| 少年検閲官 (ミステリ・フロンティア) 北山 猛邦 (単行本(ソフトカバー) - 2007/1/30) 320ページ |
| 新品 : ¥ 1,785 (税込) |
【あらすじ】
何人も書物の類を所有してはならない。もしもそれらを隠し持っていることが判明すれば、隠し場所もろともすべてが灰にされる。僕は書物というものがどんな形をしているのかさえ、よく知らないーー。旅を続ける英国人少年のクリスは、小さな町で奇怪な事件に遭遇する。町中の家々に赤い十字架のような印が残され、首なし屍体の目撃情報がもたらされるなか、クリスはミステリを検閲するために育てられた少年エノに出会うが……。書物が駆逐されてゆく世界の中で繰り広げられる、少年たちの探偵物語。メフィスト賞作家の新境地!
【抜粋メモ】
「『探偵』は森に住んでいて、町の人間たちの首を切る。どうして首を切るのか、僕らにはわからないよ。でも、悪いことをしたら『探偵』が首を切りに来るんだって、大人たちは子供たちを脅すんだ。云うことを聞かせようとする時とかにね。こうして赤い印を残すのも、誰も悪さしないように町を見張っているからだって」
「森の首なし屍体も『探偵』が?」
「首なし屍体?あ、頭のない屍体のことか…たぶん『探偵』の仕業だよ」
「そんなの…」
『探偵』じゃない。 [P.70]
