ぜろにとって、幼稚園で過ごす最後の日でした。
お別れパーティーをしてくださるとのこと。。。
本来ならば、手作りケーキを作って持っていくべきところでしたが、引越当日では何も作ることができなかったため、パリで買ってきたマドレーヌを大量に持って行きました。
ぜろは先生に「ママは作れなかったからパリでケーキを買ってきたよ!」と、親切心から説明してくれてました。
事前に先生には伝えておいたことでしたが、ま。ここはぜろを立てておきましょ


引っ越しは二日間かかりました。
引越初日には、近所に住んでる同じクラスだったニコとニコママのエルケがお別れを言いに来てくれました。
引越一日目だったため、私にもまだ余裕がありました。


とっても素敵な手作りのカードをプレゼントしてくれました。

ニコとは、幼稚園から毎日一緒に帰ってきてました。
庭先から「チュース ニコ!」「チュース ぜろ!」の声が聞こえると、帰ってきたんだな!!の合図になってました。

なんとも平和で のどかな帰宅風景ともお別れです。


ずっとお迎えに行ってませんでしたが、幼稚園最後の日だけは、お迎えに行きました。
そりゃね。やっぱり先生方に今までのお礼とお別れを言いたかったから

大好きだった担任の先生ニコールとシルビアと

「アメリカから手紙を書くからね!」
「先生も手紙送るね!元気でね!また遊びに来てね!!」
先生はちょっぴり涙ぐみ、ぜろは満面の笑顔でお別れしました。

園長先生にもお別れの挨拶をさせていただきました。
初めての日本人を快く受け入れてくれた幼稚園&先生方には、感謝の気持ちでいっぱいです。

毎日通った通学路も、感慨深い思いで一歩一歩踏みしめて歩きました。

先生手作りのプレゼントのTシャツを着て見せてくれたぜろ。
ぜろがFashingで着た恐竜の着ぐるみの絵を描いてくれてます。
毎回思うことですが、子供が何を好きなのか、何に興味を持っているのかをちゃんと把握してる先生方には頭が上がりません!尊敬してます


このあと。。。
突然立ち止り、号泣するぜろ

「ぼく、ドイツにずーっといたいな。せっかくドイツでお友達がいっぱいできたのに。みんなと仲良く遊んでたのに・・・お別れしなくちゃいけなくなっちゃった。ぼく、それが悲しいの」と、泣き崩れてしまったぜろ

これには、やられました

私も一緒になって泣いちゃった

幼稚園生活がとっても充実していたってことだもんね

落ち着いてから家に戻り、覗いてみたリュックの中には・・・
・お友達からもらった絵のプレゼント
・ロッカーに貼られていたぜろの写真
・3年間かかって作ったバッグ(毛糸の色は自分で選び、ひと目ひと目丁寧に縫っていきます。)
・本当はクリスマスプレゼントとして制作したフエルトのキーフォルダー(私とタディオさんへのぜろから手作りのプレゼントです)ぜろはクリスマスまで在籍しないのでプレゼントは無しなんですが、先生方の計らいによりご用意して下さいました。

日本の幼稚園とはまったく違うドイツの幼稚園で3年間過ごしたぜろ。
私には想像もつかない たくさんの苦労もあったと思うけど、たくさんの友達や優しい先生方と毎日楽しく過ごせたことは、ぜろの成長に大きな影響を与えてくれたと、私も感謝しています。
ドイツは、私たち家族にとって、かけがえのない場所です。
いつかまた戻ってきたい。そう思える場所に出会えたことは幸せです。。。
