<WOWOWサッカーゼロ通信09/06/22

 日本代表が参加していないせいか、現在開催中のコンフェデレーションズカップは、殆ど国内では報道されていない。唯一、放送権を持つフジテレビだけが盛り上げようとしているが、如何せん単独での報道には限度がある。

 通称〝プレ・W杯〟。4年に一度、W杯の前年に、本大会と同じ会場で開催される。出場権は各大陸王者に与えられ、今大会はEURO2008優勝のスペインや、コパ・アメリカの覇者ブラジル、アジアカップ制覇のイラクなどが、現・世界王者のイタリア(2006W杯優勝)を交え激突している。

 フェルナンド・トーレス、ビジャ、シャビ、セスク、プジョル、カシージャス…。今や世界最強となったスペイン代表も、イニエスタなど極一部を除きベストの布陣である。一方もう一つの優勝候補ブラジルも、ロナウジーニョが戦術的理由により外れているだけで、カカやロビーニョなど、ドゥンガ監督が考える理想のメンバーを招集している。それはリッピ監督率いるイタリア代表にも同じことが言えるだろう。まさに豪華絢爛、スターの競演…といったところか。

 しかし、これまでの試合を観る限り、それは的外れな表現だ。アジア代表イラク、オセアニア代表ニュージーランド、北中米カリブ代表アメリカ、そして開催国の南アフリカは、戦力値で劣るとは言え、余りにも消極的な試合内容で観衆を飽きさせている。唯一、アフリカ代表のエジプトだけが、特有の個人技と旺盛な闘争心で、ファンの心を掴んだのが救いだろう。

各大陸王者が集うプレ・W杯。しかしその出場規定が、大会全体の試合内容を低下させているのは皮肉なことだ。また、この各国間の戦力差は、そのまま各大陸間の差でもある。我々日本人も、アジア予選ばかりに目を向けている場合ではないようだ。

Star File 341 スティーヴン・ピーナール 南アフリカ/エバートン/MF パワ:3 スピ:3 テク:4 パス:3 芸術:4 男前:4 一言:南アの星


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