<WOWOWサッカーゼロ通信09/06/12>
ちょうどこの原稿を書いている最中に、そのニュースは飛び込んできた。『R・マドリード、8000万ポンド(128億円)でC・ロナウドと直接交渉』と。マンチェスターUが先に発表し、R・マドリードがそれに続いた。
推測するに、これはマンUが仕掛けた駆け引きだ。「この金額なら我々はロナウドを放出します」という宣言は、「これ以上、値下げはない」というレアルへの強いメッセージであり、同時にサポーターを納得させる手段でもある。強調するが、8000万ポンドはサッカー界の常識を超えている。
カカー、ロナウドの獲得に費やした移籍金は、実に217億円。恐らくこれにビジャ獲得資金52億円が加算されるとして、さあ、来季のR・マドリードを占ってみよう。
ポイントはロナウドのポジションだ。クラシコやCLなど、強豪との対戦を考えた時に、その守備意識の低さは致命傷。ここはファーガソン同様、彼の攻撃力を最大限活かすべく、FWでの起用が濃厚だ。
とは言え、本職でない彼の1トップは不自然で、その相棒にはビジャかラウール、イグアインが務めることになる。2トップの場合、中盤は4枚ボックス型で、セレソン同様、カカーを左MFに配し、その逆サイドをロッベンとイグアインが競う。
2ボランチは引き続きガゴとラサナ・ディアラで、前者がスナイデルと、後者はマアマドゥ・ディアラと、それぞれ鎬を削る。現状DFラインは、右からセルヒオ・ラモス、ガライ、ペペ、エインセ、GKカシージャスといった具合。ただし、センターバックの補強は急務だ。
早くも〝新銀河系軍団〟と化したレアルだが、ファン・ニステルローイなど現有戦力の売却も軽視できない。いずれにせよ、この夏の市場はR・マドリード主導で展開されることとなる。
★Star File 340 アルテム・ミレフスキー ウクライナ/ディナモ・キエフ/FW パワ:3 スピ:2 テク:3 パス:3 芸術:5 男前:5 一言:イケメンNo.1