<WOWOWサッカーゼロ通信09/05/08

『正義は勝つ』…。古今東西、勝負事の場面で長く語り継がれてきた言葉だ。では、サッカーにおいて『正義』とは何か。それはゴールを目指して攻め続ける姿勢ではないだろうか。なぜなら、サッカーというスポーツは、入場料、放送権、物販と、全てのカテゴリーにおいて「ファン」の資金によって成り立っており、ファンの満足こそ最大の目的であり使命だからだ。

ファンを満足させる方法は、「勝利」と「ゴール」の2つに集約される。しかし、「勝利」を得るには「ゴール」を決める必要があり、その意味では「ゴール」こそ、最大にして唯一の方法だと言い換えられる。

そんな中で発案された『アウェイゴール2倍』というCL独自のルールは、「サッカーをより攻撃的に!」を合言葉に生み出されたサッカー史に残る革命だった。

CL準決勝チェルシーvsバルセロナについて、昨日の2nd Legのチェルシーを非難するつもりはない。前半9分に先制点を挙げたホームチームが、それ以降自陣に引きこもることは良くある話。問題は1週間前の1st Leg(バルセロナ・ホームで0-0)にあった。10人で自陣を固める弱気なやり方が、結果的に裏目に出たのだ。

2nd Leg94分間を通して、PKという判断でもおかしくないジャッジが3度。チェルシーにとって不利な判定が見過ごされたのは事実だ。バルセロナの枠内シュートがイニエスタの1本だけだったのもまた事実だ。しかし、決勝に進出したのはバルセロナ。『アウェイゴール2倍』とは、そういう危険と背中合わせのルールなのだ。

『正義は勝つ』。スペインのチームだから贔屓して言っている訳ではない。真摯に攻め続けたチームに、最後の最後、勝利の女神が微笑んでくれた…。それが嬉しくて堪らない。

Star File 335 クリスティアン・ロドリゲス ウルグアイ/ポルト/MF パワ:3 スピ:4 テク:4 パス:4 芸術:5 男前:4 一言:ようやく覚醒


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