全ての好条件が揃ったかのように思われた今回の旅
今回ばかりはと思って油断していると思わぬ悪魔が現れます
頂上を目前にした我々はホテルの一室に居ました
未だ見ぬ頂きを夢見て
千畳敷ホテルの一室より再開↓↓↓
やる事が無いので仕方無いのかもしれませんがそれにしても寝過ぎです(冬眠か)
朝、微睡みの中、外の風の音を確かめました
もうそれが日常生活で当たり前であるかの様に意識が戻る度に、風の音を確認する癖がつきました
何せ昨夜の強風と言ったら、ホテルの窓が割れるんじゃないかと心配するほど強烈で風の音で何度も意識が戻ったくらいです(寝過ぎで眠りきれないだけじゃないですか)
本日は登頂出来ようが出来まいが14時のロープウェイで下山しなければ帰れなくなってしまいます
泣いても笑っても今日の8時くらいには頂上を目指して出発しなければ間に合いません
それまでに風が止み天候が回復するのか
次に意識が戻ったのは携帯電話のアラームでした
気付けばNが僕の布団をまたいで外の様子を伺っています
僕「どう?」
N「うーん」
僕「微妙な感じ?」
N「そやなぁ、、、薄っすら見えるけど」
僕も起き上がり外の景色を確認しました
成る程、、、薄っすら見える感じです
風の方はと言うと、吹いたり止んだりですが、少し見ていると直ぐに山の輪郭は目に見えなくなってしまいます
時間のある限りギリギリまで粘ろうと思って身支度をしていると部屋の電話が鳴りました
Nが電話をとりました。僕はNの何とも言えない表情を観察していましたが、顔に出やすいNの表情が不穏な色を見せ始めました。
何かあったな( ̄ー ̄)
嫌な予感は的中
強風の為ロープウェイが一時運休しますとの連絡だったようです
( ;´Д`)
登山どころか帰りの道まで閉ざされて行くも地獄帰るも地獄という状況に陥ってしまいました

もしかしてもしかして最悪帰れなくなっちゃった???
それはマズイでしょう

僕「フロントの人何て言うとったん?」
N「お昼迄には何とか動くと思うって」

もし仮に一回ロープウェイが動いたからと言って二回三回と動いてくれるとは限らない状況の中では本日中に帰らなければならない二人は無茶は出来ません

という事で誠に残念ではありますが、ここで登頂を断念

ロープウェイが動き次第下山する事に決まりましたm(_ _)m
春になればホテルのパンフレットにある様な景色が眺められたんでしょうが本当に残念です
でも仕方無い

11時ごろ再び部屋の電話が鳴りました
フロント「ロープウェイを動かしますがバスが止まってしまっているのでお急ぎの方は特別に車で送迎させて頂きますがいかがいたしましましょう?」
N「行きます!」
さぁ又ロープウェイが止まる前に降りるぞ
そして無事しらび平に到着、車で下山する車中には同じホテルに泊まった他のお客さんと一緒になりました
隣に座った現役が長そうな山ボーイの方が
山B「残念でしたね。山は良い時より悪い時の方が多いから、、、、条件の良い時はラッキーだと思って感謝しないとね。それに悪い時が多いから絶景を眺める事の出来た時がまた最高なんですよね」
と仰ってました
成る程、深い( ̄▽ ̄)
僕らは未だ未だ若輩ですが、その最高の一瞬を味わいたいのでまた懲りずに必ずリベンジします!
助手席に乗っていたNも
N「運転手さんに言われたわ。山は逃げませんからって」
そうですよね♪( ´▽`)
さぁしかし、バスの発車まで三時間以上ありますがどうしよう?と言っているとそこは風呂好きのN
N「勿論温泉でしょう」
という事でバスセンター近くの温泉に
未だ天気の悪い山を眺めながら浸かる湯の感覚
悔しいけれど、忘れじの湯となりました
風呂の後は食事です

ソースカツ丼のお店へ
丼から溢れてます
登山出来なかったフラストレーションを晴らすつもりで思いっきりがっつきました

食事を終えても未だ未だ時間があったので、辺りをウロウロ
遠くの方に南アルプスっぽいのが見えました

道案内を見るとけっこう色々あるみたい、、、(;゜0゜)これは!!
何とスケートパークがあるじゃないですか
是非見ておこうと歩いて行くと
カブトムシとクワガタのオブジェがありました
スケートパーク発見
ボルタリングのウォールもありました中々充実した公園でした
とまぁここでタイムアップ
登頂出来なかったけれど結果的には楽しめたので次に期待です
長いのに最後まで読んでくれた、あなた!!
ありがとうございますm(_ _)m
激冬眠注意木曾駒ケ岳登山記
おわり