前巷説百物語 京極 夏彦 (単行本-2007/4) 729ページ

¥ 2,100 (税込)

【あらすじ】
晴らせぬ恨みを請負い、裏の渡世人たちが仕込む驚愕の仕掛けとからくり!!
直木賞受賞作「後巷説百物語」へ続く、若き又市たちの活躍を描く。大胆な仕掛けで恨みを晴らす又市たちの出会いが語られる。

【感想】
御行になる前の若き又市さんの物語。人の損を相応の金で請け負う『損料屋』の裏の家業をお手伝いしていた事が、その始まりらしい。百介さんに出会った事は偶然ではなく、棠庵先生の"替わり"ととしてという事実が判明!おぉぉぉ…ッ///「誰も死なずにすむはずなんだ」ともがく、若くまだ未熟な又市さんは必読。

【抜粋メモ】
「何だ"あれ"は」
「"あれ"は京橋の蝋燭問屋の三代目です」
「商人か。そうは見えねぇがな。あの恰好は医者陸か易者か----"まとも"じゃねェぞ」
まともじゃないですねぇと棠庵は愉快そうに笑う。 [P.571]

(いかにも走り慣れていない様が不恰好だの、自分を呼び止めた相手を探す様子に勘"も"悪いだの散々な言われよう/笑)