けるはずだ~。笑

その検診で、「可能性としては低いものの癌の可能性があるので口腔外科への紹介状を書くので診察に行ってね。」と。


口腔外科の先生はちょっとイケメン。日系3世。でも日本語は話せない。ガックシ。

「舌の一部を切り取って病理検査に出して癌かどうか調べましょう。」と。

アメリカの保険って本当ややこしい!というか、ダメ!

その場で検査出来ず、再度診察予約を取らなくてはならない。

その日が来るまでネットであれこれ調べまくる。そして落ち込む。

ネットで出てくるのは悪い情報ばかり。その先には死がちらほら。。。

もし舌癌だった場合。舌癌は他の癌に比べ転移が早く、早期の段階からリンパへの転移が認められると。

治療もそりゃーそりゃー痛々しく、かなり辛そう。


ひととおり調べつくすと、肝が据わった。

まず今すべきことをやろう!と。

施術日には白い部分は大きくなっていて、突起物が出来ていた。不安がより増すが、口を大きく開けて・・・

舌をちょこっと切るだけだからたいしたことないだろう。と思っていた。

先生も「ほんのちょっとだけ切るだけだからね。」って言うし。

麻酔注射は痛かったけど、その後はまったく感覚もなく終了。

結果は1ヶ月後。←遅すぎだろ!!!

薬局で痛み止めと化膿止めをもらい帰宅。

鏡で見るとなんともえぐいことになってる。

3針も縫ってあるし、どす黒く腫れ上がり、血も出てる~。

痛み止めを飲むが、麻酔が切れてきたせいか激痛が襲い掛かる。

あまりの痛さに夫に電話で訴えるが、私が何をしゃべってるのか理解出来無い夫。

うまくしゃべれないんだもん。


しばらくうめき泣きするしかなかった。

当然、食事は出来ません。

スープや飲むヨーグルトなんてのも用意したけど、ムリムリ。

食欲なし。

それでもお腹はグーグーなる。


数日たって徐々にスープなど食べれる(飲める)ようになる。

でも舌は動かせない。動かすと激痛が・・・

会話も徐々に出来るようになる。


ご飯をもぐもぐ食べれるって幸せだね。当たり前で気付かなかったけど、今回食べれるって事がどれだけ幸せなのかを知る事が出来ました。


ちょこっと切っただけでこの不便さ。

癌じゃなくて本当によかったです。

もし癌だったら、きっと食事をすることが毎回大変な作業になっていただろうから。

食いしん坊の私にはこれほど悲しいことはないから。



ネットサーフィンしてて暗い情報しか目に入りませんでした。

私がこうして検査したけど大丈夫だったよ!ってブログに書くことで、同じように検査を受けることになった人が読んでくれて、癌じゃない人もいたんだ。って勇気が出たらいいなって思って書くことにしました。


あと。舌の異常って見逃しがち。
歯医者さんで舌までチェックしてくれるのって少ない。担当外だと思っているのかも。
私も、うちの歯医者さんってどうして舌まで診るの?って思ってたくらいだから。

舌は自分で見れるので、ぜひ定期的にチェックしてみて。

何か変わったことがあったら病院へ。

自己判断で放置して気付いたときには遅かったってならないで。

いつも同じ場所を噛んでしまうとか、歯並びが悪く慢性的に歯が舌にあたっていると、その場所が病変化してしまうこともあるそうです。


痛いと気付くけど、癌は最初の段階では痛みはまったくないそうなので。


今回のことで、家族にも舌のチェックをするように言いました。

私も今後は自分でもチェックしていきます。


ところで。結局私の舌に出来たものはなんだったのか?

夫に聞いてもらうように頼みました。


次は明るい記事を書きたいと思います。

ずっとほったらかしていたブログなのに、気にかけてくださりコメントやメッセージを下さっていた読者様たち。ありがとうございます。

今後ともよろしくお願いします。

mammy