<WOWOWサッカーゼロ通信09/07/03>
08-09シーズン、エスパニョールは全38試合で僅か49失点しか許していない。これは20チーム中6番目に優秀な成績で、あのR・マドリードやビジャレアル、バレンシアよりも堅守であったことを示している。
中村俊輔が移籍を果たしたエスパニョールとは、そのようなクラブである。故に課題は明白。如何に得点を奪うか…これが来季のテーマだ。
今日現在、新加入選手は中村の他にイスラエル代表FWベン・サハル、前デポルティーボMFベルドゥのみ。主将タムードの去就が不透明だが、現在考えうる範囲でメンバーを予想してみよう。
堅守を支えたGKカメニ(カメルーン代表)、CBパレハ(アルゼンチン代表)、ハルケは健在。今季躍進を果たした右SBセルヒオ・サンチェス、〝エスパニョールのマルディーニ〟ことダビド・ガルシアの左SBも固いだろう。
ポチェッティーノ監督の好みは4-2-3-1であり、中盤センターはデ・ラ・ペーニャとモイセースが組むはずだ。トップ下は中村かベルドゥ、もしくはルイス・ガルシア(スペイン代表)。いずれにせよこの3名がトップ下、右MF、左MFの3つのポジションを流動的に動き回りそうだ。1トップはタムードかイバン・アロンソ、もしくはベン・サハルが争う。
ただし、アウェイの場合はデ・ラ・ペーニャをトップ下に上げ、もう1枚守備的MF(例えばロマン・マルティネス)を加えるケースも増えるだろう。
ともあれ、中村、デ・ラ・ペーニャ、ベルドゥと、彼ら司令塔タイプが共に機能すれば、ボール支配率は上がり、面白いチームとなりそうな予感はある。元々守備は良いだけに、後はボールをゴールに流し込むFW次第といったところか。新スタジアム元年で意気揚々と補強を進める幹部の期待は、殊の他大きいに違いない。
★Star File 343 ダニエル・ハルケ スペイン/エスパニョール/DF パワ:3 スピ:2 テク:2 パス:2 芸術:3 男前:5 一言:若頭 ※2009年8月8日、ハルケ選手は心臓発作のためチームの遠征先イタリアで亡くなりました。享年26歳。心よりご冥福をお祈りします。