激闘6 | 乾壽也の真剣勝負

乾壽也の真剣勝負

乾壽也の日常生活、趣味やら仕事やら紹介します。
名古屋を中心に役者として活動しております。
非常に多趣味故に遊び中心の話題が多くなるかも、、、笑

阿曽原温泉までは無事に辿り着き秘湯を満喫した我々

危なっかしい毎日でしたが、確実に前に進んできました

どんな人間でも、足を前に出せばゴールに近付くのですね

気付けば長い距離を歩いていました


此処までのコースを振り返ってみますと

初日 室堂→剣山荘

二日目 剣山荘→剱岳→剣山荘→仙人池ヒュッテ

三日目 仙人池ヒュッテ→仙人温泉→阿曽原温泉

此処まではなんとか順調の様に見えますが、我々の身体は積み重なる疲労で確実に消耗しておりました

登山初日には想像もしていなかった程の満身創痍

二人共、口にはしませんが早くフラットな地面を歩きたいと思っていました

山に入って四日目、なんちゃって山男の冒険も本日が最終日

泣いても笑っても本日下山

しかーし、本日の行程には剱岳の次に楽しみにしていた水平歩道が待っているのです

疲れた心身を癒してくれる絶景だけを楽しみに、、、

第四日目、STARTです!!

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Nは昨日、「明日は水平歩道だから、登りは無いし、水平な道が続くよ」

と気休めを言っていましたが、もうそんな言葉には騙されませんパー

此処に来るまでのコースタイムも全くあてにならなかった弱脚の我々(・_・;

本日もコースタイムに時間を上乗せして計算する必要があります時計

Nは懲りないのか、出発時は毎日呑気で時間に対してもどこから涌いてくるのか分からない変な自信があるようです( ̄ー ̄)

 

 

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出発して10分、、、やはり登りも下りも存在します
当たり前ですよね だって僕達山に居るんですから

 

 

 

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とは言えお楽しみの水平歩道への道
期待に胸が高鳴りますラブラブ

 

 

 

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僕の膝も胸の高鳴りに呼応する様にズキズキとビートを刻んでいます♪( ´▽`)

そして、段々と道の雰囲気が、、、

 

 

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此処はもしや水平歩道なのでは??

ここいらで一つ豆知識として水平歩道について浅い知識の僕が知っている限りを説明しますパー

水平歩道は欅平から仙人谷までを結んだ道で今から90年ほど前に水力発電の調査の為に人工的に造られた道のようです、、、

(ようです )間違えてても知りません汗

下調べした時点でこの水平歩道を歩く際は何個かトンネル状の場所を通過するのでヘッドライトが必要だと知っていましたので、アイゼンやピッケルを持って来なかった僕ですが、
今回はちゃん用意しましたよ〔Nの私物ですが〕

 

 

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先ずは一つ目のトンネル?に到着

 

 

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なるほど、今は雪渓になっていますが、秋までには雪解けして川になるんでしょうね
そしたら向こう岸へ渡れないので、滝の浦を通る感じでトンネル状になっているわけですね

 

 

 

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でもヘッドライトが必要なほど暗くないですよ

 

 

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ライトはいつ必要になるんでしょうか?

そんな疑問も直ぐに解消されるのですが、その前に、四日間を共に、、、移動中も含めると既に五日間を共にしてきた二人ですがこんなに長い間二人っきりで生活するのは始めての事で、登山が始まる前から想像はしていたのですが、人間疲れが溜まるとどうしてもイライラしてきますプンプン


ましてや連日の予想を越えた過酷さ、日常のストレスとはまた違った形で表面に出てきたりします

 

 

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此処まで二人の間に亀裂が生じ無かったのは奇跡でしょう( ̄ー ̄)

 

 

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まぁ雪渓が続いた時は愚痴を言ったりもしましたが本気で怒った訳ではありません

下調べ不足の自己責任ですから

大人ですよ、僕だって

そうやって平穏にやってこれた奇跡を感じながら水平歩道を歩きながら携帯でビデオを撮っていた僕映画

 

 

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Nの方にカメラを向けながら冗談のつもりで又々眼前に現れた雪渓に対しての愚痴コメントをもらした瞬間

Nが冷たい言い方で「そういうの気分悪いから止めてくれる?」

、、、

はい、、、

此処まで遠慮も確かにありましたよ

親しき仲にも礼儀あり

守ってきたつもりでしたが、この瞬間僕の中で黙っていた鬼が目覚めました


静かにカメラを止めた僕

「はぁ 何て?お前なぁ 俺が此処まで何も我慢せんと来たと思うか?もうお前気に入らんのやったらこっから落ちる?」

(おいおい汗いくら何でも乱暴過ぎる言い回しでしょう乾さん)

その言葉に対してNは
「分かったわ、もしこの先雪渓歩かなあかんだら、首くくるわ!!」

その言葉にマッハ後悔した僕はNに丁寧に謝り和解の握手を求めました
Σ(゚д゚lll)

足を踏み外したら即谷底のこんな場所で喧嘩とは危険過ぎます(-_-;)

 

 

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嘘でも本当にきこえてしまう冗談が通じない場所ですから

 

 

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本来仲の良い二人なので直ぐに仲直り出来ました(#^.^#)


さてその二人が喧嘩する原因になった雪渓の前まで来ました

 

 

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何と、今度は本格的な洞穴じゃないですか( ̄◇ ̄;)

 

 

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この洞窟を通って反対側の

 

 

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丁度滝になっている上の部分に穴が見えます

ヘッドライト装着!!

いざっ!

暗っ!!

暗過ぎます、これは携帯のカメラライトも使わないと、、、

この洞窟に入るといきなり左に道が折れていました

僕達が行きたいのは右なんですけど汗
どういう事???

と思いながらどんどん進んで行きましたが、一向にゴールである外の光が見えてきません
それどころか気付けば僕達の足元を地下水?雪解け水?が、
くるぶしの辺りまである水深で流れております

この時二人の頭には恐怖の二文字しか無かったと思います

永遠に続くのではないかと思われるほどの闇、ヘッドライトが照らせる距離はほんの1メートルほど

実際は5分ほどだったのでしょうが、ものすごく長く感じました

 

 

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何かそこら辺のお化け屋敷より怖かったですショック!

Nも怖がりなので相当ビビってました

洞窟をクリアした僕達はホッとしたのかお腹が空いたので、軽食タイムをとりました

 

 

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水平歩道の絶景を見ながら贅沢な貧しい食事です( ̄▽ ̄)

 

 

 

 

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この後も身体の疲れを忘れさせてくれる景色が続きました

 

 

 

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水平だった道が下りになってきました

もうすぐ僕達の山歩きも終わりを迎えそうです

 

 

 

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既に限界を越えた足を引きずりながらよく此処まで来れました

最後の最後まで山は僕達に厳しかったけど、精神力はちょっとレベルUPできたかな?

 

 

 

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欅平が見えてきました

 

 

 

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後もうちょい!!

 

 

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そして、、、

ゴーーーーーール

 

 

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欅平に到着した僕達はビールとジュースで乾杯して、ゴールを祝いましたクラッカー

 

 

 

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色々あったけど、二人共無事に下山出来ましたニコニコ

ありがとうN

心の中でそうつぶやいた僕でした、、、

今回僕達の歩いたルートをNがGPSでログをとっていたので載せます

 

 

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これにて激闘三泊四日立山連峰登山記終了です!!

最後まで見て下さった皆様

ありがとうございますm(_ _)m

次回は、、、

えっ??

まさか

続くんですか?


さぁどうでしょう( ̄▽ ̄)

お楽しみにグッド!