<WOWOWサッカーゼロ通信09/11/06

3戦全敗…。U-17日本代表の冒険は、あっという間に終わりを告げた。今大会、日本代表は何を残し、何を失ったのか…。

実は3試合とも「上出来」ではあった。王者ブラジルには後半ロスタイムまで2-2と善戦し、最後、GKのミスにより金星を逃した。続くスイス戦では、前半を2-0とリードして折り返すなど圧倒したが、逆に後半、またもGKのミスなどで4失点を喫し、苦杯を嘗めた。第3戦のメキシコ戦も、前半は互角の展開を見せていた。

3試合で5得点を挙げた攻撃陣は、合格点だろう。〝神童〟宇佐美&宮吉が世界デビューを果たし、長身FW杉本、中盤センターの柴崎&小島も、世界に通用することを証明してみせた。

一方でミスを連発したGKや、身体能力で圧倒されたDF陣には、早くも失格の烙印を押さざるを得ない。無論17歳、これからの上積みも期待出来るが、如何せんDFの登録名簿に一人も180cm台の選手がいないのは如何なものか…。

勿論サッカーは足でやるスポーツで、今はDFからの組み立ても重要視される時代だ。しかし、DF本来の仕事である「体を張って守る」ことが出来ずに、足元の技術ばかりが注目されるのは本末転倒ではないか。今大会の日本代表DF達は、一様に「足元は上手いが守れない」選手が揃っていた。

「長身=足元が下手」という一般論はあるが、技術は努力で身に付いても、背は努力では伸ばせないのも事実。U-17W杯という大会は、結果も大事だが、未来のA代表への投資という考え方もある。この世代だからこそ、多少のミスには目を瞑り、長身DFを育てる方針があっても良かったのではないか。

闘莉王、中澤以外に信頼の置けるセンターバックが見当たらない今のA代表然り、日本と世界の差はこんな所にもあるようだ。

Star File 361 セルゲイ・セマク ロシア/ルビン・カザン/MF パワ:1 スピ:1 テク:3 パス:3 芸術:3 男前:4 一言:頭脳でボールを蹴る男
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