<WOWOWサッカーゼロ通信09/06/26>
イタリア代表の敗退が決まった。コンフェデレーションズカップの準決勝に、現・世界王者の姿はなかった。
今大会の中心選手を列記してみよう。システムは4-3-3で、GKブッフォン(31歳)、DFザンブロッタ(32歳)、カンナヴァーロ(35歳)、キエッリーニ(24歳)、グロッソ(31歳)、MFデ・ロッシ(25歳)、ガットゥーゾ(31歳)、ピルロ(30歳)、FWカモラネージ(32歳)、ジラルディーノ(26歳)、ヤクインタ(29歳)が基本布陣だ。30代が7人…高齢化は明白だ。
中にはアメリカ戦で2得点を記録したFWジュゼッペ・ロッシ(22歳)や、ブラジル戦で先発したMFモントリーヴォ(24歳)など、期待の若手もなくはないが、如何せん世代交代で後手を踏んでいる印象は否めない。
主将カンナヴァーロの敗退後のコメントは興味深い。「バッジョ、デル・ピエーロ、トッティのような存在がいない状況では、チームの再構築は不可欠だ」。〝バッジョ、デル・ピエーロ、トッティのような存在〟とは、つまり独力で難局を打破できる『ファンタジスタ』を指し示す。
思い返せば過去、イタリア代表には常に『ファンタジスタ』が存在した。古くはジャンニ・リベラ、70年代はアントニョーニ、80年代はジャンニーニが君臨。そして90年以降はバッジョかゾラか、デル・ピエーロかトッティか…など、「ファンタジスタ論争」すら巻き起こったほどだ。
堅い守備を評して『カテナチオ』と呼ばれるイタリア代表は、昔から1人の『ファンタジスタ』と10人の選手たちで戦ってきた。カッサーノかジョヴィンコか…いずれにせよ、今、イタリア代表を救えるのは、やはり『ファンタジスタ』だけなのかも知れない。
★Star File 342 ホセ・アンドレス・グアルダード メキシコ/デポルティーボ/MF パワ:2 スピ:5 テク:4 パス:3 芸術:4 男前:3 一言:メキシコの至宝